「中国の外交下手」
は周辺国に恐怖を与える。
南シナ海の環礁の基地化という現実を見せられると、とてもこの国とはやっていけないと思うようになる。
この国は
「話し合いのできない国」
「外交のできない国」
と認識させられ、どうしても警戒心が先にたち、一歩引いてしまうことになる。
中国の成長が華やかなときは、「大陸指向」が強い。
しかし、昨今の中国の成長度鈍化と軍事強行指向では「独立指向」が強くなる。
例えば台湾である。
台湾はどうしても中国の影響から離れられない。
中国が調子いいときは、寄り添う姿勢を見せるが、悪くなると距離を置くようになる。
これは已む得ないことである。
うまく外交をしていくことがタイワニー民族の生きる延びる道
でもある。
外交のできない中国を相手にしては、気が休まることはない。
おそらくアジアの中で中国の影響を抑えきれる国は日本とインドしかないだろう。
あとは相当なプレッシャーの中で周辺国は生き延びる道を探ることになる。
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年2月24日(火) 22時35分
http://www.recordchina.co.jp/a103039.html
香港、台湾、シンガポールで「中国化」排除の動きが活発に
=その原因は?―華字メディア
2015年2月22日、米国営ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の中国語版ウェブサイトは、中国系住民の3大居住地域である香港、台湾、シンガポールで、
★.自身を「中国人」であると認識する人の割合が過去最低レベルを記録し、
★.「中国との境界線」をはっきり意識する人が増加している
と報じた。
香港で14年に行われたアイデンティティー調査によると、香港人が「中国人」に対して感じる帰属感が過去最低を記録した。
特に、
★.80年代生まれの香港青年の帰属感はわずか「2.4%」しかなかった。
その原因について、香港城市大学の鄭宇碩(ジョン・ユーシュオ)教授は、
★.中国政府に対する不信感を挙げる。
鄭教授によると、香港人は中国本土に本来の意味の民主や自由、人権がないことを認識しているため、中国と融合することに対して大きな不安を感じている。
さらに、中国政府が香港の政治に干渉し、“ニセの普通選挙”を実施しようと画策したことに対して、学生などを中心に長期にわたるデモが実施されるなど、中国政府のやり方に大きな反感を抱いていると指摘する。
また、台湾で行われた調査では、自身を
「台湾人である」と認める人の割合は60.6%、
「台湾人であり中国人でもある」が32.5%で、
「中国人である」はわずかに3.5%に過ぎず、
台湾でも過去に比べて「中国との境界線」がより鮮明になってきている。
一方、中国政府のプロパガンダなどによって、
大多数の中国人が「同族の兄弟」と見ているシンガポールには、07年6月現在で総人口の約4分の3に相当する353万5000人もの中国系住民が居住している。
また、中国語はシンガポールの第2言語になっており、中国人がシンガポールを「兄弟」と見なしていることは、ある意味で道理にかなっているとも言える。
しかし、そのシンガポールでも「中国離れ」の動きが見られる。
13年、シンガポール政府は、30年までに人口を現在の530万人から650万~690万人まで増加させるとの内容を含んだ白書を発表した。
この時以降、シンガポールでは中国人の移民に反対する声が目立つようになってきた。
これらの地域での
★.「中国化を消し去る動き」は、明確な政治的メッセージを伝えている。
つまり、
★.中国の紅色文化の拡張に対する強烈な恐怖感や反発
によって、この3つの地域が拒否を示し、
★.自己防衛策を採用
したことを表している。こ
うした政治上の価値感に対するギャップは、簡単に消し去ることができるものではないだろう。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年2月22日 20時10分
http://www.recordchina.co.jp/a102950.html
私たちは台湾人!独立志向が増加
=世論調査で明らかに―台湾
2015年2月21日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版サイトは記事
「台湾世論調査:独立寄り反統一のポジションが増加」
を掲載した。
台湾・政治大学選挙研究センターは昨年末、台湾でアイデンティティーに関する調査を実施した。
アイデンティティーは
★.「台湾人」との回答は60.6%。
★.「台湾人であり、かつ中国人」との回答は32.5%。
★.「中国人」との回答は3.5%。
★.台湾人との回答から中国人との回答を引いた「台湾人アイデンティティー指数」は57.1と過去最高を記録した。
台湾人アイデンティティー指数(57.1)=台湾人回答-中国人回答
台湾人アイデンティティー指数は「1992年のマイナス7.9」から年々増加しているが、馬英九政権になってからの7年間で伸びは加速している。
また
★.「早く統一するべき、どちらかといえば統一すべき」との回答から「早く独立すべき、どちらかといえば独立すべき」との回答を引いた
中台統一独立指数」はマイナス14.7
と過去最低を記録した。
中台接近政策をとる馬英九政権のもとで、むしろ独立を志向する人々が増えていることを示している。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年3月1日(日) 10時53分
http://www.recordchina.co.jp/a103349.html
香港独立、大学生の間で支持派が増加
=香港大学学生会調査―仏メディア
2015年2月27日、仏RFI(中国語電子版)は、香港の学生の間で中国からの独立を支持する声が高まっていることが、香港大学学生会が発行した会報「学苑」の調査で明らかになったと報じた。
同調査は1月24日から2月5日まで、569人の学生を対象にインターネットを通じて行われた。
それによると、
★.香港独立を支持するとの回答は、前年の15%から増え28%となった。
★.「香港にとって一国二制度が最良の政治体制だ」は前年の68%から53%に減少した。
★.「抗議活動において非暴力と平和の原則を守ることに同意する」は前年の76%から50%程度にまで減少。
★.一方、同原則に同意しない学生は21%から37%に増えた。
この結果は、今後の抗議活動が攻撃的なものになる可能性を示唆している。
香港特別行政区の梁振英(リャン・ジェンイン)長官は先月、「学苑」は香港独立を主張する出版物だと名指しで指摘した上で、大学構内で醸成されている分離主義が北京当局の主権を脅かしかねないと懸念を示した。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年3月2日(月) 9時56分
http://www.recordchina.co.jp/a103369.html
中国は責任ある大国?それとも途上国?
一貫しない中国自身の“国際的位置づけ”―米メディア
2015年2月28日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語版サイトは記事
「中国の国際的位置づけとは?」
を掲載した。
米ジョージ・ワシントン大学のデヴィッド・シャンボー教授は27日、米シンクタンク・ブルッキングス研究所で講演した。
「国際問題で中国はどのような役割を演じるべきか。
中国自身の見方は矛盾し、はっきりとしていない。
自国の国際的位置づけをどうするべきかをめぐり、中国は問題を抱えている」
と指摘した。
近年、中国はG20や国連などの舞台で
「責任ある大国」として振る舞おうとしている。
こうした動きは習近平(シー・ジンピン)体制になって特に顕著で、米国と「新型大国関係」を結ぼうと呼びかけている。
だがこうした変化は一貫したものではなく、時には従来通りの途上国としての振る舞いを見せる。
シャンボー教授は
「新型大国関係」を呼びかける中国に騙されてはならないと警告。
中国と付き合う際において、米国はどの分野で協力しどの分野で競争関係にあるのかをきちんと意識するべきだ
と提言した。
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