「日本製品ボイコット」まで声高に叫ばれているのに、
なぜ「日本人のビザなし中国入国」が許可されるのか。
中国政府が外資離れ、というより「日本資本離れ」に相当な危惧を抱いているということであろう。
日本の資本は、中国からASEANにその向きを変えつつある。
上海から日本人が逃げ出し、日本人の観光客は中国を敬遠し始めている。
日本人の9割近くは「中国嫌い」になっている。
日本人は中国の「反日教育」によって、日本人が嫌われていることは、分かっている。
だが、中国が日本人から嫌われることには驚愕の態度しかない。
そんなはずはない、日本人はみな、中国を慕っているはずだ、と思い込もうとしている。
原因はきっと
「右翼のせいだ」
とすり替えを行うことで精神的安定感を得ようとしている。
日本がなくても中国がまったく困らないなら、
何も「ビザなし入国」など廃止してしまえばいい
ことである。
それができないところに中国の苦悩がある。
矛盾が大きな渦を巻いているのが、いまの中国の現状のようである。
逆にいうと、日本はさほどに痛みを感ぜずに
日本を嫌うなら「やってみろ」
ということになる。
客観的にみれば、日本のほうが優位にある、ように見える。
日本はゼニを落としてくれる中国の観光客が欲しいから、
中国人に「おいでおいで」
をしている。
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月5日 19時23分
http://www.recordchina.co.jp/a99983.html
反日政策と日本人のビザなし中国入国は矛盾しない?
「政府は意気地なし」
「抗日ドラマは反日政策ではない」―中国ネット
2015年1月2日、中国の掲示板サイトにこのほど、
「中国政府はわれわれを反日にさせているのに、なぜ日本人はビザなしで中国に来られるのか?」
と題するスレッドが立った。
日本の旅券は中国にビザなしで15日間滞在できるが、日本は中国がビザ免除を認めている数少ない国の1つだ。
中国では反日的とも受け取れるような政策が多くある一方で、日本人に対してビザ免除を認めているというのは、矛盾しているように感じられるのだろう。
スレ主はその点を指摘し、
「政府はわれわれを反日にさせているのにおかしい」
と述べている。
これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「別に矛盾はしないと思うが」
「政府は意気地なしだからな」
「俺たちは反日本政府であって、反日本人ではない」
「中国を侵略したのは日本軍であって、すべての日本人ではないことに注意すべき」
「いつ政府が尖閣諸島を奪ったとしてデモをさせ、日本製品ボイコットをさせたというのだ?
これはすべて良心的な中国人が自発的に行ったことだよ」
「政府がいつわれわれを反日にさせているというのだ?
あの抗日ドラマを撮ることが反日だというのか?」
「スレ主の言う反日とは、抗日ドラマのことか?
宇宙人が地球を滅ぼす映画を作る米国は、反人類ということになるのか?」
「抗日ドラマは政府が反日を支持していることになるのか?
抗日ドラマは、日本が歴史を美化しようとしていることに対する極度の反感を体現したものであり、民族主義を高めるためのものだ!」
』
なにか、むりやりのこじつけ、といった感じを持ってしまうのだが。
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月20日 8時32分
http://www.recordchina.co.jp/a100884.html
中国で再び日本旅行ブーム
=単純な旅行では満足できず、高まる質的要求―中国紙
2015年1月18日、人民日報はオンライン旅行情報メディア「トラベルズー」が実施した年度調査を基に、
15年の中国人の海外旅行動向に関する6大トレンド
を掲載した。
★.14年、中国の海外旅行者は1億人を超えた。
日本や米国がビザ発給条件を緩和するなど、中国人観光客には世界の観光地が注目し、期待を寄せている。
トラベルズーが行った年度調査によると、15年の中国人の海外旅行動向の6大トレンドは以下の通り。
1].自由旅行+現地のオリジナルツアーが人気に
海外旅行の質に対する中国人の要求は年々高まっており、回答者の50%以上が質の向上を希望し、ショッピングよりもホテルや食事などにより多くのお金をかけてもよいと考えている。
また、約70%が自由なスケジュール調整や目的地の組み合わせを望んでおり、30%以上が美食や歴史・遺跡、現地文化の体験、大型観光客船などをテーマとした旅行に参加したいと考えている。
こうした中で特に人気が高いのは、東京グルメスポット観光やシドニー1日観光など、現地密着型の新路線や人気観光スポットをあえて避けたような個性のある観光ルートだ。
