中国兵器の大半は「存在する兵器」であって、「戦う兵器」ではない。
数を揃え、スペックを水増し、大声ラッパで宣伝するためのものである。
そういう武器をもっているということで周囲を恫喝するための
「存在するために価値がある武器」
である。
それをもって戦うためにあるものではない。
孫子の兵法である。
もし、その兵器で戦って負けたら、一瞬のうちに中国共産党は崩壊する。
そんな愚策を共産党は冒さない。
中国は勝算200%でも戦わないだろう。
戦争は何がきっかけで、どんなことが起こるかわからない。
経験のない中国ができることではない。
500%の勝算が出てきたらはじめてやるだろう。
タイトルは
「少々懲らしめる」
ということで。
そして、初戦で勝って、さっと逃げる。
下手にズルズルと長期にやると共産党が危うくなる。
『
サーチナニュース 2015-01-08 22:15
http://news.searchina.net/id/1556522?page=1
「新鋭055型ミサイル駆逐艦」に世界のメディアが騒然
・・・ただし専門家は「そんなたいしたものではない」=中国メディア
中国メディア「環球網」は6日、中国が
2015年にも進水させるとされる、新鋭の055型ミサイル護衛艦
について「世界が騒然」としている様子を示す記事を配信した。
同記事は一方で、
「外国で騒がれるほどの突出した性能ではない」
などとする、自国の専門家の指摘を紹介した。
★.055型ミサイル駆逐艦は全長183メートルで船幅は22メートル、標準排水量は1万2000トン
で、情報化やステルス性能を向上させ「第4世代に属する」とされる。
環球網は米国、ドイツ、ロシア、台湾、米国など世界各地のメディアの取り上げ方を紹介
「米イージス艦に匹敵。あるいはそれ以上」、
「中国は、大規模な海の戦闘について、準備を大きく邁進させた」、
「ステルス性を持つ米国のDDG-1000(ズムウォルト級)ミサイル駆逐艦に次ぐ、世界最大の駆逐艦。
中国の船舶技術と船舶工業能力の最高水準を示している」、
「中国が世界の軍事バランスを変更する5つの“殺し道具”のひとつ」
などの記事を並べた。
しかし環球網によると、ある軍事専門家は
「時代を超えるほどの先進性は、取り立ててないだろう」
と評したという。
現役の052級駆逐艦と比べ、電子システムや武装は向上するだろうが
「戦争のゲームのルールを変えるほどの役割をはたすことはない」
との考えだ。
同専門家は、
「外国のメディアは、中国の新たな武器について騒ぎ出す場合が多い」
と指摘。
現在、多くのメディアが注目するのは055型の大きさだが、実際には米国が80年代に就役させたタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦と同程度の大きさであり、電子装備の面で(055型は)はやや向上しているが、
搭載する武器のレベルは米国の最新式のものとでは「比較にならない」程度
にとどまっているという。
同専門家はさらに、中国の武器の水準は全体的に
「加速しつつはあるが、(世界最先端の武器の水準に)いまだに追いつこうとしている状態」、
「距離はまだ、相当に大きい」
と説明。
20年前と比べれば、
「世界最先端との距離はやや縮まった」
だけだが、
「一部の西側メディアは、そのことに適応できないのだろう」
との見方を示した。
』
===========
資 料
===========
検索してみたがあったのは模型のみ。
開発中であり、スペックがひとり歩きしているようである。
『
新華社ニュース 2014年05月11日 11時22分
http://www.xinhuaxia.jp/social/34092
中国が055型巡洋艦を開発中で、狙いはアジアにとどまらない-米国メディア

米紙「ワシントン・タイムズ」の7日付記事では、中国は先鋭的なミサイル巡洋艦を開発中で、これは中国政府が海軍の大規模軍拡に向かって重要な一歩を踏み出したことを示している。
中国語のサイトではこの巡洋艦の陸地模型の写真が流されている。
中国で初めての巡洋艦と見られ、コードは055型である。
要するに巡洋艦は駆逐艦より大きいが、戦艦より小さい。
この新型巡洋艦は、先進的な長距離レーダーを搭載し、中国でミサイル発射ができる攻撃型軍艦とその新しいミサイル防衛システムの一部分になると、米海軍専門家は見ている。
中国の初めてとなる巡洋艦は、中国海軍戦闘力の大きな進歩を示している。
また、アナリストによると、
「中国は護衛艦と駆逐艦のみ保有しているということしか分からなかった。
巡洋艦はその範囲を超えており、中国海軍近代化規模のもう1つの指標になる。
現在この世界で、米国でさえも新しい巡洋艦を建造する計画がある国家はない」。
中国の新型巡洋艦の排水量1万トン級で、約9500トンのイージス駆逐艦に相当すると信じられている。
中国軍事問題専門家は、中国の新型巡洋艦は大きな発展だと見ている。
写真によれば、新しい055型巡洋艦模型は武漢で建造された。
国際評価・戦略センターの専門家は「武漢の模型をみると、同艦は攻撃・防衛の武器が搭載され、新しい大型で幅広い水上戦闘群の一部分として、空母と他の主力艦の防衛に適している」と語った。
