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レコードチャイナ 配信日時:2015年3月28日(土) 6時35分
http://www.recordchina.co.jp/a105116.html
米中2大国に挟まれ揺れる韓国、
「クジラにはさまれたエビ」と自嘲―英紙
2015年3月26日、英紙フィナンシャル・タイムズは
「世界の大国である米中両国の間で、韓国は自らを『クジラにはさまれたエビ』と自嘲している」
と報じた。
参考消息網が伝えた。
米中にはさまれ韓国は苦しんでいる。
中国は最大の経済パートナーであり、米国の軍事支援がなければ北朝鮮問題で大きな代償を払うことになる。
一方、第三者は韓国が米中双方とどう友好関係を維持するか注目している。
韓国政府は重要な政策を決定する際、常に北京とワシントンの圧力を感じ、苦悩している。
韓国はこのほど、中国主導のアジアインフラ投資銀(AIIB)への参加を決めた。
韓国は米国の核の傘に頼り、北朝鮮問題に対処しているものの、
経済面で中国の重要性は増している。
貿易額で比較すると、対中国は対米国の2倍。
韓国は分かっているのだ。
最終的に南北が統一した時、北京とワシントンの協力が不可欠だと。
★.韓国政府関係者は対米、対中関係の間に衝突は起きないと言うが、
巨大なクジラ同士がぶつかった衝撃は、はまだ誰も感じていないのだ。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年3月29日(日) 17時12分
http://www.recordchina.co.jp/a105155.html
米国は日韓の歴史問題解決ではなく、実質的な国益を選択した
=「地政学的には日本より韓国」
「朴大統領の親中外交で台無しに」―韓国ネット
2015年3月27日、韓国・文化日報は、
「米国は実質主義的な観点から、
日韓の歴史問題の解決ではなく、
現実的な国益を最優先に掲げた戦略的な歩みに出た」
と報じた。
報道は、ジョン・ベイナー米下院議長が安倍晋三首相に対して米上下院合同演説への招待状を発送したのは、米国の国益を重視した結果だと見ている。
ワシントン政界では、日本の過去の歴史歪曲、従軍慰安婦連行の強制性を認めようとしない日本に対し、韓国が拒否感を持っていることは理解しつつも、
この問題が解決できない中、韓国は政策懸案で米国から遠ざかる一方で、
日本は米国と歩調を合わせていることを評価しており、
安倍首相が米上下院合同演説へ招待されたのは、このような日本の態度への米国の対応と思われる。
実際に、これまで米国議会の内部では、安倍首相の「靖国参拝」「東京裁判に対する『勝者の判断での断罪』発言」などを理由に、議会演説を許してはならないという雰囲気が存在したが、共和党は、米国農産物の輸出促進のために日本の市場開放を必要としており、ホワイトハウスも環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の妥結を望んでいる。
これと関連し、ワシントンDCの外交消息筋は、
「TPP妥結において日米間の暗黙の合意がなければ、安倍首相の上下院合同演説は許可されなかっただろう」
と述べた。
この報道に、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。以下はその一部。
「米国じゃなくて中国が同盟国だ」
「中国依存の韓国は、中国人民大会堂で演説しよう」
「米国にとっては、地政学的に見て日本より韓国の方が重要だが、韓国が中国に近づいていこうとすれば米国も黙って見てはいない」
「チャンスが来ても、それを逃して危機を招いている無能で寄せ集めの韓国の指導者たち」
「米国が韓国に失望してしまうことが心配だ」
「米国も大韓民国の永遠の友好国ではないと思う」
「金を払って日本の属国になる方が良い。
アジアで孤立したらどうする」
「米国は北東アジアの安全保障を日本に任せて、自分は手を引こうとしている。
結局、韓国は日本の下に入ることになる。
米国に態度を明確に示さねばならない」
「朴槿惠(パク・クネ)が親中外交を繰り広げて国を台無しにした」
』
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レコードチャイナ 配信日時:2015年3月31日(火) 9時39分
http://www.recordchina.co.jp/a105246.html
韓国は中国への依存度を強めていく
=経済的属国化の懸念も、
「米韓同盟は核心として残る」―韓国紙
2015年3月26日、韓国紙・中央日報によると、チャタムハウス(王立国際問題研究所)のロビン・ニブレット所長は、ロンドンで行われた朴振(パク・ジン)元国会外交通商統一委員長(韓国外大国際関係大学院客員教授)との会談で
「中国は周辺国を経済的属国にするかのように、自国への依存度を高めさせている」
と述べた。
ニブレット氏は、それは中国が望むからではなく、経済規模と割合が理由だと語るが、中国は米国のような超大国にはならないとも述べた。
ニブレット氏は質問に対し以下のように語った。
