『
サーチナニュース 2015-01-18 22:25
http://news.searchina.net/id/1557619?page=1
中国とロシアの航空産業
技術レベルは懸絶している
中国のポータルサイト「新浪網」はこのほど、
「中国はSu-35を買う。
J-11では重任に耐えず。
ロシアとの航空の差は巨大」
と題する記事を掲載した。
同記事は、ロシアの航空産業は
「経済の低迷や政治の激動で30年以上も足止め状態だった」
と指摘した上で、中国はそれでもロシアと比べて大きく遅れていると主張した。
同記事が「重任に耐えず」とした「J-11」がそもそもは、ロシアが開発した「Su-27SK」戦闘機だった。
1995年には中国でライセンス生産されることが決まり、「殲撃(ヂェンヂー)-11」あるいは「殲-11」と呼ばれることになった。
しかし、Su-27にはそもそも問題が多かった。
特にマッハ0.85-1.25の速度帯における機体の強度不足が指摘された。
演技飛行の際に、主翼の取り付け部分が明らかに変形している映像がしばしば確認された。
低空を飛行中に空中分解した事故も発生した。
さらに、中国軍が求めていた対地/対艦攻撃能力にも大きな制約があった。
そこで中国は、Su-27SKすなわちJ-11を自ら、改良することにした。
2002年から03年にかけて試作機3機が改良された。
改良された「J-11」は、「J-11B」と呼ばれることになった。
J-11Bは垂直尾翼や主翼の設計が変形され、自国開発のデジタル・フライ・バイ・ワイヤが採用されるなど大幅な改良がくわえられた。
また、練習機として「J-11BS」も作られた。
しかし、中国空軍で、J-11Bの量産タイプを主力戦闘機として用いている部隊はない。
改良前のJ-11や予備生産型のJ-11Bを配備している部隊があるだけだ。
中国ではJ-11Bの開発成功を理由として、
「Su-27を配備するロシア空軍より優れた戦闘機を得た」
との言い方もあったが、現実にはJ-11Bを主力戦闘機として空軍全体に行きわたらせたわけではない。
「性能に不満足な点」があったと解釈するのが自然だ。
そして中国はロシアが2008年に初飛行させたSu-35を購入することになった。
現在のところ24機を予定しているとされる。
Su-35に、Su-27シリーズで問題となった推力不足はみられない。
機動性もはるかによい。
中国の軍事情報専門サイト「中国軍網」もSu-35を高く評価し、
「2014世界で最も注目された兵器―戦闘機篇」で同機をトップに選んだ。
「新浪網」掲載の記事は、中国の戦闘機開発/生産でみられたその他の問題として、
「中国国内でライセンス生産されたJ-11Aを部隊に配備したところ、
パイロットからロシアで生産されたSu-27と同じ性能が出せないとの声が出た」、
「(1998年初飛行の)J-10の初期生産モデルは米国が1980年代に開発したF-16のレベルに追い付けなかった。
J-10Aの後期量産タイプで問題がやっと解決できた」
などの事例を紹介した。
記事は中国の航空産業のレベルについて
「機体設計と製造面で、経済の低迷や政治の激動で30年以上も足止め状態だったロシアの航空産業界と比べても、依然として格段の差がある」
と論評した。
記事は自国の技術レベルについて
「わが国は工業レベルが相対的に遅れている国」、
「大型戦闘機の問題についても、いまだによい回答を提出できていない」
などと説明。
J-11Bを登場させた経緯についても
「空力性能の理解がロシアのレベルに達していないからこそ、技術的なリスクを冒して設計をしなおすことができなかった」
と指摘した。
』
『
サーチナニュース 2015-01-21 22:21
http://news.searchina.net/id/1558221?page=1
米国が注視する「ロシアの武器」
・・・戦闘機は「非常に危険なライバル」=中国メディア
中国メディアの環球網は19日付で、ロシアにおける報道を引用しつつ、
米国で注視されているロシアの武器5種を紹介した。
うち3種は中国が輸入しているという。
米国で注視されているロシアの武器の筆頭として、
★.戦闘機の「Su-35」を挙げた。
同戦闘機については、最高時速2400キロメートルという高速性や上昇性能、目標の追跡能力などを挙げ、「米国の戦闘機にとって非常に危険なライバル」と解説した。
★.アムール型潜水艦はラーダ型潜水艦の輸出用モデルで、静粛性に優れ、異なる目標に向け一斉にミサイルを発射できるなど戦闘システムも新式。
さらに、非大気依存推進(AIP)を実現する燃料電池を搭載するための改造も可能とされる。
★.「T-90」はソ連が開発に着手し、ロシアが完成させた戦車。
主砲からミサイルも発射できるが、戦車本体からレーザーを目標に照射して誘導することが可能だ(セミアクティブレーザー方式)。
戦闘力だけでなく、ドイツの「レオパルト2」、米国の「M1エイブラムス」など、同じ第3世代に属しても西側の戦車より安価であることも特徴だ。
★.「P-800」は超音速で巡航する対艦ミサイルだが、地上の目標も攻撃可能。
最大射程300キロメートルで、米国のハープーンのごく少数作られた改良モデルよりも、優勢だ。
★.記事は最後に、対艦魚雷の「53-65」を取り上げた。
過酸化水素または酸素を酸化剤として用いる、タービンエンジンを供えた魚雷で、
「米国の軍艦にとって極めて危険」、
「米国は現在も、有効な防御用兵器を持ち合わせてはいない」
と論評した。
記事は米国の軍事専門家の指摘として「ロシアは上述の武器5種のほとんどについて、輸出することに成功した」と紹介。
インドはアムール型潜水艦2隻を購入する計画で、ロシアとインドはさらに、P-800をベースにして超音速巡航ミサイルのブラモスを共同開発したと指摘した。
中国はSu-35を24機、アムール型潜水艦4隻を購入する予定だ。
53-65魚雷も輸出タイプの「53-65KE」を輸入している。
』
『
サーチナニュース 2015-01-17 22:21
http://news.searchina.net/id/1557608?page=1
ロシアの航空戦力評
・・・「中国は数がスゴい」、
「日本は装備の先進性と人員のレベルの高さがスゴい」
