
●1日、チャイナデイリー中国語版は、北京外国語大学の謝韜教授のコラム「中国の夢は日本の悪夢とは限らない」を掲載した。写真は2009年10月1日、中華人民共和国建国60周年の軍事パレード。
「お詫びと反省の国」という枕で寝ていた日本だが、その枕を蹴っ飛ばし叩き起こしたのが中国。
2/3世紀ぶりに寝ぼけ眼でヨロヨロと起き上がって3年弱。
だがまだフラフラする。
立ち上がって普通の人ならぬ『普通の国』になるにはまだまだかも。
そんな状況にあるのが今の日本。
「普通の国」とは中国風だと「新常態」、
英語だと「ニューノーマル」。
日中で「ニューノーマル」合戦をしている。
一方は経済で、一方は自衛力で。
ここ3年ほどで果たしてどんな「常態」ができあがるのだろう。
日本が立ち上がって普通の国になるには、外部の手助けが必要である。
なにしろこのところ「お詫びと反省の国」しかやったことがないのだから。
ずっと眠り続けていたのだから。
そこで手を貸してくれているのお隣の中国。
中国の少々辛口の援助は日本の目を覚まさせ、カツをいれつつある。
中国特有の罵声と恫喝という激励のなかで、日本は覚醒しつつある。
それはいわば叱咤でもある。
「へこたれるな」
「日本はそんなものではないだろう」
「立ち向かってこい!」
と言われているような気分になる。
今年、中国は日本を牽制するための大軍事パレードを華々しく行うという。
こういう圧力が隣で演じられるというのは、目覚めつつある日本にとってはありがたいことなのだろう。
これで「シャキッー!」とできるかもしれない。
さらに一歩「普通の国」へと歩めるかもしれない。
「日本よ、中国をみよ!」
「しっかりせい!」
といった応援パレードのようにも見えてくる。
中国がその軍事力を誇示すればするほど、日本はそれに比例するように自衛力の強化に乗り出せることになる。
「お詫びと反省」の時代には、「眠りを妨げるな」と国民の反対が強かったが、お隣がその強大な軍事力を見せびらかすことになれば、国民としてはおちおち反対なんぞはしていられない。
国家と民族の存亡に関わってくる
ことになる。
少々、オーバーな表現になってしまうが。
まあ、オーバーの方が話がおもしろい。
よって、
「中国に喰われる」ことのないだけの自衛力の増強には賛成
するしかなくなる。
政府にとってはこれが何とも嬉しいこと。
「シメタ!」である。
頬が緩むところである。
中国の援護射撃が日本をどんどん強くしていく。
そんな感慨をもつことになる。
「中国大軍事パレード」両手で賛成、
ということだろう。
政府が中国の脅威をアピールしなくても、中国が勝手に誇大宣伝してくれる。
こんなチャンスはまたとない。
中国の軍事強化に比例して、日本も防衛力強化がすんなりと実行できる
ことになる。
2015年、2017年、2019年、そして2021年と1年おきに大パレードをやってくれるという。
常に圧力をかけることで、
日本の気力をくじき、弱気を引き出そうとするのが中国の戦術
のようである。
一年ごとに4回もやってくれれば、中国の兵器レベルがどの程度のものか明瞭にわかるし、
その技術力の進歩もほぼ全体的に把握することができる。
とすれば、日本の対応策も確定できることになる。
これでは日本がそれに怯え屈することにはならなくなる。
1年おきにやるというのは、手の内をさらけ出すようで、お薦めできない
ことであろう。
でもそれをあえて計画するということは、
★.「対日本」というより
経済成長が降下の局面に入ってきたための対国内宣伝のため
なのかもしれない。
だが、そんなことは古くから予定する必要はないものでもある。
中国に「軍事増強をやめろ」と言ったところでやめるわけがない。
とするなら、残る方法は一つしかなくなる。
その方法とは「自衛力をもっぱら強力に高めること」しかない。
中国に喰われることのないように、中国が日本列島に手出しをしないようにである。
いわゆる「抑止力の増強」である。
その点からみると、この大軍事パレードは
日本政府としては笑いが止まらないモノ
だろう。
この軍事パレードが如何に具体的にして強大
であっても、
日本政府が中国に屈することはない
だろう。
それは
戦争キャリアの深さからくる国民の民族的社会心理
と言っていいものである。
軍事パレードが大きければ大きいほど、
日本の仕事は中国に屈することでなく、
如何に中国の圧力に対抗する軍事力を強化するか、
という方向に向かっていくことになる。
★.中国としては日本に圧力をかけ、力で組み伏せよう
とするためのものであろうが、
★.日本にとっては栄養剤の注射を打たれるような状況になってしまう、
ということである。
ニューノーマルになる大義名分が向こうから歩み寄ってきてくれる
ことになる。
『