今回の中国の巡洋艦の開発は中国が東アジアを狙う軍拡を進めているほかに、アジアを遠く離れる地域においても、兵力を運搬する軍事力を快速につくっているということを意味する。
』
『
サーチナニュース 2015/01/15(木) 06:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0115&f=business_0115_005.shtml
「ドイツを圧倒する潜在力」
・・・日本の軍事産業=中国で論評
浙江省紙の銭江晩報は13日付で、18面全面を使って日本の軍事産業についての論評を掲載した。
日本は軍事産業には「ドイツを圧倒する潜在力」があると評した。
ただし、核大国などになる可能性はないと断定した。
同紙記者の屠晨?氏が、軍事評論家の宋忠平氏の考えを紹介しながらまとめた署名記事として発表した。
記事は、日本の軍事産業技術の潜在力について、ドイツと比較した。
日本人の間では、同じ第二次世界大戦の敗戦国という点で同じドイツが武器輸出で実績を積み上げているのに、自国はいまだに本格化できていないとの不満が大きいと紹介。
記事は、
日本の軍事産業技術の潜在力について、ドイツよりもはるかに大きい
と主張した。
その根拠として、
★.ロボット、
★.マイクロエレクトロニクス、
★.素材、
★.光学技術、
★.宇宙開発技術
などの分野、特に
★.精密加工技術と
★.一部の部品分野
で日本は
「天下をひとり歩き」
するような、独自の地位を築き上げたと論評。
例えば宇宙開発の分野では
「ドイツは欧州宇宙機関の一翼をになうだけの存在だが、日本は独自の宇宙産業体系を構築した」
と評価した。
記事は
「しかしながら、このことは日本が短期間で核ミサイルを作れることを意味しない」
と主張。
核ミサイル開発には
「(衛星打ち上げとは異なる)複雑な軌道制御や観測技術が必要」
と論じた上で、
「ロケットをミサイルに転用しようとしたら、すべての部品が同じように使えるわけではない。
(転用のためには)膨大な実験によるデータと長年にわたる技術の蓄積が必要」
であり、「日本はこの分野でほとんど空白」との見方を示した。
また、核兵器開発については、米国の監視下にあると指摘。
開発に必要な実験を行えるとは、ほとんど考えられないと主張。
宋氏の考えを引用する形で
「米国はあるいは、日本が中距離核ミサイルを製造することを容認するかもしれない。
しかし、遠距離あるいは大陸間弾道ミサイルではどうだろう?
(米国が容認することは)考えるだけでもむだ」
と論じた。
屠氏は、
軍事産業を発達させるために日本は苦境にあり、事態を打開するためにフランスやイタリアとの協力関係を構築し、「欠けている鎖」を補おうとしていると指摘。
ただし、日本が中国のネットユーザーが考えているような
「真相の見えないステルス型軍事産業超大国」
になろうとすれば、数十年の努力が必要だと主張した。
』
サーチナニュース 2015/01/15(木) 06:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0115&f=business_0115_005.shtml
「ドイツを圧倒する潜在力」
・・・日本の軍事産業=中国で論評
浙江省紙の銭江晩報は13日付で、18面全面を使って日本の軍事産業についての論評を掲載した。
日本は軍事産業には「ドイツを圧倒する潜在力」があると評した。
ただし、核大国などになる可能性はないと断定した。
同紙記者の屠晨?氏が、軍事評論家の宋忠平氏の考えを紹介しながらまとめた署名記事として発表した。
記事は、日本の軍事産業技術の潜在力について、ドイツと比較した。
日本人の間では、同じ第二次世界大戦の敗戦国という点で同じドイツが武器輸出で実績を積み上げているのに、自国はいまだに本格化できていないとの不満が大きいと紹介。
記事は、
日本の軍事産業技術の潜在力について、ドイツよりもはるかに大きい
と主張した。
その根拠として、
★.ロボット、
★.マイクロエレクトロニクス、
★.素材、
★.光学技術、
★.宇宙開発技術
などの分野、特に
★.精密加工技術と
★.一部の部品分野
で日本は
「天下をひとり歩き」
するような、独自の地位を築き上げたと論評。
例えば宇宙開発の分野では
「ドイツは欧州宇宙機関の一翼をになうだけの存在だが、日本は独自の宇宙産業体系を構築した」
と評価した。
記事は
「しかしながら、このことは日本が短期間で核ミサイルを作れることを意味しない」
と主張。
核ミサイル開発には
「(衛星打ち上げとは異なる)複雑な軌道制御や観測技術が必要」
と論じた上で、
「ロケットをミサイルに転用しようとしたら、すべての部品が同じように使えるわけではない。
(転用のためには)膨大な実験によるデータと長年にわたる技術の蓄積が必要」
であり、「日本はこの分野でほとんど空白」との見方を示した。
また、核兵器開発については、米国の監視下にあると指摘。
開発に必要な実験を行えるとは、ほとんど考えられないと主張。
宋氏の考えを引用する形で
「米国はあるいは、日本が中距離核ミサイルを製造することを容認するかもしれない。
しかし、遠距離あるいは大陸間弾道ミサイルではどうだろう?
