2015年4月2日木曜日

中国の軍事力(1):公海での訓練実施で未知の領域にあった中国空軍力が明らかにされていく

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 これまで未知の領域にあった中国の実際の空軍力が徐々に明らかになっていく。
 こういう演習をどんどんやってくれれば、中国空軍の本当の力が明らかにされる。
 周辺国はこれまでプロパガンダに踊らされていたが、繰り返される演習を観察することで中国空軍の力がどれほどのものか分かってくる。
 その評価によって対応手段も模索できる。
 十分な実力ならそれに見合う強化をすることになる。
 中身がないなら、そこから推定される中国軍の実力も推し量れる。
 中国軍はベールに包まれた存在で、未知数という怯えが先に立ってしまう。
 公海海洋で演習をやってもらえれば、多少のブレはあっても、相当なところの力量は観察できることになる
 

レコードチャイナ 配信日時:2015年4月2日(木) 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/a105371.html

中国空軍が初めて西太平洋で遠海訓練、
攻撃・防衛一体型へ―中国紙

 2015年3月31日、中国国防部(国防省)の公式サイトによると、中国空軍の申進科(シェン・ジンコー)報道官は広州で30日、同軍の航空兵が初めて西太平洋上での遠海訓練を行ったことを明らかにした。
 空軍部隊の遠海における機動性と作戦能力の向上が目的としている。
 環球時報が伝えた。

 報道官によると、中国空軍機は30日、バシー海峡から西太平洋に出て遠洋訓練を行った。
 空軍部隊は所定の訓練目的を達成し、首尾よく任務を果たした後、当日中に基地に戻った。
 申報道官は
 「遠洋訓練の実施は空軍部隊の作戦能力を向上させるのに効果的で、世界の主要国では同様の訓練が一般的に行われている。
 同訓練は年度計画の通常のスケジュールに沿って行われたものであり、中国の国防・軍隊建設にとって必要」
と述べた。

 中国空軍問題の専門家、徐勇凌(シュー・ヨンリン)氏は30日、取材に対し、
 「今回の訓練は、空軍が伝統的な意味合いでの
 『国土防空』から『空天一体(空と宇宙の一体化)、攻防兼備』へと移行
しつつあることを意味する」
と指摘した。

 徐氏は
 「これまでの空軍訓練では、国土防空を常態化し、年間を通じて訓練やパトロールのほとんどが国土上空で行われていたが、現在の空軍は、『空天一体、攻防兼備』戦略を実施している。
 つまり、訓練の範囲が近海・遠海を含む公海に広がるということ。
 公海上空での飛行訓練は、より実戦に近いという特徴があり、絶えず警戒を続ける必要がある。
 他の航空機の対応によっては、中国軍は接近や追い返しといった措置を講じなければならない。
 こうした状況の中、操縦士は準臨戦態勢で訓練に挑むことになり、操縦士および作戦指揮部が実戦に近い心理状態の中、訓練を行うことになる」
と述べた。

(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2015年4月2日(木) 0時3分
http://www.recordchina.co.jp/a105391.html

中国空軍が遠洋訓練を常態化、
外国軍に監視される可能性も―中国メディア

 2015年4月1日、人民網によると、中国空軍の申進科(シェン・ジンコー)報道官は3月30日、空軍部隊の遠洋機動作戦能力を高めるために、バシー海峡を通過して西太平洋で初めて遠洋訓練を実施したことを明らかにした。

 軍事専門家の尹卓(イン・ジュオ)氏は
 「今後、中国空軍の遠洋訓練は必ず常態化する。
 さらに海軍との合同訓練を行って初めて、両軍の合同作戦を真に実現できる。
 中国空軍の遠洋訓練は国際法の規定に完全に合致しており、いかなる国にも干渉する権利はない」
と述べた。