中国人の多くが航空券とホテルを組み合わせただけの自由旅行に満足しなくなっている。
2].日本旅行が再びブームに
中国人観光客に人気が高い目的地は、
★.米国や日本、フランス、オーストラリアが第1グループで、
★.続いてイタリアや英国、スイス
などとなっている。
今年の動向の特徴は日本と米国への旅行希望者が昨年よりも大幅に増加していることで、これは両国のビザ発給条件緩和と大きな関係があるとみられている。
特に日本は、最近2年間、中国人に最も人気のある観光地となっているだけでなく、
★.複数回行ってみたい観光地の中でもトップにランク
されており、近年の日中関係悪化以降に冷え込んだ市場の反動が現れていることが読み取れる。
一方、中国との外交関係が悪化しているフィリピンやベトナム、航空機が墜落したマレーシアなどは最も人気がない観光地になっている。
3].人気薄の観光地、コストパフォーマンスが高く、大化けの可能性も
国際的には人気の高い東欧やカリブ海、キューバ、南アメリカ大陸などは、中国では提供商品が少ないことなどの影響を受け、あまり人気がない。
しかし、これらの地域には費用が比較的安くコストパフォーマンスの高い観光地が多く、一躍人気観光地になる可能性も高い。
旅行会社のプッシュ次第であるとも言える。
4].テーマ旅行の流行
★.自然観光や文化・歴史などを観光の対象としたエコツーリズム、
★.病気の治療だけでなくプチ整形なども含めた医療ツーリズム、
★.教育・研修ツアー
など、特定のテーマに的を絞った観光が人気を集めている。
市場規模は相対的にまだ小さいものの、潜在顧客は多いと推定されるため、今後多くの企業が参入し、市場規模が飛躍的に拡大する可能性もある。
5].親子・家族旅行が大ブームに
回答者の71.6%が子供を連れた海外旅行を希望している。
家族旅行に人気なのは日本やオーストラリア、台湾、タイ、米国など。
★.家族旅行を希望する人の注目点は
サービス施設、安全、直行便の3点。
子供広場や親子活動、屋外体験スペースなど子供向けサービス施設を備え、安全に配慮したホテルは家族旅行希望者の最低条件となっている。
6].旅行体験の共有ツールは今年も中国版LINEが独占
旅行体験の共有ツールに関しては、中国版LINEともいえる微信(WeChat)の利用が78.4%と圧倒的で、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の8.5%を大きく引き離しており、その他のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)用ツールは見る影もない。
今年も微信の独占は揺るがないとみられる。
』
『
サーチナニュース 2015-01-20 21:01
http://news.searchina.net/id/1558027?page=1
日本人はなぜ中国に好感を抱かないの?=中国メディア
中国メディアの新浪専欄は16日、中国青年報の編集委員である曹林氏による手記を掲載し、
「日本人はなぜ中国に好感を抱いていないのか」
と疑問を呈し、その理由を考察した。
記事は、日本に侵略された歴史を持つ中国人は日本に反感を持つ理由があるとする一方、日中両国で行われた世論調査の結果として
★.「中国に親しみを感じないと回答した日本人の割合は93%に達し、過去10年間で最悪の水準となった」
と紹介。
続けて、日本人はなぜ中国と中国人に反感を持つのだろうかと疑問を呈した。
★.さらに、「日本に親しみを感じない」と回答した中国人の割合は86.8%
と、日本の割合を下回ったと紹介したほか、日本を訪れる中国人が急増していることを紹介したうえで、
★.「中国に好感を抱かない日本人が増える一方で、
日本に好感を抱かない中国人は減少している」
と伝えた。
また記事は、日本人が中国に好感を抱かない理由として、多くの中国人は「尖閣諸島(中国名:釣魚島)に端を発する日中の対立や靖国問題、歴史問題が日本人の感情を悪化させた」と考えていることだろうと前置きしつつ、
実際はそうではないと主張。
さらに、日本人との交流を通じて理解した点として、日本人は国の外交にさほど関心をいだいていないと指摘し、
★.日本人が中国に好感を抱いていない理由は
「中国人の偏狭なナショナリズムと暴力に反感を抱いたため」
と指摘。
中国で起きた反日デモにおいて日本企業が襲撃され、日本車が破壊されたことが今なお影響をもたらしていると論じた。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月22日 7時29分
http://www.recordchina.co.jp/a100996.html
中国人が日本に定住する9つのメリット―中国ネット