(米国が容認することは)考えるだけでもむだ」
と論じた。
屠氏は、
軍事産業を発達させるために日本は苦境にあり、事態を打開するためにフランスやイタリアとの協力関係を構築し、「欠けている鎖」を補おうとしていると指摘。
ただし、日本が中国のネットユーザーが考えているような
「真相の見えないステルス型軍事産業超大国」
になろうとすれば、数十年の努力が必要だと主張した。
』
『
2015年01月19日08時05分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/447/195447.html?servcode=A00§code=A10
「中国、今年イージス艦5隻追加
…日本の海軍力を上回る」
昨年、日本のある研究所は日中海軍が
尖閣諸島(中国名・釣魚島)で衝突する場合、戦争が始まって数時間以内に中国軍が壊滅する
というシミュレーション結果を発表した。
米国に続く世界2位の日本海上戦力に基づく戦争シナリオだった。
しかし英国の権威ある軍事専門誌IHSジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー(JDW)は中国の海軍力が今年初めて日本を追い越すと分析した。
中国は尖閣諸島のほかにも、南シナ海などを中国の勢力圏と宣言し、海軍戦力の強化に拍車を加えている。
中国は原子力空母「遼寧」と計200個の核弾頭を装着した巨浪2潜水艦発射ミサイル、米国も恐れる大陸間弾道ミサイル(ICBM)東風41を備えたのに続き、ミサイル防衛能力がある最新型イージス艦の建造に取り組み、日本のほか米国も脅かす戦力に浮上している。
これに対抗し、日本も今年から最新鋭ミサイル防衛システムを搭載したイージス艦2隻の建造に入り、2020年までに8隻に増やす計画だ。
中国と日本がそれぞれ海軍力の強化に取り組み、北東アジアの緊張はさらに高まっている。
JDW誌は海上戦力の核心であるイージス艦戦力で中国が日本を上回ると分析した。
★.中国は昨年を基準に052C駆逐艦5隻、052D駆逐艦1隻、051C駆逐艦2隻と計8隻のイージス艦を保有し、6隻を保有する日本を上回ると伝えた。
同誌は
「イージス艦8隻の遠距離防空戦力は6隻の日本と似ているが、
中国は今年052C駆逐艦1隻と
052Dなどイージス級駆逐艦4隻
を追加で就役させる計画であり、
年末には中国のイージス艦戦力が日本の1.5倍以上になるだろう」
と分析した。
米国と日本は中国の最新鋭駆逐艦052D級1隻だけをイージス艦と見なしているが、同誌は最近5年以内に就役した駆逐艦7隻もイージス艦の性能を持つと分析した。
昨年就役した052Dイージス艦はDH10長距離巡航ミサイルとHQ9艦対空ミサイルなど64発の対艦・対空ミサイルを搭載している。
また中国は昨年12月、次世代イージス艦055型駆逐艦の建造に着手した。
この駆逐艦は4台のガスタービンを搭載する予定であり、総出力が10万馬力にのぼる。
量的な面で日中海軍力の差はますます広がる傾向だ。
★.海軍の兵力は中国が23万5000人である一方、日本海上自衛隊は4万5800人にすぎない。
★.軍艦の数も日本(120隻)は中国(970隻)の12%にすぎない。
★.非対称戦力の核心である潜水艦の数でも中国は5隻の原子力潜水艦を含む56隻を保有しているが、日本は18隻ほど
だ。
中国は2013年12月22日、渤海湾で094型原子力潜水艦を通じて巨浪2を発射し、質的な面でも日本に追いついている。
また、次世代攻撃用原子力潜水艦と戦略原子力潜水艦を一線部隊に配備している。
反論もある。
日本海上戦力は艦艇と武器の質の面で中国を上回っているということだ。
日本イージス艦の攻撃・防御能力は米海軍との合同訓練を通じて世界最高という事実が証明されたが、中国イージス艦の性能は客観的に証明されていないというのが、軍事専門家の分析だ。
また、日本は中国に比べ潜水艦の数は不足しているが、潜水艦作戦能力と性能で中国に大きく上回っているということだ。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月24日 15時7分
http://www.recordchina.co.jp/a101251.html
中国の海軍力が年内に日本を追い抜く―英誌
2015年1月23日、英国の権威ある軍事雑誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』(JDW)は先日、中国の海軍力が年内に初めて日本を追い抜くと論じた。
同記事は
