
●29日、環球網が、海外メディアの記事を引用し、中国が開発している国産次世代ステルス機・殲-31が黒煙を上げて飛ぶ姿に、海外メディアが驚いたことを伝えた。中国のネットユーザーからは冷静なコメントが多く寄せられた。写真は殲-31。
本当に実戦で使えるのか?
実際のところ「誰も知らない」。
チャイナニュースなどに時々載る写真などは、子どもの遊びか!というほどオソマツなものばかり。
でも善意に解釈して、
「そういうひ弱な兵器の写真だけを見させて、目眩ましをしているのではないか」
と判断したりもする。
いったい、
中国の兵器というのはロシアから丸輸入したものを除けば、本当に使えるのだろうか。
でも、下の記事は手の内の弱みをさらけだしたような感じがする。
何もかくも否定的な論を展開する理由があるのだろうか。
ということはなにか政治的意図が隠されているということだろうか。
穿った見方をすれば、尖閣問題で日本と対向するにはまだ少々時間がかかるのでカマンしろということなのかもしれない。
その真意は、今の中国は国内問題が山積で日本を面と向かって対峙できる余裕はないということなのかもしてない。
せいぜいのところ、様々なちょっかいをだしながら、ギリギリのところでぶつかることを回避することで国内の息抜きをしようということなのだろうか。
『
サーチナニュース 2015-01-23 21:01
http://news.searchina.net/id/1558620?page=1
中国航空兵力に問題山積み
・・・戦闘機「開発難航」、
爆撃機・輸送機「目算立たず」、
空母あるも「艦載警戒機なし」
中国の情報サイト「騰訊新聞」は19日、
「中国の航空兵力は艱難の10年を迎える」
と題する文章を発表した。
同文章は、
★.新型戦闘機は開発が滞り、
★.爆撃機や輸送機は新型機の目算が立たず、
★.中国は航空母艦を保有しているのに、艦載できる固定翼早期警戒機は存在しない
と指摘した。
文章は、中国空軍と海軍基地所属の航空部隊が保有する軍用機のうち、
800機は現代的戦闘の作戦に利用が可能
と説明。
「1996年の台湾海峡危機の時と比べれば、天地の差」と主張した。
一方で、旧式戦闘機が現在も700機あると紹介。
中国の航空産業の現在の能力からすれば
「努力すれば、5-10年以内に旧式戦闘機をすべて新型機に変えることは、さほど大きな問題ではない」
と主張。
ただし問題は、
「旧式の700機をどの機種に変えればよいかだ」
と指摘した。
中国はJ-10B(殲-10B)、J-11を投入しているが
「どちらも3.5世代戦闘機として理想的
ではない」と指摘。
さらに、ステルス性を供えたJ-20については今後5-10年内に配備が始まると予想した上で、
「量産されるとは思えない」
との考えを示した。
J-10B、J-11についてはエンジンの問題により実際には「第3世代戦闘機」に過ぎず、
F-35の配備を予定している米国に比べれば、中国のJ-10B、J-11は
「配備されるのと同時に旧型機」
との考えを示した。
同文章は、
中国の戦闘機開発にとって最大の問題となるのが「高性能の国産エンジン」
と指摘。
まずは力をいれるべきはエンジン開発の加速であり、J-10、J-11に新型エンジンを搭載して、せめて3.5世代戦闘機の力を持たせるべきと主張した。
★.大型爆撃機については、中国は約150機のH-6H(轟-6H)に加え、
機数は不明だがH-6Kを保有していると紹介。
しかしH-6はベースになったのはソ連が1950年代に開発したTu-16(ツポレフ16)であり、
「ベースそのものが、非常に遅れた機体」
と論じた。
★.新型の大型爆撃機開発については「目算なし」
とした。
★.大型輸送機については、これまでソ連/ロシアの航空機を購入してきたと指摘。
主力であるIl76(イリューシン76)は、ロシアやウクライナから中古機を2機、3機というように少しずつ買っているが
「このような状況では、人道主義の救援任務だけで、わが軍のIl76は手一杯になる。
★.戦時にはどのようにやりくりするのか、想像すら難しい」