 尹氏によると、遠洋上空では海空の境を見分けられないうえ、気候の変化が非常に激しく、飛行の安全に重大な影響を与える。
 また、遠洋の海上目標はその機動性のため、偵察、発見などが陸上目標と大きく異なる。
 さらに海上の電磁環境は非常に複雑だ。
 こうしたことからパイロットの心理的資質や飛行経験が極めて大きく試され、
 長期訓練の経験のないパイロットは遠洋での飛行任務に堪えられない。

 尹氏によると、
 今回の遠洋訓練に派遣した「轟6K」爆撃機は航続距離2000kmで、
 これにミサイルの射程を加えると4000km近くの空域範囲をカバーでき、遠洋の大範囲の作戦に適している。
 今後の訓練では航続距離の長い哨戒機、戦闘機、および将来の艦載早期警戒機が轟6Kを護衛するとともに、目標指示と優れた電磁対抗環境を提供することができる。
 将来は偵察機「轟偵6」、給油機「轟油6」、および航続距離の長い早期警戒機が共に遠洋訓練を行う可能性がある。

 中国空軍は今回バシー海峡を通過して西太平洋に到着した。
 「今後は北部空域から遠洋へ行き、宮古水道または大隅海峡空域を通過する可能性もある。
 これらの空域はいずれも国際公共空域であり、中国空軍の飛行は完全に国際法に合致しており、いかなる国にも干渉する権利はない」
 「だが一部の国または地域が航空機を派遣して中国空軍の訓練を追跡、監視する可能性も排除できない」
と尹氏は述べた。

 「今後中国空軍の遠洋訓練は必ず常態化する。
 さらに必ず海軍と遠洋で合同訓練を行う」
 「将来空軍、海軍航空兵間で合同態勢計画を共有し、コネクティビティを実現する必要がある。
 また、空軍航空兵は海軍の大型水上艦、さらには潜水艦と協同して海軍艦隊に対して空中援護や目標指示を行う必要がある。
 そうして初めて両軍の合同作戦を真に実現できる」
と述べた。

(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)



サーチナニュース 2015-04-06 22:21
http://news.searchina.net/id/1568537?page=1

戦闘機「J-31」や原潜「095型」など
・・・中国の軍事力は日本を凌ぐ?=中国メディア

 中国人軍事ジャーナリストの陳光文氏はこのほど、
★.中国の軍事的実力は米、仏、ロに次いで、英国と並んで世界第4位とする見方を「現状と基本的に合致している」
とする文章を発表した。

  中国は2014年11月の珠海航空ショーでも戦闘機「J-31」や輸送機「Y-20」を紹介。
  さらに2隻目の空母建造や1万トンクラスの「055型」駆逐艦などで軍備の先進化が注目されいてるが、陳氏は中国の軍事力を高く評価する国外の見方に異議を唱えた。
 軍事専門サイトのグローバル・ファイアー・パワーはこのほど、2015年版の軍事力ランキングを発表した。
 兵員動員力、装備などの他に、石油や鉱物資源なども考慮し、核兵器は除外した比較という。
 第1位は米国で、
 10位まではロシア、中国、インド、英国、フランス、韓国、ドイツ、日本
の順だった。
 中国とインドが上位だったのは、兵員動員力が評価を押し上げたからという。
 同結果は、中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)も伝えた。
   陳氏は
 「世界のさまざまなレベルの組織や媒体が、いわゆる軍事力ランキングを発表しているが共通の特徴がある。
 すべてが『中国の脅威』を声高に主張している」
と指摘。
 特にロシアで発表される軍事力ランキングでは、通常兵器のみのランキングの場合、中国がロシアを抜いて世界第2位とされる場合もあると紹介した。
 陳氏は、中国の軍事力を高く評価する背景として、2014年11月の珠海航空ショーでも紹介された
 戦闘機「J-31」や
 輸送機「Y-20」、さらに
 2隻目の空母建造や
 1万トンクラスの「055型」駆逐艦、さらに
 新型攻撃原潜「095型」、
 新型大陸間弾道ミサイルの「東風ー41」、「東風ー31B」
などの、多くの新兵器の開発・建造・配備があると指摘。

