2015年3月9日月曜日

クールカルチャー・ジャパン(2):「ハードは産業・ソフトは文化」、職人の伝統と武士道の精神

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 ハードは産業である。
 ソフトは文化である。
 品質はハードの上に現れるが、それを支えるのは文化である。
 文化を失いつつある社会に品質は期待できるか。
 「文化よりゼニ」が社会思想のベーシックな立脚点になったとき、良質なソフトは生まれるのか。
 お金持ちのサロン文化は生まれ易くなるだろうが、民族文化といったようなものはどうだろうか。

レコードチャイナ 【経済ニュース】 2015/03/09(月) 06:32

日本製の「品質」
・・・国家の「イメージ」を向上させた=中国メディア

 中国メディアの南風窗は5日、春節(旧正月)期間中に日本を訪れた中国人観光客が電気炊飯器などを大量に買い求めたことについて、
 「日本製品の品質および創意工夫が世界をリードし、さらに日本という国のイメージが良好であることが背景にある」
と論じる記事を掲載した。

 記事は、昔の日本製品は「品質が悪いことで有名だった」とし、
 その理由として「技術の不成熟」や「コスト不足」を挙げる一方、
 日本車の逆襲こそ「日本製品がかつての立場を逆転させた縮図だ」
と紹介。
 1958年に米国市場に参入したトヨタについて「米国参入当初はほとんど売れなかった」とし、米国の消費者の目には「トヨタ車は鋼板が薄く、動力不足」と映ったためだと論じた。

 一方、トヨタはそれでも技術を高め続けたとし、1960年代になるとオイルショックがぼっ発し、原油価格が急騰したことで安価で燃費の良い日本車の評価が高まり、欧米で売れ行きが伸び始めたと紹介、
 「日本車の販売が伸びた背景にはオイルショックという偶然の要素はあるものの、
 その本質は高い技術が詰め込まれていることにある」
と指摘した。

 さらに、米国市場で失敗しても
 「ボディを大型化し、エンジンの馬力を上げるといった米国車への追随はしなかった」
とし、むしろ日本車メーカーは
 燃焼効率の良いエンジンの開発などに技術を投入し、差別化を図った
との見方を示した。

 また記事は、「日本製品は品質が高い」というイメージが形成されたことで日本の国家イメージも向上したとする一方、1980年台のバブル時には日本企業による米国企業の買収などによって「日本脅威論」も生まれたと指摘。
 その後、バブル崩壊で失われた10年を迎えることになった日本について
 「国家イメージの新しい成長点を見つけることに成功した」
とし、ドラえもんやピカチュウといったアニメやゲームの「かわいい」キャラクターなどソフトパワーを通じて国のイメージ向上につなげていると指摘、
 「日本の国家イメージを左右する存在はハードからソフトに移った」
と論じた。

 記事は、現在の中国製品も世界的に「品質が劣る」と認識され、自国民ですら自国産の製品を信頼していない現状を紹介し、
 「中国がハード面の強化だけでなく、
 ソフトパワーを通じて中国製品の競争力を強化し、国のイメージを向上させようと願うならば、日本の経験は参考になる点が多い」
と主張した。



レコードチャイナ 配信日時:2015年3月8日(日) 23時10分
http://www.recordchina.co.jp/a103794.html

中国人が日本で買うべきなのは便座ではなくドライバー!なぜなら…―中国ネット

 2015年3月5日、中国の掲示板サイトに
 「中国人が日本で買うべきなのはドライバーやペンチだ」
と題するスレッドが立った。

 スレ主は、
 「輸入ねじを中国のドライバーで締めようとするとドライバーの方が変形してしまうし、
 国産ねじを輸入ドライバーで締めようとするとねじが変形してしまう。
 わが国は偽物を作らせたら世界一だが、
 ドライバーすらまともに作れないのだから便座もまともに作れない。
 便座を作ろうと思ったら、まずは工具からちゃんと作るべきだ」
と主張した。

これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「これは民族の悲劇ですね」
「日本の包丁も有名。
 非常に使いやすい」
「日本のプライヤーとドイツのスパナを使ったことがあるが、文句がつけられないほど品質が良かった。
 しかも薄くて軽い。
 これには恐れ入った」