と主張した。
中国は大型輸送機のY-20(運-20)を開発中だが、搭載を予定しているエンジンのWS-20(渦扇20)は開発がまだとして、文章はロシア製のD-30KP-2エンジンまたは国産ならばWS-18シリーズを投入することで、Y-20を早期に投入すべきだと主張した。
なお、同文章が「国産」と説明したWS-18は、ロシアのD-30KP-2のコピー品との見方がある。
文章は早期警戒機などの問題についても言及した。
特に、航空母艦「遼寧」に搭載できる固定翼の早期警戒機がないことを問題視。
遼寧は現在、大型の早期警戒ヘリを搭載しているが、
「早期警戒ヘリの作戦能力が、固定翼機と同列に論じられないのは明白」
と主張した。
』
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サーチナニュース 2015-01-24 22:21
http://news.searchina.net/id/1558637?page=1
「中国の軍事技術開発の鍵になっているのはパクリ能力」
・・・国外からの批判に軍関係者「学習である」
中国メディアはこのほど、「外国メディア:中国が現代軍事技術を開発研究する際に鍵となるのはパクリ能力」と題する記事を掲載した。
米国など西側諸国で絶えることなく「中国が軍事技術を盗んだ」と報じられていることに強く反発した。
記事は、テストパイロットとして活躍し、現在は空軍指揮学院で教職に就く徐勇凌氏に取材した。
徐氏は、自国が進めているのは「学習だ」などと述べた。
記事はまず、中国がサイバースパイで米国が開発中の戦闘機、F-35の関連技術を盗んだとする西側各国の報道に触れ「これが初めてではない」と評した。
早い時期から「中国が軍事技術を盗んだ」との報道が続いているとして、人によるスパイ活動を強調してたものが、サイバースパイとの言い方に変わっただけと皮肉り「米国の媒体ははなはだしく誇張する場合があり、もはや滑稽というレベルだ」と批判した。
記事はさらに、米国で最近発表された「中国は一切をほしがる」との見出しの文章を取り上げた。
同文章は
「中国は優秀な留学生を米国に留学させる。
一部の留学生は米国のビジネス関連(の知識)、そして技術を持ち帰る。
中国は『ちりも積もれば山となる』方式でスパイ活動を進めている」、
「中国人は出国させるべきでない」
と主張。
記事は、
同文章を中国にまつわる現実を根本的に無視していると批判した。
記事は最後の部分で、徐勇凌氏の発言を紹介。
徐氏は、
「技術開発チームは武術の達人と同じ。相手の動作や姿勢から啓発される。
そして学習を進める」、
「技術開発はひとつの学習課過程だ。
あらたな技術がひとつ出現すれば、それが外観に関するものだろうが内部に関する技術だろうが、専門家チームは見破る」
と主張。
徐氏はさらに、「1950年代から60年代に、中国はソ連から直接、技術を導入した」と述べた上で
「現在の(中国の)技術開発チームは、公開された資料だけにもとづき、研究を加えている。
学習し、参考にしているということだ」
と説明した。
**********
◆解説◆
「中国が軍事技術を盗んだ」との報道や当局主張が続いている。
特にサイバースパイともなれば、「下手人」を特定することは相当に困難だ。
したがって、国防関連機関や関連会社への情報システムに侵入した事例があっても、すべてが「中国絡み」とまでは断定できない。
ただし、中国による「スパイ」が断続的に続いているのは事実だ。
例えば、ハワイの太平洋艦隊司令部に勤務していた元米陸軍将校は、交際していた中国人女性に核兵器の配備計画などの軍事機密を漏らしていたとして逮捕され、容疑を認めた。
軍事、政治などさまざまな分野で、各国が情報収集でしのぎを削っている。
違法あるいは道義上問題がある活動をしているのが「中国だけ」とは言えないが、「中国は悪いことを何もしていない」というニュアンスの上記記事の論法には、明らかに無理がある。
』
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サーチナニュース 2015-01-25 21:01