2015年1月19日、中国のインターネット上に
「私が日本定住を決めた理由」
と題した文章が掲載された。
1.日常生活
日本では夜、家に鍵をかけなくても安心で、落し物は必ず届けられるという道徳がある社会だ。
日本は成熟した先進国で、すべての物事が理にかなっている。
生活は非常に便利である。
2.法律
国の成熟度はその国の法律と深い関係がある。
日本は大きいものから小さいものまでさまざまな法律が定められており、しかも厳格に運用されている。
それにより、生活の安全が保たれているのだ。
3.財産
日本は土地が私有制である。
資本主義国では私有財産は侵されることがないため、中国のように突然、強制的に取り壊されることはない。
4.包容力
日本では奇抜なファッションでも髪型でも、街中で奇異な目で見られることはない。
5.金を稼ぐ
日本には世界的な株式市場があり、思い立てばすぐに投資できる。
金融に興味がなければアルバイトでもいい。
レストランのウェイターでも毎月20万円くらいの収入はあり、生活するには十分だ。
6.交通
大都市では、電車や地下鉄が網の目のように張り巡らされている。
地方の都市でも100万円程度で中古車が買えるので問題ない。
7.飲食
薄味の日本料理が口に合わない?
大丈夫。世界中の思いつく限りの美食は、すべて日本で食べることができる。
これ以上、何を求めるというのか?
8.環境
革靴は1カ月磨かなくても汚れが目立つことはない。
白いワイシャツも1日着ただけでは襟が黒くなったりはしない。
水道水は直接飲める。
都市部でも農村部でも遠くまで見渡すことができる。
文句の付けようがない。
9.教育
日本の少子高齢化は深刻で、教育の生産能力が有り余っている。
金さえ払えば入ることができるような私立の三流大学でも、世界的に名のある教授を招聘できる。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月26日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/a101029.html
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
=「他国の長所を謙虚に受け入れる日本の強みが失われかけているとすれば心配」―中国メディア
2015年1月20日、中国・参考消息(電子版)は、
「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」
と題し、
「他国の長所を謙虚に受け入れる日本の強みが失われかけているとすれば心配だ」
とする日本メディアの記事を紹介した。
いま、日本のテレビでは、日本のアニメや料理が世界中を席巻していると伝える番組があふれている。
書店のベストセラーも、『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』に代表されるように、日本が他国より優れていることを強調するものだ。
日本に対する世界の好感度がいかにも上昇しているように思われるが、海外の世論調査を見れば、必ずしもそうではない。
中国や韓国では、領土問題や歴史問題により、日本へのマイナスイメージが強まっている。
★.日本は、経済の“数量”において中国に圧倒され、暮らしの質で米国やドイツに及ばない。
★.こうした閉塞感が、嫌韓・嫌中感情を出現させるとともに、自国を礼賛する心理も生み出している。
★.一時的な“心理的調節”なら問題はないが、最も恐れるべきは、本当であると信じ込み、現実に目を向けないことだ。
★.他国の長所を謙虚に受け入れる日本の強みが失われかけている
とすれば心配だ。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月29日 12時29分
http://www.recordchina.co.jp/a101487.html
中国人の想像とはまったく違う「本当の日本」―中国ネット
2015年1月22日、中国のインターネット上に
「あなたの想像の中の日本と本当の日本の9つの違い」
と題する記事が掲載された。
1.伝えられる日本人と本当の日本人
日本人は中国人と同じで、血が通い、感情がある人間である。
あなたが抗日神ドラマで見る日本人は本当の日本人ではない。
それは、視聴者を引き付けるために脚色されたイメージなのだ。
2.日本の社会習慣は変態?
国や民族が違えば文化が異なるのは当然だ。
日本人は中国人の獅子舞を見るときに笑ったりはしないのだから、日本人が神輿を担ぐときに着ている服を見て笑う必要はない。
日本の一部地域で行われている“性”に関する祭りのことを取り上げて、あれこれ言う必要もないのだ。
3.成人向け動画産業が発達しているから日本人は下品?