中国の大手ポータルサイトの新浪網は14日、米国、ロシア、中国、日本の航空兵力を比較した文章を発表した。
ロシアの専門サイトが紹介した文章の要約で、
★.中国については、2000機以上の軍用機を保有していることに注目。
多くは旧型機だが、最近では相当な速さで新型機の研究開発が進んでいると評した。
★.日本は防衛任務を果すのに十分な各種新型機を保有しているだけでなく、パイロットのレベルが高く、外国の空軍軍人からも尊敬されている
と論じた。
★.米国については各種軍用機や関連装備を備えており、大量の兵員を世界各地に展開していると紹介。
戦闘機開発でも世界をリードする立場と論じた。
海軍と海軍陸戦隊の航空兵力についても「規模と実力において、(空軍から)独立して語るに値する」と指摘。
海、空、さらに陸を含めた共同作戦の仕組みが整っていることを紹介した。
★.ロシアについては、1500機の作戦用固定翼機とヘリコプターを保有しているが「大部分は時代遅れの旧式機」と紹介。
ただしロシア空軍は最近になり、Su-35など、新型機の開発を進め、少数ではあるが実戦配備も進めたと論じた。
★.中国は空軍と海軍航空兵(航空隊)が航空戦力をになっていると紹介。
★.1321機の戦闘機/攻撃機、
134機の重爆撃機と空中給油機、
20機の警戒機、
700機の武装ヘリコプター
を保有している(計2,175機)と、まずは米国、ロシアに次ぐ大規模な兵力を供えていることに注目。
★.ただし、中国が保有する軍用機で
「先進レベルに追い付いているのはわずか502機」
と紹介。
大部分を占める旧型機では
「外国の空軍にとって、大きな脅威にはならない」
との見方を示した。
文章は一方で、中国は空軍の現代化を進めており、軍事予算も増加の一途であり新型機の開発も加速していると主張。
代表的な例として戦闘機/攻撃機としてJ-20(殲-20)、J-31(殲-31)、大型輸送機のY-20(運-20)を挙げた。
文章はさらに、中国が1960年代から使用している爆撃機のH-6(轟-6または轟炸6型)の後継機を開発中の見方があることや無人機の暗剣を開発したことを紹介した。
航空母艦については、すでに「遼寧」を保有していることから、さらに別の空母を保有することになることは大いにあり得ると主張。
ただし、中国の航空母艦兵力への評価とその保有数の見込みについては、意見が分かれているとした。
★.日本については「航空自衛隊は世界の空軍大国におけるダークホース」と紹介。
「さまざまな用途向けに先進的な軍用機を300機以上保有。
日本の空、陸、海への脅威に対する防衛任務を極めて完璧になしとげている」
と高く評価した。
日本の航空自衛隊については、「専守防衛」の国策にもとづく任務遂行と、日本における防衛のあり方の特殊性を紹介した。
一方で、
★.「日本は最後の戦争(第二次世界大戦)で本土上空の政権を失ってしまったとの歴史をはっきりと記憶している」
と論じ、だからこそ
★.「パイロットはどのようにして、考えられる陸上の攻撃に反撃できるか。
★.どのように敵の輸送船や艦隊に対する攻撃ができるかを学習している」
と説明。
ただし
「(他国への)侵攻や、遠距離からの攻撃は学習していない」
と、操縦士などの教育課程も、「専守防衛」にもとづいていると紹介した。
文章はさらに、日本のパイロットは
「レベルが高く、外国の空軍軍人からも尊敬されている」
と指摘。
また、米空軍との演習に常に参加していることや、
★.2014年上半期だけで、ロシアや中国の航空機接近にスクランブルを533回実施した
などを紹介。
航空自衛隊など日本の航空兵力が、戦闘はないが常に実働している状況を示した。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月19日 5時50分
http://www.recordchina.co.jp/a100872.html
軍人専門家・張召忠氏による「殲-10の戦闘力は日本のF-15に勝る」発言に
「この人が何か言い出すと心配になる」―中国ネット
2015年1月17日、中国メディアの新浪が、中国の軍事専門家である張召忠氏へ行った単独インタビューについて、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で伝えた。
その中で張氏は
「中国の殲-10の戦闘力はインドのSu-30や日本のF-15に勝る」
と主張したという。
新浪によれば張召忠氏は、
「殲-10Bは殲-10Aと比べて全体的に30%性能が向上しており、周辺国の戦闘機と比べても殲-10Bは優れている。
フェーズドアレイレーダーを搭載した殲-10Bは殲-20が配備されるまでの隙間を埋めてくれるだろう」
と語った。
これに対して中国のネットユーザーからは以下のコメントが寄せられた。
「この人が何も言わなければ安心なんだけど、何か言い出すと心配になる」
「どうして張少将が話すことはどれも信じられないんだろうな」
「殲-10は軽量機だ。
なんで大型機と比べられるんだよ」
「海軍の少将が空軍の戦闘機を語るとは…」
「この人の言うことを信じる人ってまだいるのかね?」
「俺はあんたの言うことを信用していないし、殲-10と70年代の代物とを比べて進んでいるとか言っても意味がない」
「俺は張召忠という軍事専門家の言うことを評価しているよ。
軍備についての知識や時勢の分析、戦闘の例などはどれも、オリジナリティあふれた発言だ」
「これで終わったな。
殲-10はもうおしまいということだ」
』
『
2015/01/19 11:21 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011901001439.html
中国、戦闘機F35設計窃取か 米国など開発中の次期主力機
【シドニー共同】
19日付のオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙は、米国などが開発中で、航空自衛隊が次期主力機として導入を決めた最新鋭ステルス戦闘機F35の設計などの機密情報が、中国のサイバースパイに窃取されたと報じた。
オーストラリア政府が米側から説明を受けたという。
専門家は、中国の次世代ステルス戦闘機「殲31」と「殲20」は、窃取した情報に影響を受けたと推定。