http://news.searchina.net/id/1558649?page=1
中国の軍事技術開発、
「技術を窃取する能力が重要」と米メディア
・・・「どの国も似たり寄ったり」など中国ネット民が反論
中国メディアの環球網は20日、「西側メディアは中国のハッカーが米国の戦闘機『F-35』の機密情報を盗んだと繰り返し主張している」と伝え、米国の軍事情報サイト「StrategyPage」などが
「中国が現代の軍事技術を開発するうえで重要なことは他国から技術を窃取する能力だ」
と報じたことに不満を示した。
記事は、米国のワシントン・ポストが2013年5月に
「米国のハイテク兵器システムのうち、中国からハッキングを受けたものは20種類以上に達する」
と報じたことを紹介し、西側諸国では「わが国が軍事機密を窃取しているという主張が繰り返しなされている」と主張。
続けて、
「西側諸国による主張は、スパイによる窃取からサイバー攻撃による窃取へと批判の対象が変化してきている」
と指摘したうえで、特に米国メディアの主張は滑稽なほど「誇張されている」と批判した。
さらに、米国の軍事情報サイト「StrategyPage」が「中国が現代の軍事技術を開発するうえで重要なことは他国から技術を窃取する能力だ」と報じたことを伝え、
中国は国民の海外への出国を促し、
海外在住の華人に機密を窃取させるなどしている
と報じたと伝えた。
また記事は
「西側諸国は中国が技術を窃取していると主張すると同時に、中国の技術的な進歩に懸念も表明している」
とし、中国空軍の教育機関で教職についているの徐勇凌氏の発言を引用し、
「中国の近年の軍事技術の発展は開発チームの能力が向上し続けているため」
と反論。
さらに
「公開されている他国の軍事資料に対しても研究を行い、学び、取り込んでいる」
と論じた。
環球網の記事には中国のネットユーザーたちから多くのコメントが寄せられており、その多くが「StrategyPage」が報じた「中国が現代の軍事技術を開発するうえで重要なことは他国から技術を窃取する能力だ」という点に対する反論だ。
一部を抜粋すると、
「米国は敗戦後のドイツからどれだけ技術を盗んだんだ?」、
「どの国だって似たりよったりだ」
と、技術を窃取しているという点は否定しようとしないコメントのほか、
「どうせ中国はカネがあるんだから技術なんて買ってしまえば良い」、
「先進技術を窃取しているとしても、窃取すること自体も高い技術が必要だ。
だから摂取した技術はわれわれの技術だ」
など、都合の良い主張も見られた。
当然ながら反省の色が見えるような意見は皆無だった。
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サーチナニュース 2015-01-29 22:21
http://news.searchina.net/id/1559458?page=1
中国が開発と強化を進める「兵器5種」=中国メディア
中国国営・新華通信社は26日付で、米国の報道を引用して、中国が今後、開発や強化を進めて行く兵器5種を紹介する記事を発表した。
原子力空母、
巡航ミサイルを発射できる原子力潜水艦、
領有権をめぐり争議がある島の対策のための制空無人機、
制海艦、
大型輸送機
という。
■インド洋対策に原子力空母、
友好国に寄れなくとも長期行動が可能
記事によると、中国は将来、インド洋におけるシーレーンの確保を必要とするようになる。
インド洋は原油などエネルギー資源を輸入する際の「主要な道」であり、中国にとっての“生命線”であるからだ、
そのため、長期にわたり作戦行動が可能な空母が必要となるので、原子力空母の保有を考慮することになる。
米海軍が全世界に展開する際には、友邦国の海軍基地を利用することもできるが、海外基地の利用があまり考えられない中国は、なおさら原子力空母を持ちたいと願うようになる。
■巡航ミサイル搭載のための大型原潜、
「紛争の島」確保に制空無人機
中国は、米国との対決を念頭に軍備を拡充していく。
