2015年3月9日月曜日

文化大革命中の文化財破壊の記録写真を紹介:なぜ急に、文化革命時代の情報が検閲にひっかからなくなったのか

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  なぜ、急に文化革命時代の情報が検閲にひっかからなくなったのか。
 何が政権内部で起こっているのか。 


サーチナニュース 2015-03-06 00:23
http://news.searchina.net/id/1564136?page=1

文革中の行為はISと同じだ! 
日本鬼子よりひどい
・・・毛沢東非難の書き込みも=中国版ツイッター


●(写真は晩貝征さんが5日に投稿した書き込みの画面キャプチャ)

 中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で晩貝征さん(アカウント名)は5日、
 文化大革命中の文化財破壊の記録写真を紹介
した。

 するとユーザーから
 「“イスラム国”のいつものやり方と同じだ」、
 「日本鬼子もこんなことはしなかった」
などの書き込みが寄せられた。
 投稿数がそう多いわけではないが、5日午後5時45分時点で、
 「日本の方が悪い」
との反論は寄せられていない。

  晩貝征さんは文化大革命中の文化財破壊として
 「孔子廟を破壊」、
 「地主階級であるとして諸葛亮の遺跡を破壊」
などを列記した文章も合わせて投稿した。

  中国メディアも2月末、IS(イスラム国)がイラク国内で文化財を破壊したことが報じられた。
 中国では
 「文化大革命中に、中国でも文化財が破壊された」
などの声が上がった。
  文革中の文化財破壊の写真からは逆にISの行為を想起したユーザーがいて、
 「イスラム国のいつものやり方と同じだ」
とのコメントを寄せた。

  中国で伝えられる、日本軍の行為と比較した人もいる。
 「日本鬼子は中国の文化と歴史には、“畏敬の心”を持っていた」、
 「(文化大革命中の)すべての目的は毛(毛沢東)だけを崇拝するためだった」、
 「日本鬼子は都市を屠(ほふ)り、南京では30万人を殺した。
 毛共(毛沢東の共産党)は“3年の災害”を作りだし、3755万人を餓死させた。
 とちらが凶悪なのだ?」
などの書き込みがある。

 「日本鬼子」は旧日本将兵を指す。
 毛沢東は中国では「毛主席」と呼ばれることが一般的だが、批判する人は「毛」と呼び捨てにすることがある。
  「3年の災害」とは1958-60年の大躍進政策で経済が大混乱し、食料生産が激減して大量の餓死者を出したことを指す。
 餓死者の数は不明だが、5000万人とする説もある。
   寄せられた書き込みは、
 旧日本軍の行為を非難した上で、毛沢東時代にはそれ以上にひどいことが行われたとの見方で一致
している。



サーチナニュース 3月9日(月)12時19分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150309-00000134-scn-cn

「日本人より残虐だ」! 
日本に歴史の「正視求める」一方で、「あの時代」の自分たちの罪は隠す
・・・矛盾に苛まれる中国ネット民=中国版ツイッター


● 中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で約8000人のフォロワーを持つ、海外在住というネットユーザーが6日、中国で1960年代末に起きた文化大革命にかんするツイートを掲載したところ、多くのユーザーの注目を集めた。(イメージ写真提供:123RF)

 このユーザーは
 「文革時期に北京市大興県で大虐殺が行われた。
 中国人がどうやって中国人を殺したか見て欲しい。
 日本人より残虐だ」
というツイートとともに、当時の「大虐殺」の様子として1枚の写真を掲載した。画像の信ぴょう性については不明である。

 ツイートはこれまでに約1400件転載されており、その注目ぶりが伺える。
 また、多くのユーザーがコメントを残していった。
 以下がその一部だ。

 「非常に恐ろしい」
 「少なくとも日本人より5倍はひどい」
 「日本に侵略された時には家族が命を失うことはなかったが、文革では命を落とした!」
 「善が抑圧され悪がはびこった時代!
  なんで懐かしむ人が多いのか分からない」

 「文革を清算しなければ、事実は永遠に清算されることはない。
  恥ずかしいことに、北京の資料館では文革の資料がまったく見つからないのだ
 「日本に歴史の正視を求めつつ、自分たちの罪は隠す。
  歴史教科書の文革に関する記載は減る一方で、いつか『なかったこと』になるんじゃないだろうか。
 文化、精神、影響が及ぶ範囲と言う点で、文革は戦争より恐ろしい」
 「文革博物館を作って歴史を正視せよ!」

 あるユーザーは
 「文革は全面的に否定できないし、肯定もできない。
 なぜなら、誰の言うことが客観的な事実か分からないからだ」
と論じている。
 まさにそのとおりであり、文化大革命に限った話ではなく、さまざまな事象に対して当てはまることだ。
 ただ、客観的な事実を追い求める姿勢は忘れてはならない。
 それが、時代が変わったとはいえ当事者であることに変わりはない中国共産党にできるのか。

 「人類に平和と尊厳を伝えるために、インターネットという道具は誕生したのだ」
というユーザーのコメントが印象的。
 「日本人と比べてどちらが残虐だ」
などという議論は不毛であり幼稚だし、ツイート主が掲載した画像だけでは本当に文革時期のものなのか判断できない。
 しかし、
 「あの時代に何があったのか」
を知りたいという中国の若者たちの欲求が潜在的にせよ顕在的にせよ高まりを見せつつあるように思える。







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