ロイター 2015年 02月 13日 15:40 JST
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0LH0F320150213
中国が大規模な軍事パレード計画、日本をけん制=関係筋
[北京 13日 ロイター] -
複数の関係筋によると、中国人民解放軍は今年9月3日に大規模な軍事パレードを実施する方向で準備を進めている。
習近平国家主席の任期中に最大4回の軍事パレードを実施する計画で、
★.安倍政権の右傾化をけん制
するとともに、
★.習主席の指導力をアピールする狙い
があるとみられる。
9月のパレードでは新型の国産兵器を披露する予定。
パレードの模様は全国に放映するという。
江沢民・元国家主席と胡錦濤・前国家主席は任期中にそれぞれ1回しか軍事パレードを実施していない。
ともに建国を記念するパレードだったが、今年のパレードは
1].反ファシズム戦争勝利70周年の記念日
に合わせて行う予定という。
関係筋によると、人民解放軍はすでに北京郊外で秘密裏にパレードの訓練を始めている。
パレードでどのような兵器が披露されるかは不明だが、中国はステルス戦闘機や対衛星ミサイルなどの開発を進めている。
関係筋によると、 中国は
2].2019年10月1日にも建国70周年記念の軍事パレード
を計画している。
3].2017年8月1日の建軍90周年記念、
4].2021年7月1日の結党100周年記念
のパレードも検討しているという。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年2月14日 7時51分
http://www.recordchina.co.jp/a102512.html
中国が9月の「抗日戦争勝利記念日」に軍事パレードを計画、
日本への圧力狙いか=
「日本人は喜ぶ」
「中身のないショー」―米国ネット
2015年2月13日、ロイター通信の報道によると、中国が9月の「抗日戦争勝利記念日」に北京で軍事パレードを行う準備を始めていることが分かった。
ロイター通信は13日、中国が9月の「抗日戦争勝利記念日」に向けて、軍事パレードの準備を始めていると報じた。
軍事パレードは、歴史問題をめぐり安倍晋三政権に対して圧力をかける狙いがあるとみられている。
また、習近平(シー・ジンピン)国家主席が軍に対して完全な支配力を持っていることを示す目的もあると伝えている。
この報道に、米国のネットユーザーがコメントを寄せている。
「軍事パレードを行って日本に圧力をかけようという考えはばかげている。
日本の左派は影響力を失っているし、日本は平和憲法の改正に向けて動いている。
中国が軍事パレードをしたら、多くの日本人はかえって喜ぶだろう」
「中国が軍事パレードをしたって、日本も他の国も脅かされたりしない。
そんなことをしたら、中国は被害妄想を持った外国嫌いだと見られるだけだ。
自分に自信のない国が軍事パレードをするんだ。
世界に対して、自分たちがどれだけ強いかを見せつけようとした結果、かえって悪く見せてしまう。
中国はそれをやるんだろうね」
「ロシアも毎年、大規模な軍事パレードを行っている。
他国を威嚇しようという戦略は失敗だ。
誰もそんなことで脅威を覚えたりしない」
「日本が憲法を改正するのに賛成だ。
中国がそれにどう対応するか楽しみだ」
「これが中国のやり方だ。
中身のない大がかりなショーをやるだけだ」
「中国では軍事パレードが行われ、アメリカでは抗議デモが行われる」
「中国はどうしようもないな」
「独裁者の習氏が自分の権力を誇示したいんだろう」
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年2月1日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/a101586.html
小日本をびびらせろ!
抗日戦争勝利70周年記念パレードを支持するネット世論―中国
2015年1月29日、解放軍報は記事「9月3日の抗日戦争勝利軍事パレードの開催決定」を掲載した。
29日、中国国防部の定例記者会見が開催された。
国内外から注目を集める抗日戦争勝利70周年記念の軍事パレードについて、楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官は「事前に外交部が発表した以上の情報はない」とコメント。
パレードの開催自体を認めている。
9月3日の抗日戦争勝利記念日に実施される予定だ。
このニュースに対し、中国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられた。
「素晴らしい決定だ」
「チャイニーズを倒すことはできない!