「日本で買ってきても中国製だったりするが」
「偽物作らせたら世界一。
 この言葉だけは偽りではない」
「中国は偽物を作るという真実以外、すべて偽物だ」

「まったくスレ主の言うとおりだ。
 国内の工具メーカーもいい工具を作ってほしい。実際のところ国内でも質のいい工具は作れるのだが、欧米に輸出してしまい、質の悪い物だけが国内で流通しているのだ」

「まったく同感だ。
 中国製工具の質は驚くほど悪い。
 ねじを1本締めるだけでドライバーは使い物にならなくなる」
「国産のドライバーの質の悪さは半端じゃない。
 特にプラスドライバー。
 ねじを数本締めるだけでダメになる」



サーチナニュース 2015-03-09 00:39
http://news.searchina.net/id/1564339?page=1

中国人作家「日本や韓国の伝統文化保護に敬服」
・・・中国ネット民「わが国は文革で伝統文化を捨てた」、
「文化のない政府に『文化保護』は無理」=中国版ツイッター

 中国メディア・環球時報は5日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、作家の馮驥才氏が
 「私は日本や韓国が自身の伝統文化を大切にしていることに敬服する」
と語ったことを紹介するツイートを掲載したところ、多くの微博ユーザーが注目した。
  ツイートによると、馮氏は4日午後に
 「私は日本や韓国が自身の伝統文化を大切にしていることに敬服する。
 翻って、われわれの文化戦略はどうだ。
 政府の文化への態度はどうだ。
 端午節が他人に遺産申請されても驚いてはいけない。
 相手は1970年代から準備してきたのだから」
とコメント。
 さらに、
 政府に対して
 「国民に文化を創造させるようなプラットフォームづくり」
を求めた。

   このツイートに対して、微博ユーザーからは
 「そのとおり」、
 「この面では、中国は本当に謙虚に日韓から学ばなければならない」、
 「他人の長所を知って、初めて自分の短所が克服できる」、
 「中国はもっと真剣に伝統文化を保護しなければ。
 政府が努力するほかに、われわれ国民の意識をさらに高めるべきだ」、
 「毎日遺産申請遺産申請って、一体何の意味があるのか?」
といったコメントが寄せられた。

  また、一部ユーザーによる批判の矛先は政府や官僚に向き、厳しい言葉が浴びせられた。
 「私は中国の強制取り壊し戦略に敬服する」、
 「われわれの官僚文化も非常に凄いぞ」、
 「文化のない政府に文化を保護させるのか?
などのコメントに加え、
 「中国に伝統文化がないというのであれば、まず責任の所在を探さねば。
 誰が文化の天命を革(あらた)めたのか?」
 「新中国建国から文革まで、われわれは伝統文化を捨ててきた。
 短い時間で再発展させようとしても、日韓とは比べものにはならない」
といった、文化大革命に言及する意見も出た。

★.伝統文化の再認識、保護が声高に叫ばれ始めた昨今の中国国内について、
 「相手が準備をしていた」1970年代に国内の伝統文化を否定して破壊してきた当事者たち、破壊行為に対して必死で抵抗した人たちはそれぞれどういう思いで見つめているのだろうか。
★.そして「文革を知らない世代」たちは、上の世代による伝統文化破壊行為についてどう考えているのか。
 日本や韓国の文化保護に敬服することは構わないが、その姿勢を単に真似したとしてもおそらく無意味だ。
 自らが「中国の文化とは何なのか」というテーマについて真剣に向き合ったうえで、中国ならではの文化戦略を考えなければならない。



レコードチャイナ 配信日時:2015年3月10日(火) 14時24分
http://www.recordchina.co.jp/a103901.html

中国人観光客はなぜこんなにも日本に惹かれるのか?―中国メディア

 2015年3月9日、「尖閣国有化」問題が起こった2012年は、本来日中国交正常化40周年を記念されるはずだった。
 しかしさまざまな日中民間交流がすべて中止となってしまった。そ
 んな中、最も打撃を受けたのは、観光業だった。
 同月の訪日中国人観光客の数は激減し、日本の中国向けの観光業界に壊滅的な打撃をもたらした。

 日中両国の国民は、日中関係の急激な冷え込みを痛切に実感した。 
 2014年4月、両国の商工界は、
 「現在、日中関係は最も危険な状況にある」
という声明を出した。

 しかし、危険な時は関係の雪解けの始まりでもある。
 同年4月、日本を訪れる中国人の数が急速に増え始め、前年比の約2倍となった。

■中国人観光客はなぜこんなにも日本に惹かれるのか?

