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サーチナニュース 2015-04-16 22:17
http://news.searchina.net/id/1570051?page=1
中国のスパコンには使わせない!?
米商務省が「Xeon」輸出禁止を決定

● 環球網の15日付報道の画面キャプチャ
中国国内でスーパーコンピュータ(スパコン)が設置されている4カ所の研究センター
に対し、
★.米商務省がハイエンドCPU「Xeon(ジーオン)」の輸出禁止を決めた
ことについて、中国メディアの環球網は15日、
「わが国のスパコンは米国による輸出禁止など恐れたりはしない」、
「むしろハイエンドCPUを国内で生産することにつながるかもしれない」
などと論じた。
記事は、米商務省がこのほど
「インテル製のCPUが搭載されている中国のスパコン“天河2号”および“天河1号”が核爆発のシュミレーションに利用されている」
と発表し、中国国内でスパコンが設置されている国家超級計算広州中心など4カ所の研究センターへの「Xeon」輸出を禁じると発表したことを伝えた。
続けて、中国科学院計算所の張雲泉研究員が環球網の取材に対し、
「中国が民間のスパコンを使って核実験のシュミレーションを行っているとする米国の主張は非合理的だ」
と反論したことを紹介し、
中国では民間のスパコンで核兵器の研究などを行うことは禁止されている
と主張。
さらに、張研究員が「そもそも民間のスパコンでは漏えいのリスクがある」と主張し、情報としての安全性を考えれば民間のスパコンで核兵器の研究などを行うことはできないと反論したことを紹介。
また、米国が中国の研究センターに「Xeon」輸出を禁じると発表したことの背景には
「中国のスパコンが長期にわたってスパコンランキングで1位の座に君臨し続けていることがある」
と主張したことを伝えた。
続けて記事は、張研究員の話を引用し、米国による輸出禁止の影響について
「旧式の天河1号については影響はない」
と主張する一方、もともと2015年内に演算能力のアップグレードを実施する予定だった
★.天河2号については「大きな影響が出るだろう」
と指摘。
米国によるCPUの輸出禁止によって天河2号のアップグレードのスケジュールが遅れる見込みだとする一方、
「中国に解決策がないわけではない」
と主張。
中国に国産化ができないハイエンドCPUを米国が輸出禁止としたことで、張研究員が
「中国にとってはハイエンドCPU国産化に向けた重要な契機になるかも知れない」
と述べたことを紹介した。
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サーチナニュース 2015-04-20 22:17
http://news.searchina.net/id/1570481?page=1
中国の「スパコン」
世界一になったのに・・・「もっと使ってよ!」状態=中国メディア
中国メディアの捜狐は17日、中国が開発した「天河2号」は世界一の演算性能を持つスーパーコンピュータ(スパコン)であると伝える一方、中国にはスパコンを活用する環境がないと論じた。
記事は、スーパーコンピュータのランキングリスト「TOP500」で「天河2号」が世界一になった際、中国国内では歓喜の声があがったことを伝える一方で、
★.「落ち着いて考えてみると、非常に深刻な問題に直面している」とし、
中国では軍事など一部の分野でスパコンが活用されているものの、
そのほかでは用途が少ない
のが現状だ、
と指摘した。
さらに、用途の少なさが中国のスパコン発展を阻害しているとし、
★.「理論上の演算性能のピーク値は世界一」であっても、
スパコン産業の実力としては米国に大きく劣っているのが現状だ
と指摘。
米国にはスーパーコンピュータのランキングリスト「TOP500」にランクインしたスパコンが231台もあると伝える一方、中国は61台しかないと伝えた。
また、スパコンに必須な部品として「演算装置」をあげ、
★.世界中に存在するほぼすべてのスパコンにインテルもしくはAMD、IBMといういずれも米国企業の演算装置が使用されている
とし、
★.中国の「天河2号」もインテルの「演算装置」が搭載されていることを指摘し、
「天河2号の命は米国の手中にあるようなものだ」
と論じた。
続けて記事は、中国ではスパコンの用途が限られており、天河1号といったスパコンは約1年も「放置」され、空調から漏れたと見られる水によってカビが生えている部分が見つかったこともあると紹介。
また、中国ではスパコンを活用するためのソフトウェアが圧倒的に足りないとし、
★.全体の予算のうち
ソフトウェアの開発にはわずか10%ほど
しか割かれていない
と論じた。
』
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