今の韓国の様相を見ていると、自己崩壊が進みはじめ、残された道は3つしかないように思える。
1].中国の朝貢国となり、中国の傘に入ること
2].軍部がクーデターを起こし、臨時軍事政権から出直すこと
3].北朝鮮による侵攻をうけ、支配されること
である。
少々奇抜だが、そんな突拍子もない想像が当たることもある。
今の世界は何でもありであり、浮ついた空論を吐いているうちに、足元が侵されていることもありえる。
パク・クネは1].の道を進みたいと思っているだろう。
しかし、軍部が反発すれば2].になる。
パク・クネの任期はまだ3年残っている。
軍部が苛立つのに十分な時間でもある。
下の記事は、自己崩壊する韓国を狙って3].の北朝鮮が出てくるシュミレーションである。
安倍政権が集団自衛権を急ぐのも、
★.軍部のクーデターがあるか、
★.あるいは北朝鮮の侵攻がある、
という判断が基礎にあるからだろう。
『
2015年01月08日07時48分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/005/195005.html?servcode=500§code=500
金正恩、「7日戦争」作戦計画を作成
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が韓半島(朝鮮半島)で
戦争を7日以内に終える速戦即決式の作戦計画を新たに立てた
と、匿名を求めた複数の軍消息筋が述べた。
この作戦計画は韓国・米国が有事の際に備えて作成した「作戦計画5027」に似た一種の戦争遂行計画だ。
特に金第1書記は、
新しい作戦計画に基づく戦争の準備を2013年までに完了する
よう1次指示を出し、
準備が遅れると2014年に延長し、今年を「統一大戦の年」と宣言したと、軍当局者は伝えた。
軍情報当局は北朝鮮の新しい作戦計画を最近脱北した北朝鮮軍の要人から入手し、これを受け、韓国軍も作戦計画を一部修正するなど対策を用意しているという。
別の政府当局者は
「金正日(キム・ジョンイル)総書記の死亡直後の2011年12月30日に最高司令官となった金正恩が、2012年8月25日に元山で開かれた党中央軍事委員会拡大会議で『新作戦計画』を承認した」
と述べた。
続いて
「当時の会議には金正恩を含む党中央軍事委の幹部全員と軍団長級以上が出席した」
とし、
「会議では軍(総参謀部)レベルで作った大きな枠の作戦計画を確定し、各軍団長がこれに基づく部隊別の細部作戦計画を立て、訓練を実施しろという金正恩の指示があった」
と伝えた。
新作戦計画の骨子は、北朝鮮が奇襲南侵したり、局地戦が全面戦争に拡大する場合、
★.米軍が本格介入できないように7日以内に韓国全域を占領する
というものだ。
韓国軍と在韓米軍の反撃で戦況が容易でない場合でも15日以内に戦争を終えるという内容だ。
★.北朝鮮はこのため核やミサイル、ロケット砲、特殊戦要員などの非対称戦力を利用し、序盤に機先を制した後、通常戦力で戦争を終えるという手続きを定めたという。
金正恩は核・ミサイル使用を作戦計画に入れるよう指示し、核兵器の小型化を推進して米本土まで攻撃できる長距離ミサイルを開発することなども新しい作戦計画に基づくものだと、軍当局者は説明した。
この当局者は
「金正日時代に軍部隊を経済再建に投入したのとは違い、金正恩の執権後には大規模な軍事訓練を何度も実施し、軍事力を増強してきた」
とし
「2013年以降、金正恩は軍団級軍部隊を2、3回繰り返し訪問し、新しい作戦計画に基づく訓練状況を点検している」
と話した。
情報当局によると、
金正恩は2013年に53回、昨年は73回も軍部隊を訪問
している。
』
『
2015年01月08日09時27分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/013/195013.html?servcode=500§code=500
金正恩「腹が出た指揮官は戦争できない」
…軍団長級、50代に入れ替え
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が執権した後、北朝鮮軍には人事の“台風”が起きた。
2011年12月(金正日総書記死亡)以降の3年間、軍指揮部の総政治局長、総参謀長、人民武力部長は6カ月足らずで交代した。
階級もゴムひものようだった。
国防部の当局者は