「中国は尖閣諸島以外に、南シナ海などの地域を中国の勢力範囲と宣言し、海軍の戦力強化に拍車をかけている」
とした。
軍事専門家は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューに
「この記事は中国の海軍力を羅列式に示しており、大変非専門的だ。
『中国海軍が日本を追い抜く』結論を導き出す目的は、
中国への対応を口実に軍事費増額を要求することに他ならない」
と述べた。
■海軍力の羅列式比較は非専門的
JDWの記事によると、
★.中国海軍が兵員23万5000人で、潜水艦56隻、軍艦970隻、戦闘機468機を保有
するのに対して、
★.自衛隊は4万5800人、潜水艦18隻、軍艦120隻、戦闘機339機
に過ぎない。
記事はまた
「中国は原子力空母『遼寧』と核弾頭200個の潜水艦発射弾道ミサイル『巨浪-2』および米国も恐れさせる大陸間弾道ミサイル『東風-41』を保有する」
とした。
「JDWは専門誌だが、この論説は日中の海軍力を羅列式に比較しており、大変非専門的だ」。
軍事専門家の尹卓(イン・ジュオ)氏は
「まず、中国の弾道ミサイル原潜がすでに核弾頭200発を持っていると、どう導き出すことができるのか?
また、中国は日本のような非核保有国に対しては、たとえ尖閣諸島で紛争が起きても、米国が参戦して核攻撃を優先させた場合を除いて核兵器を使用しない。
(JDWの)こうした比較は静態的(比較)に用いるだけならまだいいが、動態的戦闘においては、中国の核戦力を除外しなければならず、比較の基準にはできない」
と述べた。
中央党校国際戦略研究所の高祖貴(ガオ・ズーグイ)副所長は
「JDWは英国政府の声を代表するものではないが、影響力が大きく、学術と娯楽の見解を代表している。
今回同誌が導き出した『中国の海軍力は日本より強い』との結論は、以前の米議会経済安全保障委員会の結論とそっくりなうえ、一層明確にしている。
違いはJDWが中国の経済的、軍事的潜在力および規模を現実のものと見なしたことだけだ。
実は日本、米国、英国のこうした声はいずれも中国を抑え込む意図があり、軍事費増額を呼びかけるものに他ならない」
と述べた。
尹氏は
「日本の艦艇の情報化水準は中国を遙かに上回るうえ、
武器のシステム作戦能力も相当強く、
情報化技術水準は米国と基本的に同世代
に属する。
これは日本自身胸の内ではよく分っていることだ。
武器・装備システムにおいて情報能力の役割は非常に肝要であり、JDWのこうした軍事力比較モデルは明らかに非科学的だ」
と述べた。
■人数と規模は近代的海軍力の評価指標ではとっくにない
JDWの記事はさらに
「中国は今年、052C型駆逐艦と052D型など新型駆逐艦を増やす計画だ。
年末には、中国版イージス艦の戦力は日本の1.5倍に達する」
と報じた。
尹氏によると、イージス艦は現代の大型水上艦を象徴する存在だ。
イージス艦はコンピュータを中心とする兵器システムで、フェーズドアレイレーダーを搭載し、ミサイルを自動発射することができる。
また、垂直発射のミサイルは360度全方向に発射できるうえ、各種ミサイルの同時発射もできる。
これこそがイージス艦の近代化戦闘能力を示している。
「中国の052Cと052D」はイージス艦タイプの軍艦で、数量は日本とほぼ同水準だが、トン数はずっと小さい。
日本のイージス艦のミサイル搭載量は中国海軍の同タイプの軍艦の2倍近くであり、艦艇数だけを見ても総合戦闘能力は比較できない。
尹氏によると、
★.海軍の人数と規模は現代海軍力を評価する指標ではとっくになく、
軍艦の「平均トン数」や「1人当たりトン数」を用いるべきだ。
「平均トン数」によって、大型艦艇、中型艦艇、または小型艦艇のいずれが中心の艦隊なのかを判断できる。
★.中国海軍は中・小型艦艇が中心であり、艦艇数は多いものの、平均トン数は比較的小さい。
★.一方、日本の艦艇は数は比較的少ないが、平均トン数はずっと大きく、米国はさらに大きくて、中国の数倍から10倍にも達する。
また、海軍の規模は大きいが「1人当たりトン数」が小さい場合、
海軍の地上要員が比較的多く、効率が比較的低くて、近代化水準の高い海軍ではないことを意味する。
「1人当たりトン数」が大きければ、各艦艇の乗員数は少ないが、艦艇の自動化水準が高く、地上要員が少なく海上作戦要員が多いことになる。
これらは海軍の構造が合理的か否か、近代化されているか否かを直接示している。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
』
『
サーチナニュース 2015-01-28 17:09