―パクス・アメリカーナは予想より長続きすると思うか。
今日の世界では、パクス・アメリカーナという言葉自体が空虚だ。
しかし、米国の軍事力は東アジアで抑制的な役割を果たすだろう。
中国はアジア太平洋の安保秩序において、米国と同等の地位に近づいていくだろう。
米国を退けはしないだろうが、言いなりにはならない。
―キッシンジャー氏は、米中関係は「共進化的関係だ」と述べた。
米中関係は米ロ関係よりも相互補完的だ。
中国は自国が米国のようにグローバル化の勝者であることを証明しようとしており、そこに共進化の要素がある。
米中の利害関係は世界経済、金融、安保などのシステムを安定させることにある。
指導者層はお互いを必要としている。
―韓国にとって、米国は唯一の同盟国であり、中国は最大の貿易相手国だ。
韓国は米中の間でどのような役割を果たすか。
韓国はさらに重要な役割を果たすようになる。
徐々に中国への依存を強めるが、米韓の安保関係は核心として残り続ける。
―中国の台頭に応じて、日本は米国との同盟を強化している。
日本が米国と親密になる(集団的自衛権が導入される)としても、安保体制の中で自由に行動できるようになるわけではない。
重要なのは、日本の政党が軍国主義の過去と決別することだ。
首相や議員による靖国神社の参拝は、隣国の目には挑発として映る
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レコードチャイナ 配信日時:2015年3月30日(月) 22時25分
http://www.recordchina.co.jp/a105222.html
韓国外交部長官がミサイル配備問題で「段取り」を明言、
「国内で正式議論を始めた後に中国を説得する」―韓国メディア
2015年3月30日、韓国・中央日報によると、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は米国が在韓米軍への導入を検討している高高度防衛ミサイル(THAAD)問題について、
「国内で正式に議論が始まった後で、誤解が生じている諸外国を説得する」
とコメントした。
同日付で環球網が伝えた。
中国やロシアは韓国でのTHAAD配備をけん制する動きを示しており、
「米国と中国の顔色を気にし過ぎではないか」
という質問を受けた尹長官は
「これは顔色をうかがう必要がある問題の部類に入らない」
と回答。
さらに、
「そうする理由もなく、現在はそのような段階に至ってない」
と述べた上で、
「仮に米国がTHAAD配備を求めるのであれば、
韓国国防部が軍事技術的な検討を行った後に国家安全保障会議(NSC)が中心となって総合的に判断する」
と話した。
中国などに対しては総合的な議論が始まった後で説得にかかるとしており、韓国の外交安全保障部門の高官として初めて具体的な「段取り」を明らかにした。
★.韓国政府はTHAAD問題に対し、「戦略的あやふや」路線を取っている
と言われており、
「要求されていない、協議していない、決定していない」の立場
を貫いてきた。
尹長官の
「米国が要求してきた場合は国内で正式に議論し、中国やロシアなどこれをけん制する諸外国を説得する」
というコメントで、
★.米国との協議の後で中国を説得するという韓国の立場が明確になった
と指摘されている。
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レコードチャイナ 配信日時:2015年4月1日(水) 5時12分
http://www.recordchina.co.jp/a105305.html
「ジレンマではなく祝福」韓国政府の自画自賛外交に、韓国ネット
「現実逃避?」
「国民のプライドは深く傷ついた…」
2015年3月31日、韓国・中央日報によると、韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官が
「韓国は米中からラブコールを受けているが、これはジレンマではなく祝福だ」
と述べた。
尹長官は30日、ソウルで開かれた在外公館長会議に参加。
高高度防衛(THAAD)ミサイルの配備やアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加をめぐり、韓国が米国と中国の板挟みになっているという世論に対して、
「今の状況は決して悩みの種やジレンマではなく祝福だ」
と述べた。
また、AIIBへの参加決定について
「決定のタイミングは最適だった。
すべての利害関係者から良い評価を受けた」
と称賛した。
これについて、韓国のネットユーザーは以下のようなコメントを寄せている。
「悲劇は安易な考えから始まる。
情勢をまともに把握できない人間が、国の代表として外交をしているなんて…」
「現実を知らないのか、それとも現実から逃げたいのか…。
祝福だと解釈すること自体が本当に情けない」
「この国の限界を見たようでとても切ない気持ちになった」
「韓国政府にまともな人間は一人もいないのか?」
「未来を考えて決断できる指導者に出会いたい」
「朴政権の外交は失敗に終わったということは、全国民が知っている」
「相手国の機嫌を伺うばかりの外交が祝福?
恥ずかしくないのか?