パレードを通じて世界に教えてやろう」
「国威発揚の良い機会だね」
「うちのじいちゃんは91歳。
もともと中国共産党の兵士で体中傷だらけなんだ。
パレードに参加する資格は十分だと思うんだけど、どこに申請すればいいのかな」
「習おじさん、最高!」
「中国は核による先制攻撃をしないって約束を取り下げるべき。
第二次世界大戦の結果を認めない国には核を打ち込むってことにしよう。
日本みたいな道理をわきまえない民族には交渉じゃなくて、武器を見せるべきなんだよ」
「さっそうとしたパレードで世界を驚かせ、小日本をびびらせよう」
「9月3日は僕の誕生日です」
「国家の祝典、軍事オタクのパーティーだ!」
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年2月16日 7時10分
http://www.recordchina.co.jp/a102571.html
中国外交部、日本は軍事・安保分野では慎重な行動を―中国メディア
2015年2月15日、人民網によると中国外交部の華春瑩報道官は13日の定例記者会見で
「日本は軍事・安保分野では慎重な行動をを取るよう希望する」
と表明した。
日本の安倍晋三首相は12日、施政方針演説の中で、
「日本は戦争を深く反省すると同時に、自由な民主国家を構築し、世界の平和と繁栄に貢献してきた」
と強調し、
「新しい国創りに向け、憲法の改正についての議論を深めるべき。
防衛システムの早急な整備に努める」
とした。
コメントは。
「 日本指導者の意思表明に我々も注目している。
日本が誠実に過去に向き合わなければ、本当の未来はない。
日本は侵略の歴史に正しく向き合い、歴史問題でのこれまでの約束を順守しなければならない。
軍事・安保分野では慎重な行動をを取り、実際の行動で平和発展の道を堅持し、地域の平和・安定に建設的な役割を果たすよう希望する。」
(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/RR)
』
『
レコードチャイナ 2015-03-04 11:59
http://news.searchina.net/id/1563833?page=1
中国軍高官「対日圧力」を示唆
・・・戦勝70周年式典「第二次世界大戦のツケを覆そうとする者への警告」
中国海軍の尹卓少将は3日、中国が9月に開催する第二次世界大戦勝利70周年の軍事パレードの目的について、
「第二次世界大戦の古いツケを覆そうとする者への警告」
と述べた。
★.日本の政界や世論の動きに対して圧力をかける意図があるとの考えを示した
ことになる。
中国メディアのチャイナ・デーリーなどが報じた。
尹少将は軍事パレードについて、
「若い人が歴史を知る助けになる。人心を凝縮できる」、
「第二次世界大戦の古いツケを覆そうとする者への警告でもある」
と述べ軍事パレードが日本の政界や世論の動きに対して圧力をかける意図があるとの考えを示した。
中国は尖閣諸島について
「日本が甲午戦争(日清戦争の中国側呼称。1894-95年)で奪い取った、中国固有の領土」、
「日本が釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)の占拠を続けているのは、第二次世界大戦の結果として形成された世界秩序への挑戦」
と主張している。
したがって、尹少将が主張すは尖閣諸島問題にも絡んでいることになる。
**********
中国は第二次世界大戦を世界規模の「反ファシスト戦争」と位置づけ、戦勝70周年にあたる2015年9月には、軍事パレードを含む記念式典を開催する。
中国政府・外交部の華春瑩報道官は2日、記念式典には第二次世界大戦の主要参戦国とアジアおよびその他の地区の国家指導者、国連など国際組織の責任者、中国の抗戦勝利に貢献した国際的な友人と遺族を招待すると述べた。
華報道官は、「韓国指導者の招待」の問題を意識して発言した可能性がある。
韓国では自国が第二次世界大戦の「戦勝国」のように論じられる場合があるが、実際には韓国は第二次世界大戦時は日本に併合されていた。
サンフランシスコ平和条約でも韓国政府は連合国の一員として署名国になることを求めたが、英国や米国に「日本と交戦した国ではない」として拒否された。
招待の対象を「第二次世界大戦の主要参戦国の国家指導者」として韓国大統領の出席を求めたのでは「国際的常識」に反することになってしまう。
「アジアやその他の地区の国家指導者」を付け加えておけば、問題はなくなる。
ただし、抗日戦争中から密接な関係があった北朝鮮との絡みは、別の問題として出てくる。
華報道官の発言から、台湾側への出席呼びかけの考えは読み取れない。
中国は蒋介石政権の抗日戦争をかなりの程度まで評価するようになったが、
「1949年10月1日をもって、中華人民共和国政府が中国の正統政府になった。
その時点で中華民国は国家として存在しなくなった」
が政治上の原則だからだ。
華報道官の発言には、対日圧力をほのめかす部分がなかった。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年3月4日(水) 19時19分
http://www.recordchina.co.jp/a103604.html
抗日戦争勝利70年の軍事パレード、
中国が対日圧力を否定「力の誇示が目的ではない」―中国メディア
2015年3月4日、人民網によると、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は3日の定例記者会見で、抗日戦争勝利70周年記念行事について
「中国側が軍事パレードを実施するのは世界の平和を守る決意と能力を中国と世界の人々に示すためであり、誰かに向けて力を誇示するものではない」
と表明した。
――抗日戦争勝利70周年記念行事について、中国側が軍事パレードを実施するのは力を誇示するためだとの推測があることについて、どう考えるか?