http://news.searchina.net/id/1559228?page=1
中国の「最新鋭ミサイル護衛艦」は今後、海上自衛隊の「こんごう」に匹敵
中国海軍軍事学術研究所の張軍社研究員は中国メディア「環球時報」の取材に対して26日までに、中国最新鋭の052型ミサイル護衛艦について
「将来、作戦能力と搭載できるミサイル数は、日本の『こんごう型』に基本的に相当する」
と述べた。
日本の海上自衛隊が保有するこんごう型ミサイル護衛艦は、1番艦の「こんごう」が1993年に就役。
こんごう型の後継としては、あたご型1番艦の「あたご」が2007年に就役した。
2015年1月25日現在
★.こんごう型は「こんごう」、「きりしま」、「みょうこう」、「ちょうかい」の4隻が、
★.あたご型は「あたご」、「あしがら」の2隻が
就役中だ。
張研究員は、
★.2003年から12年にかけて6隻が進水したとされる052C型(蘭州級)ミサイル護衛艦について、
「米国のアーレイ・バーク級、日本のこんごう型、最新のあたご型が(満載時)排水量が9000-1万トンであるのに比べてやや小さく、搭載できるミサイル数も少ない」
と説明した。
052C型の満載時排水量は7000トンとされている。
中国では1997年進水の深セン(051B型)、02年に進水をはじめた052B型(広州級)以降のミサイル駆逐艦が「第3世代」とされている。
張研究員は
「中国の第3世代国産ミサイル駆逐艦の総合作戦能力は大きく向上した」
と述べ、
「将来、052D型ミサイル駆逐艦の作戦能力と搭載ミサイル数は日本のこんごう型に、基本的に相当する」
と説明した。
張研究員は、小型艦であるフリゲート艦については
「中国海軍の艦の性能は比較的先進的で、米国の(オリバー・ハザード・)ペリー級ミサイルフリゲートよりも性能は遥かによい」
などと説明。
★.最新鋭の054A型(舟山級)は、フランスのラファイエット級よりも高性能
と説明した。
張研究員はさらに
「ただし、米国は少しずつ小型のフリゲート艦を退役させ、沿海域戦闘艦で置き換えようとしている。
排水量は3000トン程度でフリゲート艦の大きさに匹敵」、
「主に対潜水艦や特殊作戦を任務とし、防空能力は強くない対空ミサイルは近距離の物で、対艦ミサイルにもそれほど威力はない」
として、「054A型とは比べるべくもない」と述べた。
**********
◆解説◆
海上自衛隊のこんごう型護衛艦は、米国国外での初のイージス艦。弾道ミサイル迎撃用のSM-3も装備されている。
あたご型には第2世代イージスシステムが搭載され、ステルス性への配慮も進んだ。
SM-3は今後、改修の上で装備する予定だ。
米国のオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲートが建造されたのは1975年から88年、仏ラファイエット級は1番艦ラファイエットが92年に進水した。
なお、仏ラファイエット級は輸出型が台湾に6隻売却された。
上記記事は、中国の軍艦の優秀さを強調しているが、張研究員の真意であったかどうかは不明。
張研究員が挙げた日本を含めての外国の軍艦の就役は、比較の対象とした中国の「新鋭艦」よりも10年以上古い型だ。
つまり、張研究員は
★.中国の軍艦建造技術が10-20年以前の西側諸国のレベルに追いつきつつある
と主張したことになる。
ただし、中国の軍艦建造のテンポは極めて早い。中国の最新鋭の軍艦については「世界で最も優れているわけではないが、世界で最も大量に建造されている」との言い方もある。
』
『
JB Press 2015.01.29(木) 北村 淳
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42766
「日本の海自にはまだかなわない」
謙遜する中国海軍の真意とは?
21世紀の今日、海軍力だけの比較は意味がない

●英国の軍事情報誌によると「2015年中に、中国海軍力が日本のそれを圧倒する」という。
中国海軍052D型イージス駆逐艦(写真:USNI)
英国の軍事情報誌として国際軍事社会に一定の影響力がある「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」(以下"JDW")が、
「2015年中に、中国海軍力が日本のそれを圧倒する」
といった分析記事を掲載した。
それに対して中国側が“興味深い”反応を示したため、アメリカ海軍関係者の間では日中海軍力に対する議論が盛り上がっている。
■2015年中に中国海軍力が日本を圧倒する!?