「最近、北の将星はメディアに登場するたびに写真に出ている階級をよく見なければいけないほど、階級の浮き沈みが多い」
とし
「さらに一度に2、3階級降格するケースも少なくない」
と話した。
韓国情報当局はこれを
北朝鮮の新しい戦争計画のためだと分析
している。
情報当局者は
「個人の不正が発覚して階級が降格される場合もあるが、
ほとんどは作戦計画の樹立と訓練を履行できない指揮官が対象」
と述べた。
2012年8月に金第1書記が承認した新しい作戦計画の準備状況が十分でない場合、交代したり階級を降格させる懲戒が続いているということだ。
昨年、陸・海・空軍の指揮官全員を対象に実施した射撃大会(3月)、水泳大会(7月)、飛行大会(10月)でも、基準に達しない指揮官は降格または交代させられた。
北朝鮮軍の動向に詳しい当局者は
「金正恩は『腹が出た者は戦争ができない』として指揮官の率先垂範を強調し、
軍団長級の80%以上を相対的に若い50代に交代させた」
と話した。
延坪島(ヨンピョンド)砲撃戦を起こした第4軍団のイ・ソングク上将の場合、40代後半だ。
新作戦計画に基づく戦争の準備をしながら、北朝鮮軍に幹部入れ替えの動きが強まったのだ。
特に金正恩は非対称戦力を活用した戦争の準備に心血を注いでいるという。
新作戦計画で戦争開始から7日以内、遅くとも15日以内に戦争を終わらせると定めたのが代表的な例だ。
米軍の増援戦力が韓半島(朝鮮半島)に到着する前に戦争を終わらせなければ勝算がないという判断のためだ。
このため戦争初期に核・ミサイルなど非対称武器を活用する方針を作戦計画に反映させた。
核兵器を使用する場合、放射能に汚染した韓半島に米軍が入りにくいうえ、南側指導者がさらなる被害を防ぐために降伏する可能性もあるという計算からだ。
軍関係者は
「日本が広島に原爆が落ちると降伏したように、北朝鮮もこのような状況を狙っているとみられる」
と述べた。
北朝鮮は2013年2月の3度目の核実験に続き、昨年は18回のミサイル発射実験をした。
さらに過去3年間、前方に計5500門の放射砲(ロケット砲)を配備した。
正規軍が使用した放射砲は新型に入れ替え、旧型を予備軍である労農赤衛隊に移している。
金正恩は砲兵部隊を不意に訪問し、秒時計を持って射撃までかかる時間を点検するほどだという。
特殊戦部隊も金正恩が強調する非対称戦力の一つだ。
金正恩執権後、従来8万人だった特殊戦の人員は20万人に増えた。
特に前方予備師団を山岳歩兵旅団に改編し、特殊戦に参加させた。
軍当局者は「南側に下りてくる主要道路や地点は韓国軍が対応しているため、山や空中から侵入しようということだ」と説明した。
特殊部隊員を運ぶ低空侵入用航空機AN-2機に、最近はハンググライダーを動員した訓練もしているという。
金正日(キム・ジョンイル)時代にはほとんど見られなかった高空侵入落下訓練を昨年1万2000人が実施したりもした。
昨年、老朽化で倉庫に入れておいたミグ15・ミグ17戦闘機を取り出して訓練し、墜落事故も発生した。
軍当局者は
「最近、女性軍操縦士を養成するなど空軍兵力を1万人に増やし、昔の飛行機を活用している点からみて、有事の際は『神風』式の自殺特攻隊戦略もあるようだ」
と述べた。
◆非対称戦力=相手が保有せず比較優位にある戦力。
核兵器、生物化学兵器・弾道ミサイルなど大量殺傷が可能な武器を含め、潜水艦や特殊戦要員が該当する。
戦車など通常武器の増強に比べ、少ない費用で大きな効果を期待でき、相手の弱点を攻撃できる。
』
パク・クネが日韓の絆を断ち切ってしまった今、韓国は宇宙遊泳をやっている。
どこへ行き着くのか見通しがつかなくなっている。
おそらく誰も僅かな未来も見渡せなくなってしまっている。
後ろに日本がいたときはアンカーの重りがあった。
それがなくなってしまい、漂うだけ になりつつある。
「北朝鮮が韓国に侵攻」
なんてことは、とても考えられそうにないが、その考えられそうにないことが昔、「ソビエト崩壊」という形で現実に起こったことがある。
この時、時のノーベル経済学賞を貰った学者ですら見通せなかった。
北朝鮮が韓国に侵攻するのは大きな確率である
のである。
少なくともこの確率は「ソビエト崩壊」より高いとみていい。
そのやりかたは、
なんでもありで一気に方をつける
という方式であろう。
今のパク・クネ政権は完全に迷走状態にあり、もしヤルならこの3年のうちだろう。
3年後の選挙はパク政権のみっともなさを教訓に、まともな政権が誕生する可能性がある。
そうなると手出しができなくなる。