====国側の軍事パレード実施は各国の普遍的なやり方を参考にしたもので、70周年記念行事の重要な一環だ。
これは世界の平和を守る決意と能力を中国と世界の人々に示すためであり、誰かに向けて力を誇示するものではない。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
』
『
WEDGE Infinity 日本をもっと、考える 2015年03月09日(Mon) 岡崎研究所
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4771
中国 戦後70周年軍事パレードは「日本と腐敗役人抑止のため」?
1月28日付の香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、
「習近平の最初の大軍事パレードは、日本と腐敗役人に対する抑止のため」
という見出しで、今年の9月3日に中国北京で予定されている軍事パレードについて幾つかのコメントを引用して、解説しています。
すなわち、複数のアナリスト達によると、第二次世界大戦終戦70周年を記念して、9月3日に北京で行われるとされる大規模軍事パレードは、中国の増大する国際的影響力と軍事力を誇示するとともに、習近平の政治権力を強化することになる。
また、ある北京の退役将校によると、その軍事パレードは、習近平が党、政府および軍を完全に掌握していることを海外に誇示し、全国的な反腐敗キャンペーンが成功していることを強調するものとなるだろう。
更に、マカオのある軍事専門家は、習近平の内外における権威をさらに高め、中国の軍事的近代化の成果が披露されるだろう、と言う。
外国の首脳も軍事パレードに初めて招待される予定で、ロシアのプーチン大統領は既に出席を表明している。
国務院のロシア発展研究センターのアナリストは、中露両国は、日本の平和憲法を支持し、安倍総理の憲法改正の動きを牽制する意図もあるのではないかと見ている、と報じています。
出典:Minnie Chan & Andrea Chen ‘Xi’s first grand military parade‘meant to deter Japan and corrupt officials”(South China Morning Post, January 28, 2015)
http://www.scmp.com/article/1693138/xis-first-grand-military-parade-meant-deter-japan-and-corrupt-officials
* * *
上記の解説記事は、見出しの割には、日本がほとんど出てきません。
記事の最後に一言、出てくるだけです。
香港でも「日本」と「腐敗役人」が売れる見出しなのでしょう。
記事の中のコメントから、戦後70周年の軍事パレードの重点が、
★.第一義的には習近平の権力掌握を内外に示すことにある
ことが理解できます。
とりわけ「大トラ」として退治したのが、軍の大物である徐才厚および治安と法執行を担当した周永康であることから、習近平が軍と治安機関をしっかりと掌握したことを国内に示したいのでしょう。
そのことを通じ、習近平への権力の集中を実感させ、中国共産党にとって現時点における最大の課題である「改革の全面的深化」(2013年三中全会決定)を推し進めたいということなのでしょう。
同時に、中国の国力と軍事力を誇示したいという願望も見えてきます。
これも、中国はこれほどの軍事大国になったのだということを国民に見せて、国民のナショナリズムを満足させ、党と習近平への支持を強める狙いがあるのでしょう。
軍事パレードの開催において、
日本ファクターをどう位置付けるかについては、二つの方面からアプローチ
できます。
一つは、習近平政権になってから意識的に進められている抗日記念活動の強化の流れです。
この主たる目的が国内の社会の凝集力の強化にあり、副次的に日本が巻き込まれたということになります。
この関連で、1995年に江沢民が自分の権威を高め、権力を強化するために行った演出が気にかかります。
7月7日の盧溝橋事件の日から9月初めまで続いた抗日戦争勝利50周年記念行事を、江沢民は積極的に主導しました。
習近平政権の抗日記念活動の強化は、昨年から目につき始めました。
9月3日を抗日戦争勝利の記念日とし、12月13日を南京大虐殺の犠牲者追悼日にして行事を行っています。
二つ目は、日中関係の今後の展開という側面です。
日中関係が良くなれば中国側にも自制が働きます。
戦後70周年の首相談話と日中関係を前に進める仕掛けがカギとなりますが、前者については5月の連休に想定されている総理訪米が極めて重要になります。