そのためには冷戦期のソ連と同様に、海陸両方の目標を攻撃する巡航ミサイルが発射できる、原子力潜水艦が必要となる。
中国は原子力潜水艦の建造を続けているが、巡航ミサイルを多く搭載するために、現在よりも大型の原子力潜水艦の建造を目指す可能性がある。
中国軍は無人機技術を重視し、研究開発を続けているが、大量配備はしていない。
無人機の大きな目的は、領有権を巡って争いのある島に対する影響力の保持で、偵察だけでなく攻撃も目的となる。
無人機の開発にはコストがかかるが、有人機の開発よりも費用は安くてすむ。
■「いずも」と同規模の軽空母、
大型輸送機は日本のC-Xの約2倍の積載量
中国はさらに制海艦、
つまり軽空母の保有を目指す可能性がある。
日本のヘリコプター護衛艦「いずも」と同規模の空母で、基準排水量は2万トン程度。
現在保有する空母の遼寧の基準排水量が5万5000トンであるのに比べてかなり小型だが、海軍による「空と海からの作戦遂行能力」を高めることができる。
大型空母が別の行動をしている際に、本土周辺に影響力を維持することにも役立つ。
中国がすでに具体的に進めている計画としては、輸送機の拡充がある。
まず、2012年に就役させたとみられる中型輸送機のY-9(運-9)がある。
Y-9は中型輸送機で、最大積載量は20トンとされる。
現在開発中のY-20(運-20)は最大積載量が66トンとされる。
これまでに世界で開発された「超大型輸送機」としては、旧ソ連が開発したAn-225(アントノフー225)などがある。
同機の最大積載量は250トン以上とされている。
ただし同機は1機しか完成していない。
大量に製造され実用されている大型輸送機としては米国のC-17がある。
最大積載量は約77.5トン。
Y-20はC-17ほどではないが、日本が次期輸送機として2016年に投入を予定しているC-Xで想定されている約30トンよりもかなり大きな最大積載量となる。
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サーチナニュース 2015-01-30 22:21
http://news.searchina.net/id/1559668?page=1
中国ステルス「J-31」が海外で酷評
「せいぜい韓国『FA-50』と同程度」
・・・「F-35」と対抗など「とてもとても・・・」
中国メディア「環球時報」は29日付で、カナダで出版される中国語軍事情報誌の漢和防務評論が、瀋陽飛機工業集団が開発したステルス戦闘機「J-31(殲-31)」を酷評したと伝えた。
中国で、同機の設計目標が「ライバルである米国の『F-31』を撃墜すること」との言い方があることを「おおぼら」と切って捨て、「せいぜい韓国の『FA-50』と比較できる程度」と論じた。
漢和防務評論によると、最近になり広東省で開催された珠海航空展で、J-31の輸出型モデルとされる「FC-31」の飛行を見学した。
★.まず驚いたのが、「真っ黒な煙を出しながら飛ぶ」ことだったという。
ステルス性に影響しないかとの疑問があるが、記事によると、それよりも本質的な問題がある。
運動能力の不足だ。
上昇力はパワー不足。
旋回性もよくない。
そして、前記性能に関連する数字は発表されていない。
記事は、「本当に高性能ならば、数字を発表するはずだ」との見方を示した。
そのうえで、
「現在に至るまで、西側国家または日本の専門的な軍事雑誌が、
FC-31の運動性が良好、または空戦でF-35を撃墜できる能力があると評価した例はない」
と指摘した。
記事は、中国の専門家には「おおぼら吹き」という特徴があると主張。
例えば、2012年に初飛行したFC-31の設計については
「巨大な成果を実現した。
すべての設計過程をコンピュータ化した。
ペーパーレスだ」
などと強調したという。
記事は
「私の記憶に間違えがなければ、1990年代から(ロシアの)『Su-30』や『Su-35』シリーズで、戦闘機の設計はすでにコンピュータ時代に突入していた」
と皮肉った。
記事はあらためて
★FC-31の設計について「せいぜい韓国のFA-50と比較できる程度」