事実であれば、米国と日本、オーストラリアなど同盟国の空軍力の優位が損なわれた恐れがあると警告している。
』
『
サーチナニュース 2015-01-20 12:01
http://news.searchina.net/id/1557910?page=1
F-35の情報をスパイ。
スノーデン容疑者の資料で判明
・・・中国政府「根拠なし」と歯切れ悪く猛反発
ロシアに政治亡命した米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者が、ドイツ誌「シュピーゲル」に提供した資料で、米国が開発中のステルス戦闘機「F-35」の情報を、中国が“サイバースパイ”によって盗んだとの報道について、中国政府・外交部の洪磊報道官は19日の定例記者会見で「根拠なし」などと反発した。
しかし
「盗んではいない」とは断言していない
など、歯切れの悪さも感じさせた。
F-35は米航空機メーカーの、ロッキード・マーティンが中心となり開発を進めている多用途性を備えたステルス戦闘機。
報道によれば、中国はレーダー装置、エンジン配線図、ジェット排気煙冷却方法などを含め、多くの情報を盗んだとされる。
洪報道官は同報道について「何の根拠もない非難」と反発。
「インターネットの安全性の問題について、われわれは一貫して中国側は攻撃の被害者と強調している」、
「インターネット攻撃はもとをたどるのが難しい。
国境を越える性格が強いという複雑さがあり、攻撃者を特定するのは非常に困難だ」、
「どのような根拠で、(中国を)非難し、いわれなく攻撃するのか分からない」
と主張。
さらに、
「ある国家にとって、自らが受けたネット攻撃の記録は不名誉なものだ」
どとつけ加え、
「われわれはネットの安全問題で、理由なく他国を非難し、でっちあげたりすることがないよう希望する。
協力の姿勢をとり、共同でハッカー攻撃を防止する行動をすることを希望する」
と述べた。
これまでに中国国内でも、自国が開発したステルス戦闘機「J-31(殲-31)」は、F-35の“パクリ”という見方があった。
さらに、
「パクったからには、米国はJ-31の欠点を熟知している」
として、J-31で米国に対抗しようとしても「原則的に無理がある」との主張も出た。
**********
◆解説◆
洪報道官は「中国がF-35の情報をサイバースパイで盗んだ」との報道に猛反発してみせたが、「していない」ではなく、
「根拠がない」との言い方に終始した。
その上で、「サイバー攻撃には各国が一致して対応を」と、“だれにも反論できない正論”を展開した。
報道が事実でないならば「事実でない」とだけ述べればよいのに、いかにも歯切れの悪い回答だった。
中国で軍事関連の行動について意思決定をするのは中国共産党の中央軍事委員会だ。
中央軍事委員会は中国中央政府(国務院)とは別系統の存在で、政府の指導を受けるわけではない。
まして、外交部(外務省)は中央政府の一部門にすぎず、軍からみれば「ずっと格下」の存在だ。
そのため、外交部が軍の動きについて、逐一知らされるとは限らないとされる。
F-35の情報を盗んだ問題についても外交部は情報を持っておらず、そのために洪報道官は「きっぱりと否定」ができない状態だったと理解するのが自然だ。
軍は外交部に対して「やった」とも「やっていない」とも説明しない。
したがって「サイバースパイはやっていない」とも断言できない。
断言する権限もない――状態だったと推測できる。
中国は「共産党がすべてを管理する国」だが、江沢民政権時からは、共産党トップの総書記、中央軍事委員会主席、国家主席は同一人物が兼任することが慣例となった(現在は習近平氏)。
権力構造に整合性を持たせる「知恵」と言ってよい。
しかし、共産党指導者が「ポスト革命世代」になってからは、「共産党による軍の指導」を旨とする体制はゆるぎないものの、
共産党の指導者であるというだけでは、プロ集団である軍をコントロールすることが以前に比べて難しくなった
とされる。
文民高官の考えとは独立して行動しやすい中国軍の体制は、「統帥権は天皇陛下にある」として、内閣や国会の意向と関係なく軍が行動を進めた戦前の日本の体制に類似する面があると言える。
』
『
2015/01/20 18:08 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012001002154.html
中国機への戦闘機緊急発進最多 空自、10~12月164回
防衛省統合幕僚監部は20日、領空侵犯の恐れがある中国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が昨年10~12月、164回緊急発進(スクランブル)したと発表した。
四半期ごとの集計では2013年1~3月の146回を超えて過去最多となった。
中国軍は昨年12月、沖縄本島と宮古島の間の上空で往復飛行を繰り返すなど、西太平洋への進出を活発化させており、スクランブル回数を押し上げた。
防衛省によると、ロシア機が中国に次いで多い45回で、7~9月の89回から半減。
中国、ロシアとも領空侵犯はなかった。
対象機種別では、中国は戦闘機、ロシアは情報収集機が多かった。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月22日 7時58分
http://www.recordchina.co.jp/a101046.html
中国軍事専門家「日本は常に高い水準を維持」と認める
=「海外メディアの日中軍力比較は信ぴょう性低い」―中国紙
2015年1月20日、日中関係の緊張が解けない中、両国の海軍力について分析する報道が多く見られている。
環球時報は韓国や英国のメディアおよび中国の軍事専門家の見解を紹介した。
英軍事誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは報道で、
「中国がイージス艦に相当する052C駆逐艦5隻、052D駆逐艦1隻、051C駆逐艦2隻の8隻を保有しているのに対し、日本のイージス艦は6隻しかない。
遠距離の防空戦力は日本が上だが、中国は今年052Cと052Dを計4隻就役させる計画のため、戦力は日本の1.5倍になる」
と分析。
さらに、韓国・中央日報は、