ここで日米のすり合わせがなされ、その内容が首相談話に反映されれば、本年の戦後70周年は、日本にとってプラスとなるでしょう。
後者については、今年の前半、日中間に首脳を巻き込む行事がないことから、取り掛かりをつくるのが難しくなっています。
この観点からみれば、日中韓三国外相会談が動き始め、首脳会談も実現すれば、打開の道は開けるでしょう。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年4月6日(月) 6時20分
http://www.recordchina.co.jp/a105582.html
軍事パレードの目的は本当に日本に対する威嚇だろうか?
中国の夢は日本の悪夢ではない―中国人学者
2015年4月1日、チャイナデイリー中国語版は、北京外国語大学の謝韜(シエ・タオ)教授のコラム「中国の夢は日本の悪夢とは限らない」を掲載した。
中国は9月3日の中国抗日戦争勝利記念日に軍事パレードを予定している。
人民日報に「日本を震え上がらせる」との記事が載ったこともあり、日本では軍事的な威嚇だとの懸念も高まっているようだ。
だが果たして軍事パレードの目的は威嚇なのだろうか。
習近平(シー・ジンピン)体制の反汚職キャンペーンで多くの官僚が失脚した。
反発がゼロということはありえない。
軍事パレードは習近平総書記の権威を高める効果を狙ったものと見るべきだろう。
もちろん中国の官僚、民衆の多くは日本に恨みを抱いている。
必要があれば軍事力で恨みを晴らしたいという気持ちも理解できなくはない。
しかしこんな夢は東アジアに新たな破滅をもたらすものでしかない。
中華民族の復興という「中国の夢」は日本への報復を土台とするものであっていいはずがない。
日中友好を成し遂げることすらできないようであれば、中国の夢など空理空論で終わるだろう。
もちろん日本を追い抜くなど夢のまた夢というほかない。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年4月18日(土) 7時19分
http://www.recordchina.co.jp/a106450.html
日本、中国、ロシア…、
一触即発の東アジア情勢は「新冷戦」に
=韓国ネット「植民地シーズン2か」
「韓国は日中のおこぼれちょうだいで!」
2015年4月16日、韓国・国民日報は世界で「新冷戦」の雰囲気が高まっていると報じた。
ウクライナ情勢をめぐってロシアと西側諸国の対立が続く中、東アジア諸国も領有権問題で軍事的な緊張感が高まっている。
★.中国は尖閣問題で2012年から日本と絶えず神経戦を繰り広げてきたが、
今年に入って10回、日本との紛争地域に海上警備艇を送った。
記事はこのような中国の軍事活動の拡大について、
★.「戦争ができない国だった日本にも軍備拡張の口実を与えている」
と指摘した。
日本の防衛省によると、昨年4月から今年3月31日までに航空自衛隊のスクランブル回数は943回となり、冷戦時代だった1984年以来、最多を記録した。
記事は
「日本が垂直離着陸機F-35ステルス戦闘機を導入するなどしたことも北東アジア地域の緊張を高めている」
と指摘した。
一方で、各国の国防費支出もこのような流れを明確に表している。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が最近発表した年次報告書によると、昨年、
★.中国は国防費に2160億ドル(約25兆7000億円)、
★.ロシアは845億ドル(約10兆円)
を支出しており、これは前年に比べて、ロシアが9.7%増、中国が8.1%増となっている。
この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。
「韓国には軍備増強する金もない」
「韓国の国防費はお小遣い程度だ」
「今の状況は戦前と同じだ。
歴史は繰り返す」
「いつも戦争が起きれば上の者たちは逃げ出し、それを見て民が代わりに解決してきた。
民が解決するとまた出てきて再び支配しようとする」
「韓国には自主防衛なんて無理か?」
「植民地シーズン2を待っていれば良いのか?」
「日本と中国は国防費を増やす。
韓国はそのおこぼれを拾って生きていこう」
「21世紀になっても冷戦とは、人類は愚かだ」
』
レコードチャイナ 配信日時:2015年2月16日 7時10分
http://www.recordchina.co.jp/a102571.html
中国外交部、日本は軍事・安保分野では慎重な行動を―中国メディア
2015年2月15日、人民網によると中国外交部の華春瑩報道官は13日の定例記者会見で
「日本は軍事・安保分野では慎重な行動をを取るよう希望する」