と論じた。
**********
◆解説◆
FA-50は同国の練習機であるT-50がベースになっている。
T-50は米ロッキード・マーティンから技術的支援を受けて大韓民国が製造した。
初飛行は2002年8月。
T-50は練習機だが、軽攻撃機としても使えるように設計されている。
FA-50はレーダーや兵装をさらに強化し、軽戦闘爆撃機として使えるようにした。
**********
漢和防務評論は中国出身でカナダで活動する軍事評論家の平可夫氏が創刊し、編集長を務める軍事雑誌。
漢和とは「中国と日本」を指すとされ、これまでに中国と日本の兵器の比較をしばしば発表している。
平可夫氏は日本留学の経験もあり、中国語、英語、日本語、ロシア語を使いこなすとされている。
平氏は中国当局の発表に反する情報を流すことがしばしばあり、中国で批判されたこともある。
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サーチナニュース 2015-01-30 22:15
http://news.searchina.net/id/1559667?page=1
欧米の技術者は謙虚、
中国人は大風呂敷、
「精神世界の根本に違い」=海外在住軍事評論家が指摘
カナダで中国語軍事情報誌「漢和防務評論」を主宰する平可夫氏はこのほど、中国が開発したステルス戦闘機J-31(殲-31)に対する評価を紹介した文章で、技術者や専門家が自国の兵器を紹介する態度に大きな違いがあると指摘した。
欧米の技術者が謙虚であるのに対し、中国人は「大風呂敷」を広げる特徴がある。
平氏は、「精神世界に違いがある」との見方を示した。
平氏は中国で戦闘機J-31(殲-31)が極めて高く評価する声があり、目標は
「ライバルである米国のF-31を撃墜すること」
とまで言われていることを厳しく批判。
同機についてエンジンの出力が不足しており、旋回性能もよくないとの見方を示した。
文章によると、平氏はかつて、F-35の設計チームに
「J-31はF-35を撃墜できるのか」
と尋ねた。
技術者らは開口一番
「まったくありえないこと」
と言った。
「われわれが受けた養成や教育は彼らとは違う。
素材応用技術も明らかに異なる」
と説明したという。
ロシアのミグ設計チームにもJ-20、J-31についての評価をしばしば尋ねた。
そのたびに「彼ら(中国の関係者)を祝賀します」などと言う。
優秀な航空機を完成させたことを認める言い方だ。
公式見解ではなく、各技術者に「本音」を聞くと
「分かりませんよ。とにかく情報が少なすぎてね」
との答えが返ってきたという。
米国やロシアの技術者に共通しているのは、
自らが手がけた航空機や機器が「最高のもの」とは決して言わない
ことだ。
彼らの説明には
「事実のみを語る」、
「数字を示すのみ」
という特徴があるという。
文章は最後の部分で、
「神学や宗教の方面から、西洋人の精神世界を分析してみよう」
と論じた。
「ピューリタンは仕事に努力することでさらによい生活を追い求めるという強烈な動機がある。
このことが、いかなる形の仕事も、しっかり行おうという根本的な力になっている。
“原罪”は欧米人にとって少なくとも表面上は、謙虚さの思想の根源になっている」
と主張した。
**********
◆解説◆
キリスト教と「資本主義精神」については、社会学者・経済学者のマックス・ウェーバー(1864-1920年)の古典的名著である「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」がある。
ウェーバー学派は、カトリックでは「純粋な宗教的生活」は修道院ど特別な場所に限られていたのにたいして、プロテスタント、特にカルヴィニズムでは、一般人の生活もすべて、宗教により律せられることになったことに注目。
それまで、宗教とは無関係の行為とされた「労働」は、神が人に命じたものであるとされた。
さらに、正当な労働によって得られた「富」については、「享楽ために浪費してはならず、さらに仕事をするために用いねばならない」とされた。