「中国は空母や原子力潜水艦など、日米を脅かす戦闘力を保有しつつある」
とする一方で、
「日本のイージス艦の攻撃力と防御力は世界トップクラスで、潜水艇は数こそ中国に及ばないものの性能は中国を上回っている」
と報じている。
これら外国メディアの報道について中国の軍事専門家は19日、
「海外メディアの分析は、兵器の数をただ列挙するだけで信ぴょう性は低い。
規模で中国が勝っていると強調するが、日本が性能で勝っていることに関して言及することは少ない。
日本の海上自衛隊は、高い頻度で軍備を更新しているため、常に高い戦闘水準を維持している」
と指摘している。
』
『
サーチナニュース 2015/01/23(金) 06:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0123&f=business_0123_005.shtml
日本の軍備レベル
・・・「中国に対して不十分」と米情報サイト=中国メディア
中国メディアの環球網はこのほど、米国の軍事情報サイト「ディフェンス・ニュース」の記事を引用して、
「日本の軍備のレベルは中国に対して全く不十分」
の主張を紹介する記事を配信した。
記事は、日本政府が発表した2015年度の予算案で、米軍関連を含まない防衛費は4兆8200億円に達しており、安倍政権発足以来3年にわたり国防費が増加していると紹介。
新しい日本の防衛プランとしては「南西諸島を主眼にしたもの」であり
「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)付近の海域において、中国と対抗することを企図している」
と説明。
兵器の投入事例として哨戒機のP-3C、戦闘機F-35、新たに建造するイージス艦、潜水艦のそうりゅう、さらに輸送機のオスプレイや水陸両用車のAAV-7を挙げ、与那国島にレーダー基地を建設する計画にも触れた。
記事は「ディフェンス・ニュース」の見方として、「安倍政権が昨年(2014年)7月に修正した防衛大綱は、周辺の多くの国に批判され、日本が改めて軍国主義化するのではないかとの懸念を引き起こした」と紹介。
しかし一方で、「ディフェンス・ニュース」が文章の最後の部分で
「日本の軍備のレベルは中国に対して全く不十分。
日本は半世紀以上にわたり、国防に大きな力を入れてこなかった。
新兵器を数種類導入、少しばかりの新戦略を採用しても問題は解決できない」
との見方を示したと紹介した。
なお「ディフェンス・ニュース」の原文は同じ部分で、
「日本はいくつかの有用な装備やハードウェアを購入しつつあるが、
60年にわたり防衛に対してあまりにも少しのものしか費やしていなかったことに対して、埋め合わせをする“銀の銃弾”(万能の解決策)またはすばらしい武器は存在しない」
と論じ、日本は単純なハードウェアの増強だけでなく、自衛隊員の給与引き上げや訓練予算の増強などを提案している。
**********
◆解説◆
環球網は愛国論調で知られるメディアだ。
上記記事も、日本の軍備について「わが方より劣る」との“自画自賛”のように読める。
しかし同時に“日本の軍国主義化”を強調し、自国側に「断固たる対応」を求める論調ではない。
中国では当局が報道を統制しており、メディアの論調にも、少なくとも平均すれば当局の意向が反映されている。
このところ中国では、日本に対する強硬策や対決姿勢を強調する記事が、一時期ほどには多く見られない状況だ。
』
『
サーチナニュース 2015-01-10 22:21
http://news.searchina.net/id/1556725?page=1
「DF31は一級品、米ミニットマンは不利」、
「核戦力、米国に遥かに及ばない」
・・・中国軍内で見解に差
中国メディアの中広網は9日、
「中国の東風31(DF31)ミサイルは絶対に世界の第一級だ」
との解説記事を発表した。
同記事は米国の戦略核ミサイルの「ミニットマン」には問題点があると主張した。
一方、同じく中国メディアの環球網は同日、中国の核戦力は米国に遥かに及ばないとする記事を発表した。
中広網は中国軍事科学院研究員である杜文龍上級大佐の、環球網は北京航空航天大学で教授を務める、劉江平海軍上級大佐の考えを紹介した。
いずれも解放軍の専門家だが、意見は全く逆となった。
★.杜上級大佐は
サイロから発射する米国の「ミニットマン3」は「地上における機動性で、優位性がまったくない」と主張。
逆に「DF31」は車両で運べることから、相手側からの攻撃に対して「生存率が高い。
2回目の攻撃では主な、あるいは重要な役割りを果たす」と主張した。
また、DF31に複数の弾頭を搭載させることについては、中国がすでに獲得している技術からすれば「極めて難しいわけではない」として、軍事的な理由で「望むか望まないかの問題」と主張した。
★.一方、劉上級大佐は
「大陸間弾道ミサイルでは、数量も射程も、中国と米国には大きな格差がある」
と指摘。
戦力面で、米国に対抗できると考えるのは誤りとの見方を示した。
中国では最近、米中の軍事対抗の話題が、多く紹介されるようになった。
多くはロシアでの報道によるもので、「米国は憂慮している」といった切り口が目立つ。
劉上級大佐は、「西側諸国がロシアに対して制裁を行っていることに関係しているのだろう」と指摘。
中国を巻き込んで軍事面において米国との対決色を強めさせ「(米国からの)圧力の一部を分担させたいのだろう」との見方を示した。
劉上級大佐は、
「中国は政策として、解放軍は米国を含め、他国や地域が先制核攻撃をしないかぎり、核兵器を使わないことを決めている」
ことにも触れた。
**********
◆解説◆
中国は「いかなる場合にも、核兵器を先に使うことはない」と主張しつづけてきた。
国際的に孤立していた中国が核を保有することで政治面などに及ぼす悪影響を避け、米ソなどと比べれば「質・量ともに極めて貧弱」な核兵器しかない中国にとって、報復攻撃に結びつく先制攻撃は選択できないとの判断があったと考えられる。
ただし、2012年に発表した国防白書には核兵器の「先制不使用」の文言がなかった。
ただし「核の先制不使用の放棄」を表明したわけではない。
2012年の国防白書は2年ぶりの発表で、前回の2010年版では、「中国は一貫して、核兵器の先制不使用の政策を遂行」としていた。