やるなら、この3年、死に体化しているパク政権のときが千載一遇のチャンスになる。
時期は到来しつつある、ということである。
『
2015年01月08日14時04分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/042/195042.html?servcode=500§code=500
北朝鮮、イラク・アフガン戦争で米国の威力を確認
…長期戦なら勝算なしと判断
核、ミサイル、放射砲(多連装ロケット)。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が執権してから3年間、以前より大幅に強化された北朝鮮の戦力だ。
国防部は6日に発表した『2014国防白書』でも、北朝鮮の非対称戦力が最近、大きく増強されたと評価した。
戦車や装甲車など通常戦力の増強ペースも以前に比べて速まったが、特に非対称戦力の確保に力を注いでいると、軍当局者は説明した。
金第1書記が非対称戦力を強化するのは、従来の軍戦力では有事の際、韓米の現代化した連合戦力に対抗できないと判断をしたからだという。
軍当局者は
「1990年代半ばから続いた経済難で軍備競争が難しくなると、大きな費用がかからず被害を最大化できる非対称戦力の増強に方向を定めた」
とし
「自らの能力を考えた一種のブルーオーシャン探し」
と話した。
80年代に米国とソ連が軍備競争をし、相対的に経済力が劣るソ連が崩壊するのを目撃した北朝鮮が、ソ連とは違う道を選んだということだ。
アフガニスタンやイラクなど米国が最近介入した戦場で恐るべき威力の武器を見た北朝鮮としては、米軍の主力武器が韓半島(朝鮮半島)に投入される前に戦争を終わらせるという意味も込められている。
匿名を求めた情報当局者は
「北は内部でイラク戦争やアフガニスタン戦争を徹底的に分析したという」
とし
「戦争が長引く場合、勝算がないという結論を出し、速戦即決のためには国際社会の非難と圧力を受けても、核やミサイルのような非対称戦力の使用が正解だと判断したようだ」
と話した。
非対称戦力の強化を骨子とした新しい作戦計画を立てたのは、戦争の準備だけでなく、住民を結束させるという用途もある。
シン・インギュン自主国防ネットワーク代表は
「金正恩は新しいリーダーシップで北の住民に希望と自信を与えている姿が見られる」
とし
「核やミサイルの保有を誇示することで米国に勝てるという希望を提示し、内部の結束も図り、非対称戦力がある程度整った後、国防費を経済に投じて経済回復にまい進できるという名分も狙っている」
と述べた。
』
北朝鮮の戦力は以下の通りである。
つまり、
「韓国よりはるかに優っている」
ということである。
よって、北朝鮮は
「チャンスと見れば動く」
可能性がある。
いまの無能なパク・クネ政権はそんなチャンスに当たる。
『
聯合ニュース 2015/01/06 12:00
http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20150106001000882
韓国が国防白書発刊
北は軍需施設警備・国境守備を強化
【ソウル聯合ニュース】
韓国の国防部は6日、2014年版の国防白書を発刊し、北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の指示で北部の慈江道一帯にある軍需施設の警備や中ロとの国境地域に軍団級部隊の12軍団を創設したと明記した。
また、空軍を中心に兵力を約1万人増やしたほか、金第1書記の軍掌握のため、国防委員会所属だった保衛司令部を軍総政治局に移管したとした。
北朝鮮軍の軍団は12軍団が創設されたことで、9から10に増えた。
韓国国防部の関係者は「慈江道一帯の軍需施設を警備し、(ロシアと経済協力を行う)羅津・ハサン特区を中心に拡大すると予想される経済協力に対応し、軍レベルで国境守備を強化しようとする措置だろう」と述べた。
前回の2012年の白書で軍団級の部隊とした国境警備総局は軍団級部隊ではないとした。
国境警備総局は国家安全保衛部(警察)に編入され、住民の北朝鮮脱出など、国境の警備に当たっている。
北朝鮮の軍団級部隊は10の正規軍団や二つの機械化軍団、平壌防衛司令部、11軍団(特殊軍)、戦略軍司令部の15となっている。
師団級部隊は88から81に減少し、機動旅団は72から74に増加した。