 これは、買い物のほかに、文化的な要素が大きい。
 中国のネット上で語られる言葉に、
 「唐時代のものを見るなら日本へ、
 明時代のものを見るなら韓国へ」
というものがある。このため、「小長安」(京都)を見るために日本を訪れる中国人観光客も多い。
 1カ月前、会議に出席するため京都を訪れた際、高台寺や嵐山で多くの中国人観光客に会った。
 中には比較的へんぴな岐阜県白川郷を指定し、日本の伝統的な建築文化を見学したいという人までいた。
 これらの木造建築物には、中国の古代木造建築をベースにしたものが数多くある。
 古代の日本人が現地の気候や習慣に合わせ、中国の技術を改良したことで、今我々が目にしている建築物の姿となった。
 これらの古い建築物や京都の古刹、奈良の古寺のすべてに、中国の文化的な要素が含まれている。
 残念ながら中国ではすでに流失してしまったため、日本に行かないと見ることができない。

 5年前、日本を訪れる中国人観光客の目的は買い物だった。
 そのため、ガイドに文化財・古建築の見学や、日本文化の体験時間をできるだけ短縮して、買い物の時間を増やすように要求した。
 この要求が通らない場合、ガイドとの間にトラブルが起こったりもした。
 それが、現在では逆となり、多くの観光客は買い物のスケジュールに対して不満を持ち、短い間になるべく多くの日本の文化を見たいと要求している。
 これは、相手の文化を理解したいという気持ちの表れだ。

★.日本国内で実施した調査によると、訪日中国人観光客の99%が日本に満足したと回答している
 さらに、
★.98%の人がまた来たいと答えている。
 中国旅行研究所の2013年の調査の中で、日本は中国観光客の人気の海外旅行先の8位にランクインしている。
 日本を訪れる前、日本は1番人気の旅行先ではないが、旅行後の日本に対する評価は最高となっている。

 日本政府は、2013年10月に中国人向け個人観光ビザの発給要件を緩和した。
★.特に、文化・メディア産業で働く人に対しては3年間の観光マルチビザ発給要件が緩和された。
 多くのメディア・文化人が日本を訪れることで、日本の宣伝や日本への理解が促進されることを目的としている。

(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2015年3月7日(土) 8時55分
http://www.recordchina.co.jp/a103600.html

日本企業の「しぶとさ」の秘けつとは?―中国紙

 2015年3月4日、メイド・イン・ジャパンは優れた品質の代名詞である。
 日本製といえば、作りが精巧で、価格もまずまず、見た目がよく、品質が一流、環境に優しく、省エネというイメージがある。
 科技日報が伝えた。

 2010年の世界500社番付のうち日本企業は68社が入り、国別では米国に次ぐ2位となった。
 中国で知られているブランドだけでも、パナソニック、東芝、トヨタ、ソニー、ホンダ、日立、日産、キヤノンなど枚挙にいとまがない。
 日本企業は寿命の長さでも知られ、100年以上の歴史を持つ企業も多い。
 日本企業はなぜこれほどしぶとい生命力と競争力を保つことができるのだろうか。

(1):抜かりなく細部にこだわる仕事ぶり
 日本企業の管理はきめ細かく定められ、企業管理制度や業務プロセスの体系が整っている。
 企業の実行力が高く、規則の尊重・順守の意識も高く、業務プロセスに従って仕事が着々と進められる。
 日本企業は計画性も高く、各業務の準備・計画・実施・統計・分析・総括などが計画通りに秩序よく進められる。

(2):真面目な仕事態度
 日本人の勤勉さは有名で、仕事が常に最優先される。
 時には自己犠牲の精神も求められる。
 日本人は、仕事こそ人生の本質であり、本来の意義の源泉であると考え、仕事に忠誠と献身を誓う。