と表明した。
日本の安倍晋三首相は12日、施政方針演説の中で、
「日本は戦争を深く反省すると同時に、自由な民主国家を構築し、世界の平和と繁栄に貢献してきた」
と強調し、
「新しい国創りに向け、憲法の改正についての議論を深めるべき。
防衛システムの早急な整備に努める」
とした。
コメントは。
「 日本指導者の意思表明に我々も注目している。
日本が誠実に過去に向き合わなければ、本当の未来はない。
日本は侵略の歴史に正しく向き合い、歴史問題でのこれまでの約束を順守しなければならない。
軍事・安保分野では慎重な行動をを取り、実際の行動で平和発展の道を堅持し、地域の平和・安定に建設的な役割を果たすよう希望する。」
(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/RR)
』
『
レコードチャイナ 2015-03-04 11:59
http://news.searchina.net/id/1563833?page=1
中国軍高官「対日圧力」を示唆
・・・戦勝70周年式典「第二次世界大戦のツケを覆そうとする者への警告」
中国海軍の尹卓少将は3日、中国が9月に開催する第二次世界大戦勝利70周年の軍事パレードの目的について、
「第二次世界大戦の古いツケを覆そうとする者への警告」
と述べた。
★.日本の政界や世論の動きに対して圧力をかける意図があるとの考えを示した
ことになる。
中国メディアのチャイナ・デーリーなどが報じた。
尹少将は軍事パレードについて、
「若い人が歴史を知る助けになる。人心を凝縮できる」、
「第二次世界大戦の古いツケを覆そうとする者への警告でもある」
と述べ軍事パレードが日本の政界や世論の動きに対して圧力をかける意図があるとの考えを示した。
中国は尖閣諸島について
「日本が甲午戦争(日清戦争の中国側呼称。1894-95年)で奪い取った、中国固有の領土」、
「日本が釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)の占拠を続けているのは、第二次世界大戦の結果として形成された世界秩序への挑戦」
と主張している。
したがって、尹少将が主張すは尖閣諸島問題にも絡んでいることになる。
**********
中国は第二次世界大戦を世界規模の「反ファシスト戦争」と位置づけ、戦勝70周年にあたる2015年9月には、軍事パレードを含む記念式典を開催する。
中国政府・外交部の華春瑩報道官は2日、記念式典には第二次世界大戦の主要参戦国とアジアおよびその他の地区の国家指導者、国連など国際組織の責任者、中国の抗戦勝利に貢献した国際的な友人と遺族を招待すると述べた。
華報道官は、「韓国指導者の招待」の問題を意識して発言した可能性がある。
韓国では自国が第二次世界大戦の「戦勝国」のように論じられる場合があるが、実際には韓国は第二次世界大戦時は日本に併合されていた。
サンフランシスコ平和条約でも韓国政府は連合国の一員として署名国になることを求めたが、英国や米国に「日本と交戦した国ではない」として拒否された。
招待の対象を「第二次世界大戦の主要参戦国の国家指導者」として韓国大統領の出席を求めたのでは「国際的常識」に反することになってしまう。
「アジアやその他の地区の国家指導者」を付け加えておけば、問題はなくなる。
ただし、抗日戦争中から密接な関係があった北朝鮮との絡みは、別の問題として出てくる。
華報道官の発言から、台湾側への出席呼びかけの考えは読み取れない。
中国は蒋介石政権の抗日戦争をかなりの程度まで評価するようになったが、
「1949年10月1日をもって、中華人民共和国政府が中国の正統政府になった。
その時点で中華民国は国家として存在しなくなった」
が政治上の原則だからだ。
華報道官の発言には、対日圧力をほのめかす部分がなかった。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年3月4日(水) 19時19分
http://www.recordchina.co.jp/a103604.html
抗日戦争勝利70年の軍事パレード、
中国が対日圧力を否定「力の誇示が目的ではない」―中国メディア
2015年3月4日、人民網によると、中国外交部の華春瑩(ホア・チュンイン)報道官は3日の定例記者会見で、抗日戦争勝利70周年記念行事について
「中国側が軍事パレードを実施するのは世界の平和を守る決意と能力を中国と世界の人々に示すためであり、誰かに向けて力を誇示するものではない」
と表明した。
――抗日戦争勝利70周年記念行事について、中国側が軍事パレードを実施するのは力を誇示するためだとの推測があることについて、どう考えるか?