成人向け動画は日本だけでなく、中国やイラン、北朝鮮を除くほとんどの先進国で産業化されている。
日本が特に発達していると思うのは同じアジア人で、あなたがたくさんダウンロードしているからに過ぎない。
これは下品だとかいう問題ではなく、需要と供給の産物なのだ。
4.日本には変態が多い?
どんな国や民族にも普通とは異なる考えを持つ人がいる。
日本でも中国でも、猟奇的な事件が起きているのである。
5.対外侵略は日本人の本性?
「中国はこれまで他国を侵略したことがない」
と言うのは、完全なる偏見と洗脳教育の産物である。
人類史はすべて侵略の歴史なのだ。
中国も例外ではない。
中国が他国を侵略したことがないと言うのなら、現在の中国は河南省くらいの大きさである。
6.日本では右翼が主流派?
日本は中国とは異なり、出版や言論の自由が保障されている。
誰でも気にすることなく自らの意見を発表できる。
しかし、それが日本全体の意見を代表しているわけではない。
日本には中国に対して友好的な論調もあれば、日本政府を批判する声もあるのだ。
7.「歴史を鑑に」とは恨みを喧伝することか?
日本は自国に原爆を落とした米国人のことをくどくどと言わない。
それどころか、米国に学び、米国人が作った憲法を今日まで守っている。
これは弱さを表しているわけではない。
強者に学び、自らも強者になるという心構えである。
8.日本は世界の問題児か?
実際は、日本は中国よりもずっと世界から認められている。
これは世界が中国を敵視しているからではなく、中国が世界と疎遠であるためだ。
これは力があるとか、核兵器を持っているとかいう問題ではなく、価値観や道徳レベルの問題である。
9.私たちに間違いはあるのか?
日本のパスポートは世界の多くの国や地域でビザが不要であるが、中国のパスポートはそうはいかない。
これは世界が中国を見下しているのではなく、中国人がどのように他人を尊重するかを知らないからだ。
他人に尊重してもらいたければ、自分が相手を尊重しなければならない。
まずは「公共の場所では大声で話さない」「歴史的な文物に落書きしない」と言った小さなことから始めなければならないのだ。
』
『
FOCUS-ASIA.COM 2月2日(月)6時48分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150202-00000004-xinhua-cn
見たことがあるだろうか
・・と日本の小学生を写真で紹介、
「中国では無理」
「こんな冒険は殆どの親が...」―中国ネット
中国のあるネットユーザーが30日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「正常な社会」と題したツイートを発表した。
このユーザーは
「日本に行くと、突然『正常な社会とは何か』を悟るだろう。
正常な社会は子どもたちだけで安全に旅行できるはずなのだ」
としたうえで、ランドセルを背負った小学生が1人で神戸から大阪まで電車に乗っている写真を掲載。
「中国でこんな光景を見たことがあるだろうか。
子どもだけで旅行させられるだろうか?」
問いかけた。
このツイートに多くの中国のネットユーザーが注目し、以下のようなコメントを続々と残した。
「日本から帰って来て印象深かったのは、リュックサックに関するエピソードだ。
リュックを前に掛けるのは基本的に中国人。
少なくとも自分が見かけたなかではそうだった。
日本でリュックを背掛けする貴重な体験をしたが、ファスナーを閉め忘れてしまった。
すると、物が落ちるのを心配して、それを教えてくれる人がいたのだ。
死ぬほど感動してしまった」
「日本ではそもそもスリを心配しなくていいし、子どもが誘拐されて売られる心配はなおさらない。
モラルの高い国なのだ」
「永遠に追いつけないほど、差が開いてしまったな」
「自分はとっくに日本に対して反感を抱かなくなったよ」
「ない!
中国ではそんな光景見たことがない。
そして、自分の子どもを一人旅させる気にもなれない。
ほとんどの親が、子どもだけで旅行させるような冒険を許さないと思う」
「日本は安全性が最高の国。
最近の調査によれば、東京が世界で最も安全な都市らしい。
治安だけでなく、食品の安全など複数の項目でね」
「よい治安環境ってどういうものだろう?