★.「得られた利益を再投資して事業を拡大する」動機となり、
世界で初めて資本主義が誕生したとの考えだ。
★.マックス・ウェーバーは、仏教が支配する社会にも、資本主義が誕生する要因はないと主張した。
しかし、日本人評論家の山本七平氏(1921-1991年)は、江戸時代に「仕事ばかりに追われ、念仏をすることができない」として来世を心配する人々に対して「心を込めて仕事をすることこそ、仏道修行」との思想が生まれ、普及したことに着目。
★.日本人の間で「仕事をすること自体が尊い行為」との考え方が定着したことが、明治期以降の急速な産業化の原動力になったと主張した(1979年「日本資本主義の精神」)。
経済学者、法学者、評論家として活躍した小室直樹氏(1932-2010年)は、ウェーバー学派の理論にもとづき、労働の動機がないソ連の経済は立ち行かなくなるととして、1980年出版の『ソビエト帝国の崩壊 瀕死のクマが世界であがく』で、経済を主な原因とするソ連崩壊を“予言”した。
★.小室氏は中国の経済成長も予測。
ただし、
★.中国と韓国については歴史的に、労働そのものに価値を置く発想が乏しく、
「ハングリー精神」だけで成長するので、「豊かになった後、失速する」
と予想した。
日本については、会社組織などが「目的到達のための組織ではなく、コミュニティー(村社会)」になっていることによる弊害を強く指摘。
米国をはじめとする先進国では、「神のため、社会のために利益を出して、次の投資につなげていく」という資本主義の本来の精神が失われ、自分自身の利益獲得を目的に行動する資本家のもとで、資本主義のシステムだけが動いていく「ゾンビ資本主義」に陥る危険を主張した。
』
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レコードチャイナ 配信日時:2015年1月31日 2時57分
http://www.recordchina.co.jp/a101621.html
黒煙を上げて飛ぶ中国ステルス機に驚く海外メディア、
でも中国ネットからは「黒煙は出て当然」
「黒煙が出るよう設計した」と余裕の声
2015年1月29日、環球網が、海外メディアの記事を引用し、中国が開発している国産次世代ステルス機・FC-31(殲-31)が珠海航空ショーで披露された際に、黒煙を上げて飛ぶ姿に海外メディアが驚いたことを伝えた。
環球網によると、昨年行われた珠海での航空ショーで、FC-31がデモ飛行を行ったが、黒煙を上げて飛ぶ姿に「ステルス性に影響はないのだろうか」と海外メディアは驚いたという。
そして「機動性不足の感が否めない」とも述べている。
このニュースに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「黒煙が出たからなんだというのだ?
殲-31のエンジンはまだまだ向上する余地があるということじゃないか」
「デモ飛行は高速から危険な低速域まで落として正常な状態に無理に持っていく危険な飛行だ。
黒煙ぐらい出て当然」
「航空ショーで先進技術を暴露する必要はない」
「確かに航空ショーで殲-31はひどかった。
第5世代の形をしているだけで、機動性はダメだし、黒煙がはっきりと見えた。
早くまともなエンジンを作れるようになってほしい」
「わが国は、まずは大きな推力を持ったエンジンを持つようになることが重要だな」
「これは笑うしかない。
よその戦闘機は黒煙も出ないし、推力の大きさも一目瞭然なのに」
「俺はこの飛行機は良いと思うぞ。
少なくとも車よりは速い」
「俺たちのはディーゼルを使っているからかな」
「わざとこういう設計にしているのさ。
黒煙を吐くことで後ろから来た戦闘機からは見えなくなるということ」
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年2月17日 17時15分
http://www.recordchina.co.jp/a102672.html
黒煙を吐いて飛ぶ中国ステルス機は第5世代戦闘機にあらず?