また金第1書記の軍掌握のため、軍内の保安業務を担当する保衛司令部を黄炳誓(ファン・ビョンソ)氏が局長を務める朝鮮人民軍総政治局に移管した。
韓国国防部は金正日(キム・ジョンイル)総書記の信任を得て、絶大な権力を握っていた保衛司令部を総政治局に移すことで、金第1書記が軍組織を掌握し、軍が住民統制の役割を十分に果たすようにしたと分析した。
北朝鮮の兵力は約120万人。
内訳をみると、
陸軍(約102万人)と海軍(約6万人)の変動はなかったが、
空軍は約12万人と、約1万人増えた。
戦力も砲兵と艦艇を中心に増強された。
戦車約100台、装甲車約300台、多連装・ロケット弾約700門、戦闘艦艇約10隻、支援艦艇約40隻
が増強された。
国防部関係者は
「ロケット弾を含め、砲兵戦力と機械化部隊が増強された。
航空機は増えていないが、複数が墜落した」
と説明した上で、
「従来型の弾道ミサイルを搭載できる新型潜水艦を開発している兆候があり、多数のステルス型高速浸透船舶(VSV)を開発している」
と明らかにした。
北朝鮮の核能力に関しては、
「小型化能力が相当な水準に達しているとみられる」
との文言を初めて明記した。
ただ
「数回の使用済み燃料棒の再処理を通じ、核兵器を製造できるプルトニウム約40キロを保有していると推定する」
と記し、数年前からプルトニウムの保有量に変化はないとした。
国防部関係者は
「ミサイルに核弾頭を搭載できるよう小型化したとの情報はない」
とした上で、5回の長距離ミサイル発射で米本土を狙える能力を保有していると推定されるとの文言を今回の白書に盛り込んだと説明した。
白書は北朝鮮が非武装地帯(DMZ)に戦時の兵力待機施設を多数設置したとした。
戦争物資については、2年前は「2~3カ月分を備蓄している」としたが、今回は「1~3カ月分」に変えた。
ほかに、「北の政権と軍はわれわれの敵」「独島は韓国の領土」「北方限界線(NLL)以南の水域は南北間の実質的な海上境界線」との文言は変えなかった。
独島に関しては、
「一部日本の政治指導者の退行的(後ろ向き)な歴史認識と独島に対する不当な領有権主張は両国関係が未来志向へと進むことの障害になっている」
と記した。
』
『
聯合ニュース 2015/01/06 12:00
http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20150106001200882
北朝鮮の核兵器小型化は相当な水準=韓国国防白書
【ソウル聯合ニュース】
韓国国防部は6日発刊した「2014国防白書」で、北朝鮮が核兵器を小型化する能力は相当な水準に達し、長距離ミサイルで米本土を脅かし得る能力を持っているとの見方を示した。
隔年で発刊される国防白書には、北朝鮮軍の戦力の変化、北東アジアの安全保障状況、韓米同盟、周辺国との軍事外交など、韓国軍の活動や周辺国の軍事動向がまとめられている。
◇北朝鮮の長距離ミサイル、射程1万キロ
前回の2012年版白書には、北朝鮮の核の脅威について、
「1980年代以降、5メガワット(5000キロワット)原子炉稼動後の使用済み燃料棒の再処理により核物質を確保し、蓄積した技術を基に2006年10月と2009年5月に2度の核実験を敢行した」
と言及しただけで、技術的な評価はなかった。
一方、2014年版は、2013年2月の3度目の核実験を機に北朝鮮の核兵器が実質的な軍事的脅威として浮上したとの評価を踏まえ、
「北の核兵器の小型化能力も相当な水準に達したとみられる」
と記した。
韓米の軍当局は、北朝鮮が3度の核実験を通じ
核兵器を弾道ミサイルに搭載できる高水準の小型化技術を確保した
とみている。
また、北朝鮮の長距離ミサイルの脅威に関し、2012年版が「2009年4月と2012年4月にテポドン2号を推進体とする長距離ミサイルを発射したが、失敗した」と記したのに対し、2014年版は
「計5回の長距離ミサイル発射を通じ、米本土を脅かし得る能力を保有したと推定される」
と評した。
国防部のある関係者は、
北朝鮮が2012年12月に長距離ロケット「銀河3号」で「実用人工衛星」の軌道投入に成功した
ことから、銀河3号の打ち上げは成功したと見なし、これを根拠に北朝鮮の長距離ミサイル能力を評価したと説明した。
北朝鮮のミサイルの射程については、2012年版の「テポドン6700キロ」から、2014年版は「テポドン2号1万キロ」に変更された。
ただ、韓国軍当局は、まだ北朝鮮は長距離弾道ミサイルに核兵器を搭載できる段階ではないとする。