JDWは、イギリスの軍事情報会社ジェーンズ・インフォメーション・グループ(以下"Jane's")が発信している様々な軍事関係情報商品の1つで、軍・政府関係機関やシンクタンクなど専門家以外の幅広い読者をもターゲットにした軍事情報週刊誌である(とはいっても、いわゆる「軍事オタク」向け兵器雑誌ではない)。
2015年現在、Jane'sはアメリカの出版会社"IHS Inc."の傘下に入っているが、その起源は1898年に発刊された「世界の軍艦」にある。
その後「ジェーンズ軍艦年鑑」として世界中の軍艦や海軍関係情報を網羅する年鑑として毎年刊行が続けられ、現在もJane'sの主力商品の1つとして世界中の海軍関係機関に重宝されている。
JDWは海軍情報だけでなく幅広い軍事情報・軍事関係産業情報などを提供している。
そのJDWの記事は下記のような状況(とりわけ“数字”)を挙げて
「2015年は日中海軍力が逆転する年になる」
と紹介している。
(1):海上自衛隊の保有艦艇数は120隻であり、中国海軍は970隻である。
また海上自衛隊の人員は4万5800名であるのに対して中国海軍は23万5000名である。
(2):海上自衛隊の潜水艦戦力は18隻であるが、中国海軍のそれは少なくとも56隻以上である。
そして、それらの中国海軍潜水艦の中には少なくとも5隻以上の原子力潜水艦が含まれている。
(3):現時点で海上自衛隊は6隻のイージス駆逐艦を運用している。
それに対して中国海軍は合わせて8隻のイージス駆逐艦を運用しており、本年中にあと2隻のイージス駆逐艦(052C型、052D型それぞれ1隻)が完成する。
したがってイージス駆逐艦の分野でも海上自衛隊の6隻に対して中国海軍は10隻となってしまう。
(4):中国海軍が運用する各種航空機(注:爆撃機、戦闘機、哨戒機、輸送機、対潜ヘリコプター、汎用ヘリコプターなど)は468機であり、海上自衛隊の航空機(注:哨戒機、対潜ヘリコプター、対機雷戦ヘリコプター、救難ヘリコプターなど)は339機である。
(5):中国海軍は航空母艦やアメリカをも射程圏に収める新型(巨浪2型)弾道ミサイル搭載の戦略原潜の運用を開始しているが、日本には、このような航空母艦も戦略原潜も存在しない。
(6):2015年中には誕生しないが、中国海軍は性能的にも日米のイージス艦を凌駕すると考えられている055型駆逐艦の建造を進めている。
この新鋭艦には長距離対空ミサイル、超低空で飛翔する最新鋭対艦ミサイル、日米のイージスシステムやミサイル防衛システムで用いられる各種高性能レーダーを攻撃可能な対レーダーミサイルなど強力な兵器が装備される。
また、日米の駆逐艦に搭載されているガスタービンエンジン(ゼネラル・エレクトリック社開発のLM2500)よりも高性能な国産新開発ガスタービンエンジンが搭載され、日米のイージス艦を凌駕することになる。
■“謙遜”する中国側
JDWの分析に対して中国側の海軍専門家たちは「JDWの“分析”は、単に人民解放軍海軍と海上自衛隊の保有艦艇数の数量比較にしかすぎず、軍事力に関する科学的分析とは言えない」と冷ややかな反応を示している。
そして、JDWをはじめとする西側の海軍分析が「日中海軍力バランスの逆転」を指摘する昨今の傾向に、中国自らがあたかも“謙遜”するように異を唱えている。
★.「確かに中国海軍の艦艇保有数は海上自衛隊の数倍に達しており圧倒的と言える。
だが、各艦艇1隻あたりの平均トン数は海上自衛隊のほうが中国海軍の数倍であり、
海上自衛隊が大型艦中心なのに対して中国海軍は小型中型艦中心であることが明らかである」
★.「中国海軍はイージス駆逐艦を多数手にしつつあるが、海上自衛隊のイージス駆逐艦はいずれも巡洋艦並みの大型艦ばかりである。
それらは中国の、より小型のイージス艦よりも戦闘力があるものと考えられる」
★.「いくら艦艇保有数など“数”が日本を凌駕していても、質的に優れていなければ戦力が勝るとは言えない。
このような観点からは、いまだに海上自衛隊の艦艇や装備のほうが中国海軍よりも優れていると考えるべきであり、JDWの分析のように単純なストーリーにはならない」
★.「日米の各種艦艇に搭載してある情報システムベースの装備類は高水準であり、海上自衛隊の戦闘能力は極めて高いものと考えられる」
■海軍力だけの比較はもはや意味がない
中国側専門家たちが指摘しているように、JDWのような単純な数量分析では確かに戦力(海軍力だけでなく)比較は成し得ない(もっともJDWは海軍専門家だけでなく幅広い読者層を含んでいるため、この種の記事は極めて専門的な分析報告というわけではない)。