露専門家の意見に「ロシアは焼きもち焼いているな」と余裕の声―中国ネット
2015年2月16日、中国メディアの新浪が、
ロシアの専門家の意見として、中国が開発中のステルス機・殲-20や殲-31は、第5世代戦闘機とは言えない
との見方を示したことを伝えた。
新浪は、ロシアの専門家が
「殲-31は世界市場で米国やロシアの競争相手となるが、中国の戦闘機は第5世代戦闘機とは言えない。
殲-20も殲-31もステルス性を持ってはいるものの、
★.中国は国産エンジンを作れておらず、
★.音速を超える飛行能力はない。
また、電子設備の面でも
★.第3世代戦闘機レベルに過ぎない」
との見方を示したことを伝えた。
これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「ロシアは中国が強大になることを恐れているな。
ただの焼きもちだよ」
「エンジン以外なら(ロシアの最新ステルス機)T-50より強いです!」
「中国の航空電子システムはロシアよりもずっと進んでいる。
電子技術でロシアは中国と比べることはできないね」
「本当に配備される時にはエンジン問題も解決できているさ。
俺は中国の技術者たちを信じている」
「わが国のエンジンはまだまだ向上する余地がある。
でもここ数年の進歩が目覚ましいことは軍事ファンにとっての慰めだ」
「ロシアの言うことは間違っていない。
電子設備や武器がどんなに良くても心臓がダメなのだから」
「結局のところエンジンの問題か…」
「なんであんなにも黒煙が出てしまうのか」
「見た目が(第5世代戦闘機に)似ていればそれでいいよ」
』
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サーチナニュース 2015-02-08 22:15
http://news.searchina.net/id/1560705?page=1
中国で「自国開発の戦闘機『J-15』は『Su-33』より優秀」の論調
・・・ロシア専門家「コピー元の旧式機と比べられても」
中国メディアの環球網は4日、中国で、自国が開発中の戦闘機J-15(殲-15)についてロシアの戦闘機Su-33に対する優位性を強調する論調があることについて、ロシア人専門家から批判が出ていると報じた。
J-15開発にあたり「学習対象」になったSu-33はすでに旧型機であり、しかも「エンジン技術は学べなかった」などの指摘という。
J-15は空母に搭載する艦上戦闘機で、ベースはロシアが開発した艦上戦闘機のSu-33だ。
中国は1990年代末にSu-33の売却をロシアに求めた。
当初は50機を希望していたが、最終的には2機になってしまった。
中国はウクライナから購入した遼寧の改装に着手していた。
しかしSu-33が2機だけでは、空母搭載用には全く不足している。
中国はロシアからSu-33の大量売却を断られ、J-15の開発を決意したとの見方がある。
中国ではJ-15をSu-33と比較して
「最高速度がはるかに速い」、
「対地攻撃能力も優れている」、
「先進的な電子装置を供えている」
との論調がある。
しかしロシアの専門家からは反発の声が上がっているという。
まず中国が、
★.ロシアから大量の戦闘機用エンジンを買い続けている
との指摘がある。
そのため、
★.中国はJ-15のエンジンを開発したが、寿命が異常に短いなどで
「使い物にならなかったのだろう」
との見方がある。
★.次に、Su-33はロシア軍がすでに配備し、他国にも多く売っている機体だ。
いわば旧型機であり、開発中のJ-15と比較するのは公平でない。
ロシアの軍事専門家、キリル・リャボフ氏は
「中国は自分の新しい飛行機を、ロシアの古い飛行機と比較して、あれこれと優位性を誇張する。
(中国が主張する自国の飛行機の特徴は)実際のところ、ロシアの新しい飛行機ならば、すべて備えている能力だ」
と批判した。
リャボフ氏は
「われわれの飛行機の方がしっかりしているのは明らか。
中国は学ぶことがとても速い。
ただ、ひとつだけは学んで持って行くことができなかった」
と述べ、
★.エンジンを“モノにできなかった”
ことを皮肉った。
中国についてはさらに、
「彼らは金を持っている。
だから、わがままでイカれた考えを、現実のものにできる」
と、中国に対する厳しい見方を重ねて表明した。
』
サーチナニュース 2015-02-08 22:15
http://news.searchina.net/id/1560705?page=1
中国で「自国開発の戦闘機『J-15』は『Su-33』より優秀」の論調
・・・ロシア専門家「コピー元の旧式機と比べられても」
中国メディアの環球網は4日、中国で、自国が開発中の戦闘機J-15(殲-15)についてロシアの戦闘機Su-33に対する優位性を強調する論調があることについて、ロシア人専門家から批判が出ていると報じた。