 ただし陳氏によると、世界各国の軍事力ランキングは多くの場合、米国が公表する各種統計にもとづく。
 兵員数や装備量、軍事費の規模などのみにもとづけば、中国の順位は世界第2位または3位になる。
 ただし、そうでない場合には、中国の軍事力は世界第8位になるなど、中国に対する評価は定まらないことになる。
  陳氏は、中国の軍事力を強調するには「下心ある狙い」があると主張。 
 特にロシアの場合には「米軍の注意を中国に向けたいからだ」との考えを示した。

 ただし、日本では中国の軍事力を極めて低く見積もる説が、しばしば発表される。
 陳氏は
 「自衛隊は戦争になれば、わずか数時間後には中国の空母を簡単に撃沈し、中国海軍を壊滅させる」
などの主張について
 「中国の士気に打撃を与え、日本の右翼勢力を鼓舞する」目的がある
と主張した。
  陳氏は英国の軍事専門誌であるジェーン・ディフェンス・ウィークリーが最近発表した世界各国の軍事ランキングである
★.「中国の軍事力は米、仏、ロに次いで、英国と並んで世界第4位」とする見方を「現状は基本的に合致している」
と評価した。



サーチナニュース 2015-04-13 22:21
http://news.searchina.net/id/1569454?page=1

「J-20」戦闘機の攻撃力
・・・世界最強の米空母も「無力化」?=中国メディア

 中国の大手ポータルサイト「新浪網」は13日、中国で開発中の第5世代ステルス戦闘機「J-20(殲-20)」が2017年に配備されるとの見方を紹介した。
 中国ではJ-20が米空母を「撃破」する能力を持つとの見方も広まっているが、「新浪網」は「まだ分からない」との考えを紹介した。

 J-20を開発しているのは中国航空工業集団公司で、同機は2011年1月11日に初飛行を行ったと発表された。
 J-20の胴体には機体番号が書かれており、これまで「2001」、「2002」、「2011」、「2012」、「2013」、「2015」の6機の飛行が確認されている。

 それぞれの機体には外観上の違いがあり、特に「2013」と「2015」には、新型の「フェーズドアレイレーダー」を搭載しているとみられている。
 また、軍にはすでに3機が引き渡されたという。

 中国では4月になり、ロシアの専門家の見方として、J-20について
 「2017年に配備」、
 「米国の空母を撃破する能力がある」
と伝えられた。

 海軍情報化専門家委員会の尹卓主任は、同見方を「推測が多い」と批判。
 J-20は電子装置などの試験をしている段階で、武器系統の試験は未着手と紹介した。
 ただし「2017年の配備」については、「基本的に信頼できる判断」と述べた。

 いずれにしろ、米空母は必ず「空母戦闘群」という艦隊で行動する。
 その実力は「世界最強」とも評価されており、
 J-20が撃破・無力化の能力を持つようになるとは、にわかに信じられない内容だ。

 尹卓主任はJ-20について
 「(米国の)F-22と同様に、ステルス性を確保するために、武器類の配置や大きさに制限がある。
 射程も影響を受けるので、攻撃目標や能力も制約を受けることになる」
と説明した。

 尹卓主任はJ-20の主要や役割りについて
 「制空権の確保と、その他の攻撃能力がさらに強大な航空機の援護」、
 「J-20はすべての攻撃任務を担当するわけではない」
と説明した。


 丸裸の空母に爆弾を撃ちこめば確かに無力化できるだろう。
 だが、空母というのは艦載機母艦ということである。
 つまり、戦闘機を載せている。
 この戦闘機群をかいくぐってどうやって空母まで到達するのか。
 この辺が一番重要なことだろう。
 書類のスペックだけで比較するのは中国お得意の言葉プロパガンダだが、少々考えればすぐに「無理」がわかる。
 中国の軍事力というのは、いつも「スペックだけ」なのである。
 実戦にどう対処できるかのキャリアが圧倒的に不足している。
 よってフィギアであり、並べただけにとどまってしまう。




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