(3):充実した福利厚生
 日本企業にはシステマティックな福利厚生システムが完備され、社員が安心して職業生活を送れる。
 社員が一生を企業に捧げようと思えるのはそのためだ。
 日本企業の福利厚生は完備しているだけでなく、社員への思いやりにも満ちている。
 完備された福利厚生に守られた日本の社員は企業を家ととらえ、会社への帰属意識と当事者意識が高い。

(4):徹底的なコスト削減
 日本企業のコスト削減能力の高さの裏には、資源が不足して浪費が許されないという日本の実情がある。
 日本人は小さな頃から倹約や節約の意識が育てられる。
 日本企業は浪費を企業管理の敵とみなし、浪費を恥とし、浪費をなくすためにあらゆる手段を動員する。
 価値を生み出さない行為はすべて浪費とみなされ、極限的とも見えるコストカットが行われる。
 追求するのは実用だけで、メンツや見栄えはこだわらない。
 節約できるコストはすべて節約する。
 日本企業のコスト削減の徹底ぶりは時に「けち」とも思われてしまうほどである。

(5):日々の改善
 日本企業が長期にわたって繁栄し、活力と生命力を保持しているのは、日々の「改善精神」と切っても切れない関係にある。
 日本企業は常に生産方式の改善を進め、製品の質を高め、コストを抑え、環境を改善する。
 しかもそれを喜んでやるのである。

(6):システマティックな人才育成の仕組み
 日本では教育が非常に重視される。企業内部の教育や研修の重視は、日本的経営の特色であるばかりでなく、「職業訓練法」(1958年制定)など国家の法律としても定められている。
 日本では社員が入社したばかりの頃から、職務に応じた研修計画が制定される。研修の内容には、企業精神や道徳教育、管理知識、専門知識、職務技能などが含まれる。

(7):すべてを吸収しようとする学習精神
 日本は勉強が好きな国である。
 国外の優れたところを常に吸収し、
 本国の実情と結びつけ、自らのものとして再創造する。

 現代は、多くの企業管理の方法やツール、管理モデルが喧伝されており、企業経営者はどの管理モデルを選べばいいのかと迷っている。
 最良の管理モデルとは、企業の特色に適合し、その実情と結びつけることのできるモデルである。
 企業責任者が外部の管理理論を取り入れる際には、理性をもってこれを学び、その長所を企業の実際の運営に生かし、自らの企業管理モデルを形成する必要がある。

(提供/人民網日本語版・翻訳/MA・編集/武藤)



サーチナニュース 2015-04-01 08:27
http://news.searchina.net/id/1567965?page=1

日本人は「バカ」、中国人は「賢い」
・・・中国で異色の「日本礼讃」


●写真は捜狐の同論説掲載頁のキャプチャー

 日本人は「馬鹿」と言われれば、たいていはムッとするだろう。
 しかし違った。
 作者は、日本人は
 「馬鹿正直」、
 「馬鹿丁寧」
な行動を貫いて、
 「馬鹿でも暮らしやすい社会」
を築いたと指摘。
 一方の中国は、
 「小賢しく立ち振る舞わねばやっていけない社会」
と論じた。

  大手ポータルサイトの捜狐が3月30日に掲載した。
 筆者は、日本を旅行したという。
 新幹線では自由席を利用した。
 隣の指定席車両を見ると、空席が多い。
 中国ならば、「それっ」とばかりに、多くの人が指定席に座りこんでしまうはずだ。
 筆者は空いた席に行かない日本人を
 「“馬鹿”と言えませんか」
と論じた。
  新幹線にかぎらず長距離列車に乗った際、日本人は自分の荷物を席に置いたままトイレに立つ。
 周囲の人を信じているとして、筆者は「まるで馬鹿」と論じた。
 中国人は違うという。
 「利口」だ。
 規則の制約を受けるのは「自分以外の人」と決めつける。
 自分に都合がよいやり方があれば、そちらを優先する。
 規則はたちまち「無力化」する。
 したがって、社会全体に「信頼」が生まれることはない。
 人々は永遠に、疲れ果てて暮らすことになる