====国側の軍事パレード実施は各国の普遍的なやり方を参考にしたもので、70周年記念行事の重要な一環だ。
これは世界の平和を守る決意と能力を中国と世界の人々に示すためであり、誰かに向けて力を誇示するものではない。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
』
『
WEDGE Infinity 日本をもっと、考える 2015年03月09日(Mon) 岡崎研究所
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4771
中国 戦後70周年軍事パレードは「日本と腐敗役人抑止のため」?
1月28日付の香港の英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは、
「習近平の最初の大軍事パレードは、日本と腐敗役人に対する抑止のため」
という見出しで、今年の9月3日に中国北京で予定されている軍事パレードについて幾つかのコメントを引用して、解説しています。
すなわち、複数のアナリスト達によると、第二次世界大戦終戦70周年を記念して、9月3日に北京で行われるとされる大規模軍事パレードは、中国の増大する国際的影響力と軍事力を誇示するとともに、習近平の政治権力を強化することになる。
また、ある北京の退役将校によると、その軍事パレードは、習近平が党、政府および軍を完全に掌握していることを海外に誇示し、全国的な反腐敗キャンペーンが成功していることを強調するものとなるだろう。
更に、マカオのある軍事専門家は、習近平の内外における権威をさらに高め、中国の軍事的近代化の成果が披露されるだろう、と言う。
外国の首脳も軍事パレードに初めて招待される予定で、ロシアのプーチン大統領は既に出席を表明している。
国務院のロシア発展研究センターのアナリストは、中露両国は、日本の平和憲法を支持し、安倍総理の憲法改正の動きを牽制する意図もあるのではないかと見ている、と報じています。
出典:Minnie Chan & Andrea Chen ‘Xi’s first grand military parade‘meant to deter Japan and corrupt officials”(South China Morning Post, January 28, 2015)
http://www.scmp.com/article/1693138/xis-first-grand-military-parade-meant-deter-japan-and-corrupt-officials
* * *
上記の解説記事は、見出しの割には、日本がほとんど出てきません。
記事の最後に一言、出てくるだけです。
香港でも「日本」と「腐敗役人」が売れる見出しなのでしょう。
記事の中のコメントから、戦後70周年の軍事パレードの重点が、
★.第一義的には習近平の権力掌握を内外に示すことにある
ことが理解できます。
とりわけ「大トラ」として退治したのが、軍の大物である徐才厚および治安と法執行を担当した周永康であることから、習近平が軍と治安機関をしっかりと掌握したことを国内に示したいのでしょう。
そのことを通じ、習近平への権力の集中を実感させ、中国共産党にとって現時点における最大の課題である「改革の全面的深化」(2013年三中全会決定)を推し進めたいということなのでしょう。
同時に、中国の国力と軍事力を誇示したいという願望も見えてきます。
これも、中国はこれほどの軍事大国になったのだということを国民に見せて、国民のナショナリズムを満足させ、党と習近平への支持を強める狙いがあるのでしょう。
軍事パレードの開催において、
日本ファクターをどう位置付けるかについては、二つの方面からアプローチ
できます。
一つは、習近平政権になってから意識的に進められている抗日記念活動の強化の流れです。
この主たる目的が国内の社会の凝集力の強化にあり、副次的に日本が巻き込まれたということになります。
この関連で、1995年に江沢民が自分の権威を高め、権力を強化するために行った演出が気にかかります。
7月7日の盧溝橋事件の日から9月初めまで続いた抗日戦争勝利50周年記念行事を、江沢民は積極的に主導しました。
習近平政権の抗日記念活動の強化は、昨年から目につき始めました。
9月3日を抗日戦争勝利の記念日とし、12月13日を南京大虐殺の犠牲者追悼日にして行事を行っています。
二つ目は、日中関係の今後の展開という側面です。
日中関係が良くなれば中国側にも自制が働きます。
戦後70周年の首相談話と日中関係を前に進める仕掛けがカギとなりますが、前者については5月の連休に想定されている総理訪米が極めて重要になります。
ここで日米のすり合わせがなされ、その内容が首相談話に反映されれば、本年の戦後70周年は、日本にとってプラスとなるでしょう。
後者については、今年の前半、日中間に首脳を巻き込む行事がないことから、取り掛かりをつくるのが難しくなっています。
この観点からみれば、日中韓三国外相会談が動き始め、首脳会談も実現すれば、打開の道は開けるでしょう。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年4月6日(月) 6時20分
http://www.recordchina.co.jp/a105582.html
軍事パレードの目的は本当に日本に対する威嚇だろうか?