さらにその前回の08年版では
「中国はいかなる時、いかなる状況においても、核兵器の先制使用を行わず、非核の国と地域に対して核を使用したり、核で威嚇することはしない」
と表明していた。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月15日 8時52分
http://www.recordchina.co.jp/a100564.html
日本の先進エンジンは「40年前のソ連製に劣る」、
ヘリの墜落時の耐久性研究は「理解できない」―中国メディア
2015年1月13日、中国・国防科技信息網は、日本・防衛省技術研究本部がサイトに掲載した最新軍事技術研究項目を取り上げ、
「多くの先進技術の進歩度合いで日本は中国に劣っている」
と報じた。
以下はその概要。
先進技術実証機に搭載を想定している、ターボファンエンジンの「XF5-1」について防衛省技術研究本部は「数多くの先進技術を採用している」と述べているが、その技術指数は低い。
「XF5-1」の推力重量比は8程度で、最大推力は5トン。
これは1972年にソ連が製造したRD-33よりも低い数値。
エンジンの推力が低いため、搭載を想定している日本初の国産ステルス戦闘機の「先進技術実証機」(心神)も機体が小さく、先進的な設備や武器を搭載することができない。
さらに、偵察用ヘリコプター「OH-1」に関しては、墜落の耐久性に関する研究が開始したばかりとしていたが、これは理解できない。
墜落の耐久性は、先進的な武装ヘリの基本的な機能で、中国のWZ-10(武直10)は墜落したとしても、座席の95%が原型をとどめ、乗員の生存率は90%に上る。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年3月25日(水) 5時25分
http://www.recordchina.co.jp/a104845.html
日中韓の防空識別圏に進入したロシア機にスクランブル対応したのは日本だけ
=「中国は気が付かなかった」
「日本はビビってる」―中国ネット
2015年3月23日、中国の掲示板サイトに
「日中韓の防空識別圏に進入したロシアの爆撃機にスクランブル対応したのは日本だけ」
と題するスレッドが立った。
スレ主は、
「防衛省統合幕僚監部の発表によると、ロシア空軍戦略爆撃機Tu-95の2機が3月20日に日本の防空識別圏に進入したため、航空自衛隊戦闘機が緊急発進した。
今回の飛行ルートは中韓の防空識別圏も含まれているが、スクランブル対応したのは日本だけだった」
と伝えた。
これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「ロシアは戦争でも起こすつもりか?」
「ロシアはどこでももめごとを起こす世界の問題児」
「日本はビビってるだけだろ」
「この種の状況は日本と韓国は気が付くけど、もう一つの国は発見する能力がない」
「中国は気が付かなかったんだろうね。
ミャンマーの件を見ればよく分かる」
「ロシア機は明らかに日本に向かって飛んでいたんだ。
中国と韓国はスクランブルの必要はないだろ」
「防空識別圏は領空じゃないからな。
防空識別圏に進入してきた飛行機に悪意がないことが分かれば出動する必要性はない。
こんな簡単な理屈も分からないのか?」
「100年前に小日本がロシアと対戦していなかったら、中国の東北地方はロシアに占領されていただけでなく、アジアは白人たちによって分割されていただろう。
小日本はアジアを守る貢献をしたと言える」
』
サーチナニュース 2015-01-18 22:25
http://news.searchina.net/id/1557619?page=1
中国とロシアの航空産業
技術レベルは懸絶している
中国のポータルサイト「新浪網」はこのほど、
「中国はSu-35を買う。
J-11では重任に耐えず。
ロシアとの航空の差は巨大」
と題する記事を掲載した。
同記事は、ロシアの航空産業は
「経済の低迷や政治の激動で30年以上も足止め状態だった」
と指摘した上で、中国はそれでもロシアと比べて大きく遅れていると主張した。
同記事が「重任に耐えず」とした「J-11」がそもそもは、ロシアが開発した「Su-27SK」戦闘機だった。
1995年には中国でライセンス生産されることが決まり、「殲撃(ヂェンヂー)-11」あるいは「殲-11」と呼ばれることになった。
しかし、Su-27にはそもそも問題が多かった。
特にマッハ0.85-1.25の速度帯における機体の強度不足が指摘された。
演技飛行の際に、主翼の取り付け部分が明らかに変形している映像がしばしば確認された。
低空を飛行中に空中分解した事故も発生した。
さらに、中国軍が求めていた対地/対艦攻撃能力にも大きな制約があった。
そこで中国は、Su-27SKすなわちJ-11を自ら、改良することにした。
2002年から03年にかけて試作機3機が改良された。
改良された「J-11」は、「J-11B」と呼ばれることになった。
J-11Bは垂直尾翼や主翼の設計が変形され、自国開発のデジタル・フライ・バイ・ワイヤが採用されるなど大幅な改良がくわえられた。
また、練習機として「J-11BS」も作られた。
しかし、中国空軍で、J-11Bの量産タイプを主力戦闘機として用いている部隊はない。
改良前のJ-11や予備生産型のJ-11Bを配備している部隊があるだけだ。
中国ではJ-11Bの開発成功を理由として、
「Su-27を配備するロシア空軍より優れた戦闘機を得た」
との言い方もあったが、現実にはJ-11Bを主力戦闘機として空軍全体に行きわたらせたわけではない。
「性能に不満足な点」があったと解釈するのが自然だ。
そして中国はロシアが2008年に初飛行させたSu-35を購入することになった。
現在のところ24機を予定しているとされる。
Su-35に、Su-27シリーズで問題となった推力不足はみられない。
機動性もはるかによい。
中国の軍事情報専門サイト「中国軍網」もSu-35を高く評価し、
「2014世界で最も注目された兵器―戦闘機篇」で同機をトップに選んだ。
「新浪網」掲載の記事は、中国の戦闘機開発/生産でみられたその他の問題として、