子どもが1人で北京から南京まで列車に乗っても問題ない、
川で遊ぶのに服や携帯電話を岸に置いても誰も気にしない、
深夜に仕事帰りの若い女性が親しい人に家まで送ってもらわなくても大丈夫、
窓に鉄柵や防犯のための網を取り付ける必要がない、
1人で車に乗っている途中で見知らぬ人を乗せてあげられる、
こんな感じかな」
「列車どころか、住んでる団地ですら子どもを1人で遊ばせたくない」
「中国では無理」
「日本にスリがいないのは、中古品が日本で売れないから。
もし買ってきて自分で使うだけなら、まったく意味がない」
「これは日本ではごく普通だ!
日本が安全じゃない、と言うほうが普通じゃない!」
「日本の帝国主義は子どもにたいして残忍だな!」
「なんか泣きたい感じ」
「うらやましい気持ちと、悲しい気持ちになる」
「これ見たら辛くなった」
』
『
サーチナニュース 2015-02-12 15:11
http://news.searchina.net/id/1561333?page=1
「日本人は法律知らなくても割り込みはしない」と中国共産党系メディア
・・・「法律あるから割り込みしない」に反論
中国共産党機関紙の人民日報系のニュースサイト「人民網」はこのほど、
「日本人は軽犯罪法という法律でがんじがらめになっているから行列にきちんと並ぶ」
という主張に反論して、
「法律を知らない人も割り込みはしない」
などと紹介した。
人民網の反論の対象になった文章は
「なぜ日本人の民度が高いと言うのか。
この文章を見れば分かるだろう」
と題した文章で、1月中旬ごろからインターネットで掲載されるようになった。
同文章は、
「日本の法律は細かいことに干渉するのが大好きだ」
と主張し、軽犯罪法第1条13号にもとづき、行列に割り込んだものは最大で100万円以下の罰金が科されると紹介した。
その他、タクシー内での嘔吐、公園での痰吐き、定められた時間以外のごみ出し、電柱によじ登る、飲酒の強要などにも罰金/罰則が定められていると論じた。
また、日本では南極環境保護法が定められ、南極への無許可渡航も禁じられていると紹介した。
同文章は、日本に細かいさまざまな法律が存在することを揶揄(やゆ)しているように読める。
しかし、日本のやり方を完全に否定しているわけではなく
「われわれの国もいくつかの法律、特に最初の法律を試してみれば、われわれの民度も向上するだろう」、
「民度に最も大きく影響するのは環境と教育だ。
幼いころから周囲の人がみな高い民度を示せば、子どももそうなる」
と主張した。
しかし人民網は、上記文章に反論。
日本で2014年に実施されたインターネット調査の結果にもとづき、行列への割り込みなどについて
「日本人はこれらの行為が文明的でないと知っており、ふつうはやらない。
多くの日本人は違法行為であるとも知らない」
などと主張した。
論説は、
「法律とは民衆の権利に保障を与え、他人の権利を侵害したり公共の秩序を破壊する行為にを懲罰を与えるもの」
と指摘した上で、
★.日本人の多くは法律を知らなくても、学校教育、家庭教育さらに社会経済の発展など多くの要素ににより、公共の秩序を順守している
と主張した。
記者は日本人に対して、
「(皆が行列に並んでいるが、自分は)どうしても急がねばならない事情がある場合」
についても尋ねた。
「係員に事情を説明する。
状況を考慮して合理的な対応をしてくれるだろう」
との答えだったという。
中国人は見知らぬ人への警戒感が、強いとされる。
知らない相手に対しては
「潜在的な闘争モード」、
「利害の対立を前提に対応」
という心理状態になりやすい
とも言える。
一方、日本人には、相手についての情報が特にない場合も「基本的な信頼感」が比較的大きいと考えられる。
だから、公共の場所でマナーやルールに違反する人が出ることはあまり想定していないし、実際にほとんどいない。
自分も周囲の人に「信頼」されていると思っているから、自分が違反することもしない。
人民網の記者が、
「どうしても急がねばならない場合には係員に告げる」
との日本人による説明を特筆したのは、
係員に対する「素朴な信頼感」を日本人の特徴と感じた
からと思われる。
もちろん、中国にも「親切な係員」は多くいるが、「きっと親身になって考えてくれるはず」は、中国人の発想の前提にはなりにくいからだ。
』
_