中国の夢は日本の悪夢ではない―中国人学者
2015年4月1日、チャイナデイリー中国語版は、北京外国語大学の謝韜(シエ・タオ)教授のコラム「中国の夢は日本の悪夢とは限らない」を掲載した。
中国は9月3日の中国抗日戦争勝利記念日に軍事パレードを予定している。
人民日報に「日本を震え上がらせる」との記事が載ったこともあり、日本では軍事的な威嚇だとの懸念も高まっているようだ。
だが果たして軍事パレードの目的は威嚇なのだろうか。
習近平(シー・ジンピン)体制の反汚職キャンペーンで多くの官僚が失脚した。
反発がゼロということはありえない。
軍事パレードは習近平総書記の権威を高める効果を狙ったものと見るべきだろう。
もちろん中国の官僚、民衆の多くは日本に恨みを抱いている。
必要があれば軍事力で恨みを晴らしたいという気持ちも理解できなくはない。
しかしこんな夢は東アジアに新たな破滅をもたらすものでしかない。
中華民族の復興という「中国の夢」は日本への報復を土台とするものであっていいはずがない。
日中友好を成し遂げることすらできないようであれば、中国の夢など空理空論で終わるだろう。
もちろん日本を追い抜くなど夢のまた夢というほかない。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年4月18日(土) 7時19分
http://www.recordchina.co.jp/a106450.html
日本、中国、ロシア…、
一触即発の東アジア情勢は「新冷戦」に
=韓国ネット「植民地シーズン2か」
「韓国は日中のおこぼれちょうだいで!」
2015年4月16日、韓国・国民日報は世界で「新冷戦」の雰囲気が高まっていると報じた。
ウクライナ情勢をめぐってロシアと西側諸国の対立が続く中、東アジア諸国も領有権問題で軍事的な緊張感が高まっている。
★.中国は尖閣問題で2012年から日本と絶えず神経戦を繰り広げてきたが、
今年に入って10回、日本との紛争地域に海上警備艇を送った。
記事はこのような中国の軍事活動の拡大について、
★.「戦争ができない国だった日本にも軍備拡張の口実を与えている」
と指摘した。
日本の防衛省によると、昨年4月から今年3月31日までに航空自衛隊のスクランブル回数は943回となり、冷戦時代だった1984年以来、最多を記録した。
記事は
「日本が垂直離着陸機F-35ステルス戦闘機を導入するなどしたことも北東アジア地域の緊張を高めている」
と指摘した。
一方で、各国の国防費支出もこのような流れを明確に表している。
ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が最近発表した年次報告書によると、昨年、
★.中国は国防費に2160億ドル(約25兆7000億円)、
★.ロシアは845億ドル(約10兆円)
を支出しており、これは前年に比べて、ロシアが9.7%増、中国が8.1%増となっている。
この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。
「韓国には軍備増強する金もない」
「韓国の国防費はお小遣い程度だ」
「今の状況は戦前と同じだ。
歴史は繰り返す」
「いつも戦争が起きれば上の者たちは逃げ出し、それを見て民が代わりに解決してきた。
民が解決するとまた出てきて再び支配しようとする」
「韓国には自主防衛なんて無理か?」
「植民地シーズン2を待っていれば良いのか?」
「日本と中国は国防費を増やす。
韓国はそのおこぼれを拾って生きていこう」
「21世紀になっても冷戦とは、人類は愚かだ」
』
_