J-15開発にあたり「学習対象」になったSu-33はすでに旧型機であり、しかも「エンジン技術は学べなかった」などの指摘という。
J-15は空母に搭載する艦上戦闘機で、ベースはロシアが開発した艦上戦闘機のSu-33だ。
中国は1990年代末にSu-33の売却をロシアに求めた。
当初は50機を希望していたが、最終的には2機になってしまった。
中国はウクライナから購入した遼寧の改装に着手していた。
しかしSu-33が2機だけでは、空母搭載用には全く不足している。
中国はロシアからSu-33の大量売却を断られ、J-15の開発を決意したとの見方がある。
中国ではJ-15をSu-33と比較して
「最高速度がはるかに速い」、
「対地攻撃能力も優れている」、
「先進的な電子装置を供えている」
との論調がある。
しかしロシアの専門家からは反発の声が上がっているという。
まず中国が、
★.ロシアから大量の戦闘機用エンジンを買い続けている
との指摘がある。
そのため、
★.中国はJ-15のエンジンを開発したが、寿命が異常に短いなどで
「使い物にならなかったのだろう」
との見方がある。
★.次に、Su-33はロシア軍がすでに配備し、他国にも多く売っている機体だ。
いわば旧型機であり、開発中のJ-15と比較するのは公平でない。
ロシアの軍事専門家、キリル・リャボフ氏は
「中国は自分の新しい飛行機を、ロシアの古い飛行機と比較して、あれこれと優位性を誇張する。
(中国が主張する自国の飛行機の特徴は)実際のところ、ロシアの新しい飛行機ならば、すべて備えている能力だ」
と批判した。
リャボフ氏は
「われわれの飛行機の方がしっかりしているのは明らか。
中国は学ぶことがとても速い。
ただ、ひとつだけは学んで持って行くことができなかった」
と述べ、
★.エンジンを“モノにできなかった”
ことを皮肉った。
中国についてはさらに、
「彼らは金を持っている。
だから、わがままでイカれた考えを、現実のものにできる」
と、中国に対する厳しい見方を重ねて表明した。
』
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サーチナニュース 2015-04-12 22:21
http://news.searchina.net/id/1569257?page=1
中国の戦闘機「J-10」、全天候型のはずが「雨漏り」!
大急ぎで「防水設計」追加=中国メディア
中国国営・中国新聞社は9日、ひとりの技術者の回想録を掲載した。
余暁中さん。若い時に文化大革命で運命を翻弄されたが、教育活動再開後に西北航空大学に入学。
航空機開発の技術者になった。
全天候型戦闘機「J-10(殲-10)」の開発も手掛けた。
ところが空軍部隊配備後に、同機は「雨漏り」を起こすことが分かった。
余さんは全力で取り組み、問題を解決した。
記事は「仕事に熱心に取り組んだ」と称賛した。
読者は「これって、お笑い記事だよね」とのコメントを寄せた。
余暁中さんは文化大革命中、「知識青年」として農村部で勤務した。
いわゆる「下放」だ。
1977年に大学入試が復活した際には、西北航空大学を受験した。
10年ぶりの大学入試再開で、空前絶後の競争だったが、余さんは合格した。
大学院にまで進み、航空機開発の技術者になった。
配属されたのは、中国航空工業集団だった。
それ以来、20機以上の開発にたずさわった。
戦闘機では、J-10以外に「FC-1(梟龍)」も手がけた。
J-10の初飛行は1998年、空軍部隊に配備されたのは2005年だった。
ところが、空軍部隊から「想定外」の連絡があった。
大雨の中を飛行すると「雨漏り」がすると言うのだ。
余さんとスタッフは部隊に急行した。機体を調べ、問題点を次々に発見した。
機体の開発では、グループが専門分野ごとに参画している。
余さんは、多くのグループと意思疎通を図った。
そして最終的に「防水設計総合方策」をまとめ、J-10の性能をさらに向上させたという。
記事は余さんの特徴として
「いかなる仕事でも正確な数字を用いる」、
「どの設計図も規則通りきちんと描く」、
「仕事の方策を繰り返し検討する」、
「いつも、グループの協調で卓越さを発揮」
などを「仕事に対する熱心さのあらわれ」と称賛した。
同じ記事を掲載したポータルサイトの新浪網では、読者が
「これって、お笑い記事だよね」、
「戦闘機が浸水。ジョークか?」、
「雨天時の実験もしていなかったのか。
わが国はエンジンを“パクリ”でも作れないからねえ」、
「赤っ恥」
などのコメントを寄せた。
「水が漏れても問題なし。
コンブを詰めておけばよろしい」
と、“ヤケ気味”の書き込みをした読者もいる。
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