ある関係者は
「北は長距離ミサイルを開発中だが、まだ配備されていない。
弾道ミサイルに搭載可能な水準に、核兵器の小型化を完了したという情報もない」
と話した。
◇北朝鮮軍兵力は約120万人、韓国軍の2倍
北朝鮮の正規軍兵力は約120万人とされる。
2012年版白書の記述に比べ約1万人増えた。
これは韓国軍のほぼ2倍。
韓国軍の兵力は約63万9000人から約63万人に減少
している。
北朝鮮兵力の内訳は、陸軍が約102万人、海軍が約6万人で、変動がない。
空軍は約12万人と、約1万人増えた。
陸軍は15軍団を維持している。
両江道に第12軍団が創設された一方、軍団級部隊の国境警備総局が国家安全保衛部所属の警察組織となった。
地上戦力と海上戦力も増強されたことが分かった。
戦車の主力は「天馬号」「先軍号」となり、台数は約4300台と100台ほど増えた。
装甲車は約200台増の約2500台、ロケット砲は約700門増の約4800門。
戦闘艦は約430隻、支援艦は約40隻で、それぞれ10隻程度増え、機雷戦艦艇は約20隻に減った。
潜水艦は約70隻で変わりはないが、魚雷開発に続き弾道ミサイル搭載が可能な潜水艦など新型の建造を進めていると推定される。
戦略ロケット司令部は戦略軍に名称変更すると同時に、陸海空軍などと同格の軍種司令部に昇格した。
白書は
「戦略軍は中国軍の第2砲兵、ロシア軍の戦略ミサイル軍と類似した機能を遂行する可能性が高く、今後、非対称戦力(テロ攻撃など)を増強する努力が続くと予想される」
と述べた。
』
『
聯合ニュース 2015/01/06 16:33
http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20150106002500882
南北ミサイル戦力に大きな開き 北の最大射程は1万キロ
【ソウル聯合ニュース】
韓国の国防部が6日に発刊した2014年版の国防白書を見ると、韓国と北朝鮮のミサイル戦力に大きな開きがあることが分かる。
白書は北朝鮮のミサイル能力について
「5回の長距離ミサイル発射を経て、米本土を脅かすことのできるミサイル能力を備えたと推定される」
と評価している。
特に、長距離ミサイル「テポドン2号」の射程を1万キロと表記。
2012年版の白書ではテポドンの射程を6700キロとしていたが、2年で3300キロ延びたと判断した。
北朝鮮は
★.「スカッド」(射程300~500キロ)、
★.「ノドン」(同1300キロ)、
★.「ムスダン」(3000キロ以上)
など約1000基の弾道ミサイルを全域に実戦配備している。
★.スカッド系のミサイルは1970年代半ばに、
★.ノドンは90年代に、
★.ムスダンは2000年代半ば
にそれぞれ配備した。
弾頭の重量が770~1000キロのスカッドと700キロのノドンは韓国全域や在日米軍基地を狙うことができ、榴(りゅう)弾や化学弾を搭載できるという。
弾頭重量650キロでグアムを狙えるムスダンも、榴弾や化学弾を搭載できるとみられている。
北朝鮮はまた、
移動式発射台から発射できる地対地誘導兵器も100基余りを実戦配備
している。
昨年8月には新型戦術ミサイルをテスト発射しており、ロシア製のものをまねて新型対艦ミサイルも開発しているとされる。
一方、韓国軍が保有するミサイルの最大射程は約1500キロで、テポドン2号を大幅に下回る。
艦対地巡航ミサイル(海星2)と潜対地巡航ミサイル(海星3)の射程は約1000キロ、
陸軍ミサイル司令部の部隊に配備されたミサイル(玄武3)が約1500キロだ。
韓国軍は昨年3月、北朝鮮全域を攻撃できる射程500キロの弾道ミサイル(玄武2B)のテスト発射を成功させた。
年内に実戦配備する予定で、弾頭重量は1000キロと玄武2A(500キロ)に比べ破壊力が増した。
軍は韓米ミサイル指針の改定を受け、射程800キロ、弾頭重量500キロの弾道ミサイルを開発している。
北朝鮮が100基余りを配備する地対地誘導兵器の保有数は、わずか30基ほどにとどまる。
北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃するための射程約30キロのパトリオット(PAC2)ミサイルが実戦配備されており、射程約40キロのPAC3を米国から導入することになっている。
』
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