そして、中国側専門家たちの“謙虚”な反応のように、海上自衛隊や米海軍の情報システム、各種装備類の多くが、いまだに中国側より優れているのは事実であろう。
確かに、単純な日中海軍力の数量比較はさして意味を持たない。
しかしながら、艦艇や兵器をはじめ装備類の質的分析も、そう単純に戦力比較を決定づけることができない。
例えば、いくら性能が優れた軍艦を揃えていても、それらを扱う将兵の練度や闘争心それに士気が低ければ「宝の持ち腐れ」になってしまう。
そして、このような人的ファクターを、平時における表面的な観察から客観的に評価することは極めて困難である。
もし、そのような人的ファクターの比較が可能であり、艦艇や装備に関する数量的比較ならびに質的比較と組み合わせることができたとしても、海軍力全体の日中比較は21世紀の今日においては、「ジェーンズ軍艦年鑑」が発刊され始めた時代のように決定的な意味を持っていない。なぜならば、日露戦争の時代と違い、今日においては、海軍だけの戦闘を他の軍事的諸要素から切り離して考察することはできないからである。
例えば、日露戦争時において、満州を占領していたロシア軍が日本を攻撃するには、黄海に面する旅順と日本海に面するウラジオストックに配置されていたロシア海軍極東艦隊によって日本に接近し、沿岸を砲撃したり、海軍によって陸軍を日本に上陸させなければならなかった。
しかしながら、現在においては、中国人民解放軍が日本を攻撃するには、海軍艦艇を接近させたり日本領域に海軍陸戦隊や陸軍を上陸させる必要はない。
航空機により日本領内を爆撃したり(ここまでは第2次世界大戦で実施された)、日本のはるか遠方の、自らは安全な地域に位置する軍艦や航空機、そして中国本土の地上移動式発射装置から長射程ミサイルを発射して、日本全域の戦略目標を精確に破壊することが可能になってしまっている。
■海軍力の前面には強力なミサイル戦力あり
このように、もはや海軍力そのものは日本攻撃の主役ではなくなってしまっている。
自らは被害をほとんど受けることなく、はるか彼方より発射可能な長射程ミサイルが、攻撃側にとっては最も効率のよい主戦力の座を占めることになっているのである。
例えば(シミュレーションゲームのように)中国海軍が日本に侵攻艦隊を差し向けたとする。
そして、数では劣るが高性能艦艇と練度が高い兵員そして素晴らしい作戦に立脚した海上自衛隊艦隊が、それを迎撃したとしよう。
しかし残念ながら、海自艦隊が中国艦隊を撃退して母港に帰投するときには、日本全土の戦略要地が人民解放軍の1000発を超える長距離巡航ミサイルや弾道ミサイルによって灰燼に帰してしまっているであろう。
中国の軍事専門家たちは、これまで人民解放軍が心血を注いで築き上げてきた長射程ミサイル戦力により「戦わずして日本を制圧する」ことが可能になりつつあることを確信している。
したがって、中国海軍の艦艇や兵器の性能が若干海上自衛隊の後塵を拝していても、それは中国側にとっては致命的問題ではないのである。
人民解放軍がミサイル戦力を強化させて日本を封殺する能力を増強させている間に、海軍力などは、追いつきやがては追い越すものと、中国の専門家たちは高をくくっているのである。
その結果が謙虚な余裕のある発言となっていると考えられる。
』
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レコードチャイナ 配信日時:2015年2月5日 14時41分
http://www.recordchina.co.jp/a101924.html
中国は将来空母4隻を保有すべき、2隻は南シナ海方面に配備―中国専門家
2015年2月3日、中国の常州市人民政府は先月31日、微博(ウェイボー)上で、同市のケーブル企業が2隻目の空母関連の落札企業となったことを明らかにした。
軍事専門家の曹衛東(ツァオ・ウェイドン)氏は中国中央テレビ(CCTV)のインタビューで
「将来的に中国は空母4隻を保有し、交互に任務を遂行すべきだ。
排水量は6万トンから8万トンが適切で、米国のように10万トン、さらにはそれ以上の大型空母を建造する必要はない」
との見解を示した。
1月31日午前、常州市人民政府新聞弁公室の公式微博アカウントは、今年の同市の工業の注目点を紹介する中で、同市のケーブル企業が2隻目の空母関連の落札企業となったことに言及した。
同日の夕刊紙・常州晩報も同様の内容を掲載した。
だが2月1日に微博を見ると、すでに上記記述は削除されており、常州晩報電子版の空母関連の紙面も閲覧できなくなっていた。
