2015年4月21日火曜日

中国の大手検索サイト「百度」、日本の「検索サイト」閉鎖:「百度は『GFW』がなければ生存できない。だから国外では生き残れない」

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サーチナ 4月21日(火)15時29分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150421-00000190-scn-sci

「『Google』の検索っていいの?』など中国ネット民の声
・・・中国の大手検索サイト「百度」、
日本の「検索サイト」閉鎖で=中国版ツイッター

 中国メディアの駆動中国は18日、中国の大手検索サイト百度(バイドゥ)が日本国内の検索サイトを3月16日に閉鎖していたことが分かったと伝え、今後はモバイルなどの分野に注力する方針と伝えた。
 中国では最大のシェアを持つ百度が日本で検索サービスを閉鎖したとの報道について、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)では驚きの声と「Google」の検索サービスへの関心が高まっている。

 記事は、百度が中国最大の検索エンジンであることを紹介し、中国人ネットユーザーにとっては必須のサイトであり、無くてはならない存在であることを紹介、近年は中国国内だけでなく、グローバルな規模で事業を展開していたと伝えた。

 一方、百度が日本国内で7年間にわたって運用していた検索エンジンを閉鎖したことは「1つの挫折と言える」とし、百度が日本で提供していた検索エンジンにアクセスすると「百度によるメッセージと会社概要ならびに問い合わせに関するリンクだけが表示される」と伝えた。

 また、百度が日本の検索エンジンを閉鎖させたことについて、同社の広報からの回答として、
 「事業の調整によるもので、今後はモバイルおよびO2O(Online to Offline、実店舗での購買行動を促す施策など)分野に注力する」
と伝えた。
 さらに、今後、日本で検索サービスを再開することも可能性がないわけではないと論じた。

 続けて記事は、百度の日本法人は今も営業を継続していると伝え、特にスマートフォン用日本語文字入力&顔文字キーボードである「Simeji」は多くのユーザーに利用され、「百度にとって日本市場において高い潜在力を持つモバイルサービスの1つだ」と伝えた。

 中国で検索サービスを提供する企業として最大手であり、最大のシェアを持つ百度が日本で検索サービスを閉鎖したとの報道について、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)では驚きの声があがっている。
 「日本では『Google』が使えるんだろ?
 『Google』の検索サービスってそんなに良いのか?」
といった声や、
 「ネットユーザーは使い慣れたものを使う傾向にあるからなぁ。
 『Google』に慣れた日本人を動かすことはできなかったということか」
とのコメントがあった。

 また、
 「百度は『GFW』がなければ生存できない。
 だから国外では生き残れない」
といった声も。
 GFWとは中国政府がインターネット上に構築しているとされる検閲システムの「グレート・ファイアーウォール(Great Firewall、金盾)」を指していると見られ、暗に中国の検閲と検索結果のフィルタリングを批判するコメントも見られた。








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