「中国国内でライセンス生産されたJ-11Aを部隊に配備したところ、
パイロットからロシアで生産されたSu-27と同じ性能が出せないとの声が出た」、
「(1998年初飛行の)J-10の初期生産モデルは米国が1980年代に開発したF-16のレベルに追い付けなかった。
J-10Aの後期量産タイプで問題がやっと解決できた」
などの事例を紹介した。
記事は中国の航空産業のレベルについて
「機体設計と製造面で、経済の低迷や政治の激動で30年以上も足止め状態だったロシアの航空産業界と比べても、依然として格段の差がある」
と論評した。
記事は自国の技術レベルについて
「わが国は工業レベルが相対的に遅れている国」、
「大型戦闘機の問題についても、いまだによい回答を提出できていない」
などと説明。
J-11Bを登場させた経緯についても
「空力性能の理解がロシアのレベルに達していないからこそ、技術的なリスクを冒して設計をしなおすことができなかった」
と指摘した。
』
『
サーチナニュース 2015-01-21 22:21
http://news.searchina.net/id/1558221?page=1
米国が注視する「ロシアの武器」
・・・戦闘機は「非常に危険なライバル」=中国メディア
中国メディアの環球網は19日付で、ロシアにおける報道を引用しつつ、
米国で注視されているロシアの武器5種を紹介した。
うち3種は中国が輸入しているという。
米国で注視されているロシアの武器の筆頭として、
★.戦闘機の「Su-35」を挙げた。
同戦闘機については、最高時速2400キロメートルという高速性や上昇性能、目標の追跡能力などを挙げ、「米国の戦闘機にとって非常に危険なライバル」と解説した。
★.アムール型潜水艦はラーダ型潜水艦の輸出用モデルで、静粛性に優れ、異なる目標に向け一斉にミサイルを発射できるなど戦闘システムも新式。
さらに、非大気依存推進(AIP)を実現する燃料電池を搭載するための改造も可能とされる。
★.「T-90」はソ連が開発に着手し、ロシアが完成させた戦車。
主砲からミサイルも発射できるが、戦車本体からレーザーを目標に照射して誘導することが可能だ(セミアクティブレーザー方式)。
戦闘力だけでなく、ドイツの「レオパルト2」、米国の「M1エイブラムス」など、同じ第3世代に属しても西側の戦車より安価であることも特徴だ。
★.「P-800」は超音速で巡航する対艦ミサイルだが、地上の目標も攻撃可能。
最大射程300キロメートルで、米国のハープーンのごく少数作られた改良モデルよりも、優勢だ。
★.記事は最後に、対艦魚雷の「53-65」を取り上げた。
過酸化水素または酸素を酸化剤として用いる、タービンエンジンを供えた魚雷で、
「米国の軍艦にとって極めて危険」、
「米国は現在も、有効な防御用兵器を持ち合わせてはいない」
と論評した。
記事は米国の軍事専門家の指摘として「ロシアは上述の武器5種のほとんどについて、輸出することに成功した」と紹介。
インドはアムール型潜水艦2隻を購入する計画で、ロシアとインドはさらに、P-800をベースにして超音速巡航ミサイルのブラモスを共同開発したと指摘した。
中国はSu-35を24機、アムール型潜水艦4隻を購入する予定だ。
53-65魚雷も輸出タイプの「53-65KE」を輸入している。
』
サーチナニュース 2015-01-17 22:21
http://news.searchina.net/id/1557608?page=1
ロシアの航空戦力評
・・・「中国は数がスゴい」、
「日本は装備の先進性と人員のレベルの高さがスゴい」
中国の大手ポータルサイトの新浪網は14日、米国、ロシア、中国、日本の航空兵力を比較した文章を発表した。
ロシアの専門サイトが紹介した文章の要約で、
★.中国については、2000機以上の軍用機を保有していることに注目。
多くは旧型機だが、最近では相当な速さで新型機の研究開発が進んでいると評した。
★.日本は防衛任務を果すのに十分な各種新型機を保有しているだけでなく、パイロットのレベルが高く、外国の空軍軍人からも尊敬されている
と論じた。
★.米国については各種軍用機や関連装備を備えており、大量の兵員を世界各地に展開していると紹介。
戦闘機開発でも世界をリードする立場と論じた。
海軍と海軍陸戦隊の航空兵力についても「規模と実力において、(空軍から)独立して語るに値する」と指摘。
海、空、さらに陸を含めた共同作戦の仕組みが整っていることを紹介した。
★.ロシアについては、1500機の作戦用固定翼機とヘリコプターを保有しているが「大部分は時代遅れの旧式機」と紹介。
ただしロシア空軍は最近になり、Su-35など、新型機の開発を進め、少数ではあるが実戦配備も進めたと論じた。
★.中国は空軍と海軍航空兵(航空隊)が航空戦力をになっていると紹介。
★.1321機の戦闘機/攻撃機、
134機の重爆撃機と空中給油機、
20機の警戒機、
700機の武装ヘリコプター
を保有している(計2,175機)と、まずは米国、ロシアに次ぐ大規模な兵力を供えていることに注目。
★.ただし、中国が保有する軍用機で
「先進レベルに追い付いているのはわずか502機」
と紹介。
大部分を占める旧型機では
「外国の空軍にとって、大きな脅威にはならない」
との見方を示した。
文章は一方で、中国は空軍の現代化を進めており、軍事予算も増加の一途であり新型機の開発も加速していると主張。
代表的な例として戦闘機/攻撃機としてJ-20(殲-20)、J-31(殲-31)、大型輸送機のY-20(運-20)を挙げた。
文章はさらに、中国が1960年代から使用している爆撃機のH-6(轟-6または轟炸6型)の後継機を開発中の見方があることや無人機の暗剣を開発したことを紹介した。
航空母艦については、すでに「遼寧」を保有していることから、さらに別の空母を保有することになることは大いにあり得ると主張。
ただし、中国の航空母艦兵力への評価とその保有数の見込みについては、意見が分かれているとした。
★.日本については「航空自衛隊は世界の空軍大国におけるダークホース」と紹介。
「さまざまな用途向けに先進的な軍用機を300機以上保有。
日本の空、陸、海への脅威に対する防衛任務を極めて完璧になしとげている」
と高く評価した。