 筆者は日本語ができず、列車利用などでは苦労した。
 乗車券購入の際、JRの職員は3日後に利用する列車が出発するホームまで案内してくれた。
 乗り換え駅でも迷った。
 駅員は見当たらなかった。
 見ると、そばに喫煙室があった。
 中に若い女性がいた。
 派手な服を着て化粧を決めて、煙をふかしていた。
  筆者は思い切って喫煙室に入った。
 女性に話しかけた。
 列車の乗り場が分からずに困っていることが、女性に伝わった。
 その女性はただちにたばこをもみ消して、筆者を喫煙室の外に連れ出した。
 そして、身振り手振りで、少し離れたホームから出ると教えてくれた。
  彼女は、筆者が利用する列車の出るホームまで案内してくれた。
 時刻までわずかしかなかった。
 地下道からホームに出る階段では驚いたことに、彼女は筆者が大きな荷物を持ち上げるのを手伝ってくれた。
 筆者によると、親切にしてくれたお礼を言いたいと言葉を探しているうちに、日本人はそそくさと立ち去ってしまうことが多い。
 そこで筆者は立ち去る日本人に対して、後ろから深々と頭をさげることにした。
 JR職員に対しても、列車の乗り場を案内してくれた女性にも後ろから頭を下げたという。
  筆者は、「馬鹿に徹する日本文化」は、「崇高な精神の具体化」と結論した。
 規則を重んじ、他人を尊重するからこそ、自分の目先の利益だけを求めることをしない。
 結果として、
 中国人の目から見れば「馬鹿のようにふるまう」ことになる
と主張。
 筆者は日本人のやり方から得た印象として、
 他人を尊重し大切にすることで
 「自分の目の前に、世界は生き生きとした姿を示してくれる」
と論じた。



サーチナニュース 【経済ニュース】 2015/04/21(火) 13:28
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0421&f=business_0421_047.shtml

日本人は「スーツを着た武士」のようだ
・・・高品質の「日本製品」を実現!=中国メディア

 中国メディアの中国網は17日、
★.日本では経験を蓄積し続け、技術を改善し続ける中小企業が日本の高品質な製品を支えている
と伝え、
★.腕の良い職人の存在が技術の進歩を支え、さらに企業の競争力につながっている
と論じた。

 記事は、高品質な日本製品は一夜にして出来上がったものではないとし、「完成までには長い歴史がかかるものだ」と指摘。
 電気炊飯器や洗浄便座のような製品であっても
★.「そのなかに日本の職人の伝統と武士道の精神による影響を見て取ることができる」
と主張した。

 続けて、日本の職人とは
★.「自らの仕事に対して誇りを持ち、技術の研鑚を続け、労を惜しまずに努力し続ける」気質
を持つと紹介し、
★.職人文化の本質は「仕事を敬うと同時に真剣であること」
であると主張。

 さらに日本の社会および日本人の精神には職人文化が根付いているとし、
★.「ラーメン店の店主や文豪、設計士や寿司職人など、仕事の内容は異なっても本質的な気質は職人である」
と論じた。

 続けて、近年から現代における日本の製造業や工業の分野では「職人の精神」が非常に重宝されていると伝え、
★.「例えば製品のデザインにおいては機能性を重視すると同時に
 顧客体験や美的要素も重視しなければならず、
 さらに大量生産品であっても“生産効率”も重視しなければならない」
などと指摘。
 こうした要素は
 職人の精神があってこそ高い次元で成り立つもの
との見方を示した。

 さらに記事は、日本には「ある一定の分野」において飛び抜けた実力を持つ中小企業も少なくないと伝え、「これこそ職人文化を体現した事象」と紹介。
 さらに、日本の中小企業は家族経営が多いため、
 「技術の継承や蓄積が進むと同時に独特の職人文化を形成し、日本の製造業の高い競争力につながっている」
と論じた。

 続けて、米国人学者のMarvin J. Wolf氏の著作から
★.「スーツを着て現代技術を手にした日本人の精神には、今なお武士道が重要な役割を果たしている」
との文章を引用し、武士道における忠誠心は日本人の企業に対する忠誠心につながっていると主張。

 まるで日本人はスーツを着た武士であるとの見方を示し、
 武士道における責任感や生命感、
さらに
 職人の精神
によって
 「日本製品は高い品質を実現している」
との見方を示した。








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