政府の対応のせいで韓国国民のプライドは深く傷ついた」
「祝福とまではいかないけど、今の状況は韓国が大きく成長するための良い機会だ」
「やっとの思いで築き上げた米韓同盟を破壊し、国を台無しにしようとしている尹長官を重罪に処するべきだ」
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レコードチャイナ 配信日時:2015年4月1日(水) 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/a105286.html
韓国の「二面外交」は行き詰まる運命、
THAAD配備が中韓を離間―米メディア
2015年3月30日、米メディアによると、韓国は高高度防衛(THAAD)ミサイルシステムの配備について米国と協議を開始したが、このミサイルシステムの受け入れを決定できないでおり、さまざまな議論を呼んでいるばかりか、中国からは強い反発を招いている。
中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
THAAD配備の是非は、韓国政府に同盟国・米国と隣国・中国との間での二者択一を迫るものになる。
米国から文書での正式な配備要請が出ていない段階にもかかわらず、中国はその配備を脅威ととらえ、阻止すべく韓国に対して外交的、経済的な圧力を強めている。
THAAD配備の問題は韓国を最大の貿易パートナー国と安全保障面での同盟国との間で板挟みにさせており、
決定により一方を失うことになる
とみられる。
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ハンギョレ新聞 4月1日(水)16時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150401-00020167-hankyoreh-kr
[コラム] 米国の脅迫と中国の買収に立往生する韓国
キム・ジョンデ『ディフェンス21プラス』編集長
ユン・ビョンセ外交部長官が
「韓国の戦略的価値を通じて米中双方からラブコールを受けている状況は、決して悩みの種でもジレンマでもなく祝福」
と話した。
この言葉が、最近の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備やアジアインフラ投資銀行(AIIB)加入のような問題を韓国政府が他人の顔色を伺わずに自主的に決めるという意志の表現であれば歓迎に値する。
事実、最初からこのような態度で出るべきだった。
“戦略的曖昧性”を前面に出して、こうでもないああでもないという所信なき態度で右往左往しながら最終列車に乗り込んだ朴槿恵(パク・クネ)政権には一歩遅れた感まである。
戦略的曖昧性という戦略はあるが、それを曖昧に表現するというのが本来の意味だ。 ところが、朴槿恵政権は戦略がないので曖昧にならざるをえなかった。
長考の末の結論は、THAAD配備留保、アジアインフラ投資銀行参加だ。 行き先が決定されたこともあり、久しぶりに表情が明るくなり、立派な話ができるようになった。
ところで、本当に朝鮮半島の状況はジレンマではなく祝福なのか?
米国と中国は果たして韓国にラブコールをしているのか?
先ず米国を見れば鼻息はとても荒い。
先日は「北朝鮮の核弾頭小型化が成功した」として、韓国をほとんど気絶状態に追い込んだ。
それが今度は
「北朝鮮の大陸間弾道ミサイルが実戦配備手順に突入した」
とさらに数歩前へ出た。
初めは本当にそうなのかと思ったが、ここまで来ると米国から出る言葉がオオカミ少年の繰り返される嘘のように聞こえてくる。
どうすれば一夜明けただけて北朝鮮の核能力が変わるのか米国に尋ねざるをえない。
いったいいつから朝鮮半島の北端に韓国の知らない超大国が登場し、米国までを震撼させたのかと。
これはミサイル防御(MD)に対する拒否感を遮断しようとする一種の脅迫ではないかということだ。
THAAD配備をはじめとするミサイル防御政策を米国の意図どおりに決定しようとする脅迫まがいの話だ。
そうかと思えば、中国は別の計算をした。
米国の圧力のためにアジアインフラ投資銀行の参加を躊躇う韓国政府に「本当に参加しないのか」と詰め寄り「THAAD配備問題も傍観しない」と両面から圧迫した。
この時までは中国の鼻息も荒かった。
そんな中国も、韓国が参加を決めると、いつそんなことがあったかという顔でTHAAD論議を引っ込めた。
そこで中国にも尋ねざるをえない。
THAAD論議は単に口実に過ぎず、本心は東アジア諸国を莫大な経済力で買収しようとしているのではないかと。
これで巧みに米国を怒らせて、将来の経済覇権に向けて堂々と疾走しようとしているのではないかということだ。
将来、アジアとヨーロッパの国家が朝貢する関係を結ぶ中華の天下秩序、
すなわち中国の夢を実現しようとする買収だ
というわけだ。
このように脅迫と買収が交錯する朝鮮半島では、米国と中国の一大激突が避けられない。
米国の圧倒的な軍事力と中国の成長する経済は、二つの強大国の確実な比較優位事項だ。
韓国は経済も安保も米国と中国への対外依存度があまりにも高く、どちらか一方だけが動揺しても国家の存立が危ぶまれる。
すなわち、朝鮮半島は超大国の政治のホットスポットにならざるをえない運命だ。
これを祝福というには周辺の状況があまりに厳しい。
そこで我々は朴槿恵政権に尋ねざるをえない。
執権3年目になっても外交安保戦略が曖昧なこの政権は、いったい何のために誕生した政権なのか。
状況を主導することなく、常に最終列車にだけ乗る境地にあるなら、今の祝福が災難に急変しかねない。
これを打開する唯一の活路は、やはり南北関係の画期的改善以外にはない。
「第2の中東ブーム」にも「創造経済」にも答は見当たらない。
管理不能な北朝鮮を、管理可能な北朝鮮にすることが韓国政府が主導できる生存戦略ではないのか。
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