『
レコードチャイナ 配信日時:2015年3月8日(日) 19時30分
http://www.recordchina.co.jp/a103758.html
中国の宇宙ステーション、2018年打ち上げ、
2022年竣工を予定―中国メディア
2015年3月5日、全国人民代表大会代表、中国有人宇宙船システムチーフデザイナーの張柏楠(ジャン・バイナン)氏によると、中国の宇宙ステーションは2018年に打ち上げられ、2022年にほぼ竣工する予定だ。
新華網が伝えた。
張氏によると、
★.宇宙ステーションの建設で困難になるのは軌道上の長期飛行だ。
これにはドッキング、推進剤の補給などの技術が必要だ。
宇宙ステーションは現在、人類の宇宙での長期的な生活に関する問題を解消しようとしている。
開発中の宇宙ステーションは、複数のモジュールを組み合わせて運行することになり、そこに国内外の科学者を収め、さまざまな実験を行うことになる。
張氏は、
★.「人類が宇宙で長期滞在するためには、居住を長期的に維持できる環境が必要だ。
これが生命維持システムで、二酸化炭素の吸収、尿の回収利用、呼吸による水蒸気の回収などが含まれる」
と述べた。
張氏によると、2011年に打ち上げられたドッキング目標期・天宮1号、2016年に打ち上げを予定している宇宙実験室・天宮2号が、この「生命維持システム」の試験を行うという。
中国はこれまで地球上で、閉鎖型の小規模生物圏を構築し、動植物を利用することで一つのシステムを形成しようとしてきた。
野菜を植えて酸素を生成し、二酸化炭素を吸収させると同時に、野菜そのものを食料とする。
人間の尿は肥料になる。
張氏は、
「技術者は、外界に依存しない、この閉鎖型システムのみによる生存を目指している」
と語った。
(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年配4月15日(水) 6時53分
http://www.recordchina.co.jp/a106169.html
中国最先端のロケット、南米展示で「海外デビュー」―中国メディア

●14日、「長征5号」「長征7号」などの中国製新型ロケットが南米最大規模のブラジル航空ショーに展示される。中国次世代ロケットの海外進出はこれが初となる。
2015年4月14日、「長征5号」「長征7号」などの中国製新型ロケットが南米最大規模のブラジル航空ショーに展示される。
中国次世代ロケットの海外進出はこれが初となる。環球網が伝えた。
ブラジル航空ショーは4月14日から17日に開かれる。
中国キャリアロケット技術研究院宇航部の李同玉(リー・トンユー)部長は、
「中国が今回の航空ショーに出展するロケットはラインナップが豊富で、長征5号、長征7号といった新型ロケットの他に、長征2号丙、長征3号乙などの現役主力ロケットが含まれる」
と述べた。
長征5号の静止トランスファ軌道への打ち上げ能力は13トン以上に達し、中国製ロケットのこれまでの打ち上げ能力(5.4トン)を大きく上回る。
長征5号は2回の打ち上げ試験後、月探査機の嫦娥5号を打ち上げることになる。
また、中国は先月末、遠征1号・上段ロケットの試験に成功した。
李部長によると、欧州を含む各国の宇宙機関が、この技術に高い関心を示しているという。
中国が次世代ロケットの「海外集団デビュー」の場所としてブラジルを選択したのは、商業打ち上げ市場をこじ開けようとする中国にとって、南米が新たなスタート地点になりつつあるからだ。
南米の衛星の需要は近年拡大しており、各国は衛星を使い資源調査、熱帯雨林の巡視を行っている。
また南米の特殊な地理的位置も、宇宙船の打ち上げに優れた環境を提供できる。
李部長は、
「中国から打ち上げられる衛星は、地球を巡り飛行する際にちょうど南米を通過する。
ゆえに中国と南米の間には、独特な相互補完性がある」
と説明した。
南米の打ち上げ市場は、中国に対して特殊な意義を持つ。
米国は1998年より政治的手段により、中国を商業用衛星打ち上げ市場から閉め出している。
米国は世界の6割以上の衛星の製造を支配しており、欧州や日本が製造する衛星も米国の多くの部品を採用している。
米国政府は「国際武器取引ルール」を使い、米国製もしくは米国製の部品が含まれる衛星の打ち上げに、中国のロケットを使用することを禁じている。
李部長は、
「我々は次世代長征ロケットを初めて海外で展示する。
これは我々の宇宙技術を展示するほか、潜在的な利用者と新たな国際協力モデルを模索し、衛星打ち上げ・応用市場を切り開き、世界で商業用衛星打ち上げの制限を受ける局面を打開することを目的としている」
と語った。
(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)
』
_