中国の軍事力の発展、特に空母建造に対して一貫して極めて敏感な外国メディアはこの情報に引きつけられ、2隻目の空母に関する情報を初めて政府機関が明確にしたものと解釈した。
実際には、現在までに中国国防部(国防省)、中国海軍などはこの情報に対していかなる反応もコメントもしていない。
現時点で中国唯一の空母「遼寧」は2012年9月に就役した後、一連の科学研究・試験と訓練活動を行い、重大な突破口を開いた。
2013年5月に中国海軍は初の艦載航空兵部隊を正式に創設し、同年末に空母艦隊の初の統合訓練を完了した。
2014年に遼寧は大連で4カ月間の大規模な改修を行った。
メディアによると、国際的に空母の使用は通常「1隻が任務遂行、1隻が訓練、1隻がメンテナンス」という原則に従う。
中国のような大国としては、空母は1隻だけでは不十分だ。だが中国政府はこれまで2隻目の空母についての姿勢を表明したことはない。
ただ2013年8月29日に国防部の楊宇軍(ヤン・ユージュン)報道官が定例記者会見で「遼寧は中国初の空母だが、唯一の空母では断じてない」と指摘したことがある。
曹氏は
「中国は防御的国防政策を遂行しており、将来的には空母4隻を建造するのが割合適切だ。
通常空母はそれぞれ訓練、メンテナンス、任務を行う必要がある。
空母が4隻あれば、2隻は南シナ海方面、2隻は北方面で交互に任務を遂行し、比較的上手く運用できる。
排水量は空母の作戦能力に非常に重要な影響を与える。
例えば6万トンの空母なら作戦機30~40機、10万トン以上の空母なら戦闘機70~80機を搭載できる。
中国の必要性から言うと、現時点では6万トンから8万トンの空母を建造するのが割合適切だ。
米国のように10万トン、さらにはそれ以上の大型空母を建造する必要はない」
と述べた。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
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サーチナニュース 2015-03-31 22:21
http://news.searchina.net/id/1567954?page=1
ミサイル駆逐艦「052D」はあるけれど
・・・中国海軍の実力は自衛隊を越えられる!?

●写真は上記記事を掲載した電子版・新民晩報の記事頁キャプチャー
「中・日・印の三大国、海上の実力が強いのはどこだ」
と題する記事を発表した。
同記事は
★.「中国の海軍力は2015年に日本を超す」などとする西側の評価は「ほめ殺し」
と論じた。
ただし、奇襲能力は日本やインドを遥かに上回ると主張した。
英国の軍事専門誌「ジェーン・ディフェンス・ウイークリー」が中国海軍の実力は2015年に日本の自衛隊を抜くと主張している。
記事は、同主張について一方的であり、西側諸国が軍備を増強させる口実として、中国海軍を「ほめ殺し」にしている可能性があると主張した。
新民晩報の記事は、日本の「こんごう級」と「あたご級」の護衛艦に比べられる中国の軍艦はミサイル駆逐艦の「052D級」と「052C級」だけと主張。
052D級と052C級の満載は排水量が7000トンクラスだが、こんごう級は9485トン、あたご級は1万トンクラスと論じ、中国版“イージス艦”のトン数は日本に及ばないとの考えを示した。
記事はさらに、対ミサイル防衛能力でも日本のイージス艦の方が能力が高いと主張した。
インドについては2014年に就役した「コルカタ級駆逐艦」は、対潜ヘリコプターの搭載量が自国の052Dより多いと指摘した。
記事は日本の護衛艦では「自動化」が進んでいることにも注目した。
25日に就役したヘリコプター護衛艦の「いずも」について、470人程度が乗り込めるが、航空部隊関係者が270人で、操艦にたずさわるのは200人と指摘。
満載排水量が27000トンクラスの「いずも」の操艦に必要な人数が中国の7000トンクラスの駆逐艦と同程度として、「自動化の水準は相当に高い」と論じた。
インドは旧ソ連が建造した航空母艦の「バクー」を購入し、2014年に「ヴィクラマーディティヤ」として就役させた。
記事は、中国の航空母艦「遼寧」はまだ戦力になっていないと指摘した上で、中印両国が空母戦闘群を形成した場合には、中国の方が大きな戦力を持つと主張した。
記事は「奇襲能力については中国海軍がインドや日本よりも遥かに上」と主張。
中国が原子力潜水艦、しかも弾道ミサイルを搭載する戦略ミサイル原潜をも保有していることを理由とした。
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