日本の航空自衛隊については、「専守防衛」の国策にもとづく任務遂行と、日本における防衛のあり方の特殊性を紹介した。
一方で、
★.「日本は最後の戦争(第二次世界大戦)で本土上空の政権を失ってしまったとの歴史をはっきりと記憶している」
と論じ、だからこそ
★.「パイロットはどのようにして、考えられる陸上の攻撃に反撃できるか。
★.どのように敵の輸送船や艦隊に対する攻撃ができるかを学習している」
と説明。
ただし
「(他国への)侵攻や、遠距離からの攻撃は学習していない」
と、操縦士などの教育課程も、「専守防衛」にもとづいていると紹介した。
文章はさらに、日本のパイロットは
「レベルが高く、外国の空軍軍人からも尊敬されている」
と指摘。
また、米空軍との演習に常に参加していることや、
★.2014年上半期だけで、ロシアや中国の航空機接近にスクランブルを533回実施した
などを紹介。
航空自衛隊など日本の航空兵力が、戦闘はないが常に実働している状況を示した。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月19日 5時50分
http://www.recordchina.co.jp/a100872.html
軍人専門家・張召忠氏による「殲-10の戦闘力は日本のF-15に勝る」発言に
「この人が何か言い出すと心配になる」―中国ネット
2015年1月17日、中国メディアの新浪が、中国の軍事専門家である張召忠氏へ行った単独インタビューについて、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で伝えた。
その中で張氏は
「中国の殲-10の戦闘力はインドのSu-30や日本のF-15に勝る」
と主張したという。
新浪によれば張召忠氏は、
「殲-10Bは殲-10Aと比べて全体的に30%性能が向上しており、周辺国の戦闘機と比べても殲-10Bは優れている。
フェーズドアレイレーダーを搭載した殲-10Bは殲-20が配備されるまでの隙間を埋めてくれるだろう」
と語った。
これに対して中国のネットユーザーからは以下のコメントが寄せられた。
「この人が何も言わなければ安心なんだけど、何か言い出すと心配になる」
「どうして張少将が話すことはどれも信じられないんだろうな」
「殲-10は軽量機だ。
なんで大型機と比べられるんだよ」
「海軍の少将が空軍の戦闘機を語るとは…」
「この人の言うことを信じる人ってまだいるのかね?」
「俺はあんたの言うことを信用していないし、殲-10と70年代の代物とを比べて進んでいるとか言っても意味がない」
「俺は張召忠という軍事専門家の言うことを評価しているよ。
軍備についての知識や時勢の分析、戦闘の例などはどれも、オリジナリティあふれた発言だ」
「これで終わったな。
殲-10はもうおしまいということだ」
』
『
2015/01/19 11:21 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015011901001439.html
中国、戦闘機F35設計窃取か 米国など開発中の次期主力機
【シドニー共同】
19日付のオーストラリアのシドニー・モーニング・ヘラルド紙は、米国などが開発中で、航空自衛隊が次期主力機として導入を決めた最新鋭ステルス戦闘機F35の設計などの機密情報が、中国のサイバースパイに窃取されたと報じた。
オーストラリア政府が米側から説明を受けたという。
専門家は、中国の次世代ステルス戦闘機「殲31」と「殲20」は、窃取した情報に影響を受けたと推定。
事実であれば、米国と日本、オーストラリアなど同盟国の空軍力の優位が損なわれた恐れがあると警告している。
』
『
サーチナニュース 2015-01-20 12:01
http://news.searchina.net/id/1557910?page=1
F-35の情報をスパイ。
スノーデン容疑者の資料で判明
・・・中国政府「根拠なし」と歯切れ悪く猛反発
ロシアに政治亡命した米中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者が、ドイツ誌「シュピーゲル」に提供した資料で、米国が開発中のステルス戦闘機「F-35」の情報を、中国が“サイバースパイ”によって盗んだとの報道について、中国政府・外交部の洪磊報道官は19日の定例記者会見で「根拠なし」などと反発した。
しかし
「盗んではいない」とは断言していない
など、歯切れの悪さも感じさせた。
F-35は米航空機メーカーの、ロッキード・マーティンが中心となり開発を進めている多用途性を備えたステルス戦闘機。
報道によれば、中国はレーダー装置、エンジン配線図、ジェット排気煙冷却方法などを含め、多くの情報を盗んだとされる。
洪報道官は同報道について「何の根拠もない非難」と反発。
「インターネットの安全性の問題について、われわれは一貫して中国側は攻撃の被害者と強調している」、
「インターネット攻撃はもとをたどるのが難しい。
国境を越える性格が強いという複雑さがあり、攻撃者を特定するのは非常に困難だ」、
「どのような根拠で、(中国を)非難し、いわれなく攻撃するのか分からない」
と主張。
さらに、
「ある国家にとって、自らが受けたネット攻撃の記録は不名誉なものだ」
どとつけ加え、
「われわれはネットの安全問題で、理由なく他国を非難し、でっちあげたりすることがないよう希望する。
協力の姿勢をとり、共同でハッカー攻撃を防止する行動をすることを希望する」
と述べた。
これまでに中国国内でも、自国が開発したステルス戦闘機「J-31(殲-31)」は、F-35の“パクリ”という見方があった。
さらに、
「パクったからには、米国はJ-31の欠点を熟知している」
として、J-31で米国に対抗しようとしても「原則的に無理がある」との主張も出た。
**********
◆解説◆
洪報道官は「中国がF-35の情報をサイバースパイで盗んだ」との報道に猛反発してみせたが、「していない」ではなく、
「根拠がない」との言い方に終始した。
その上で、「サイバー攻撃には各国が一致して対応を」と、“だれにも反論できない正論”を展開した。
報道が事実でないならば「事実でない」とだけ述べればよいのに、いかにも歯切れの悪い回答だった。
中国で軍事関連の行動について意思決定をするのは中国共産党の中央軍事委員会だ。
中央軍事委員会は中国中央政府(国務院)とは別系統の存在で、政府の指導を受けるわけではない。
まして、外交部(外務省)は中央政府の一部門にすぎず、軍からみれば「ずっと格下」の存在だ。
そのため、外交部が軍の動きについて、逐一知らされるとは限らないとされる。
F-35の情報を盗んだ問題についても外交部は情報を持っておらず、そのために洪報道官は「きっぱりと否定」ができない状態だったと理解するのが自然だ。
軍は外交部に対して「やった」とも「やっていない」とも説明しない。
したがって「サイバースパイはやっていない」とも断言できない。
断言する権限もない――状態だったと推測できる。
中国は「共産党がすべてを管理する国」だが、江沢民政権時からは、共産党トップの総書記、中央軍事委員会主席、国家主席は同一人物が兼任することが慣例となった(現在は習近平氏)。
権力構造に整合性を持たせる「知恵」と言ってよい。
しかし、共産党指導者が「ポスト革命世代」になってからは、「共産党による軍の指導」を旨とする体制はゆるぎないものの、
共産党の指導者であるというだけでは、プロ集団である軍をコントロールすることが以前に比べて難しくなった
とされる。
文民高官の考えとは独立して行動しやすい中国軍の体制は、「統帥権は天皇陛下にある」として、内閣や国会の意向と関係なく軍が行動を進めた戦前の日本の体制に類似する面があると言える。
』
『
2015/01/20 18:08 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201501/CN2015012001002154.html
中国機への戦闘機緊急発進最多 空自、10~12月164回
防衛省統合幕僚監部は20日、領空侵犯の恐れがある中国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が昨年10~12月、164回緊急発進(スクランブル)したと発表した。
四半期ごとの集計では2013年1~3月の146回を超えて過去最多となった。
中国軍は昨年12月、沖縄本島と宮古島の間の上空で往復飛行を繰り返すなど、西太平洋への進出を活発化させており、スクランブル回数を押し上げた。
防衛省によると、ロシア機が中国に次いで多い45回で、7~9月の89回から半減。
中国、ロシアとも領空侵犯はなかった。
対象機種別では、中国は戦闘機、ロシアは情報収集機が多かった。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月22日 7時58分
http://www.recordchina.co.jp/a101046.html
中国軍事専門家「日本は常に高い水準を維持」と認める
=「海外メディアの日中軍力比較は信ぴょう性低い」―中国紙
2015年1月20日、日中関係の緊張が解けない中、両国の海軍力について分析する報道が多く見られている。
環球時報は韓国や英国のメディアおよび中国の軍事専門家の見解を紹介した。
英軍事誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは報道で、
「中国がイージス艦に相当する052C駆逐艦5隻、052D駆逐艦1隻、051C駆逐艦2隻の8隻を保有しているのに対し、日本のイージス艦は6隻しかない。
遠距離の防空戦力は日本が上だが、中国は今年052Cと052Dを計4隻就役させる計画のため、戦力は日本の1.5倍になる」
と分析。
さらに、韓国・中央日報は、
「中国は空母や原子力潜水艦など、日米を脅かす戦闘力を保有しつつある」
とする一方で、
「日本のイージス艦の攻撃力と防御力は世界トップクラスで、潜水艇は数こそ中国に及ばないものの性能は中国を上回っている」
と報じている。
これら外国メディアの報道について中国の軍事専門家は19日、
「海外メディアの分析は、兵器の数をただ列挙するだけで信ぴょう性は低い。
規模で中国が勝っていると強調するが、日本が性能で勝っていることに関して言及することは少ない。
日本の海上自衛隊は、高い頻度で軍備を更新しているため、常に高い戦闘水準を維持している」
と指摘している。
』
『
サーチナニュース 2015/01/23(金) 06:06
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2015&d=0123&f=business_0123_005.shtml
日本の軍備レベル
・・・「中国に対して不十分」と米情報サイト=中国メディア
中国メディアの環球網はこのほど、米国の軍事情報サイト「ディフェンス・ニュース」の記事を引用して、
「日本の軍備のレベルは中国に対して全く不十分」
の主張を紹介する記事を配信した。
記事は、日本政府が発表した2015年度の予算案で、米軍関連を含まない防衛費は4兆8200億円に達しており、安倍政権発足以来3年にわたり国防費が増加していると紹介。
新しい日本の防衛プランとしては「南西諸島を主眼にしたもの」であり
「釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)付近の海域において、中国と対抗することを企図している」
と説明。
兵器の投入事例として哨戒機のP-3C、戦闘機F-35、新たに建造するイージス艦、潜水艦のそうりゅう、さらに輸送機のオスプレイや水陸両用車のAAV-7を挙げ、与那国島にレーダー基地を建設する計画にも触れた。
記事は「ディフェンス・ニュース」の見方として、「安倍政権が昨年(2014年)7月に修正した防衛大綱は、周辺の多くの国に批判され、日本が改めて軍国主義化するのではないかとの懸念を引き起こした」と紹介。
しかし一方で、「ディフェンス・ニュース」が文章の最後の部分で
「日本の軍備のレベルは中国に対して全く不十分。
日本は半世紀以上にわたり、国防に大きな力を入れてこなかった。
新兵器を数種類導入、少しばかりの新戦略を採用しても問題は解決できない」
との見方を示したと紹介した。
なお「ディフェンス・ニュース」の原文は同じ部分で、
「日本はいくつかの有用な装備やハードウェアを購入しつつあるが、
60年にわたり防衛に対してあまりにも少しのものしか費やしていなかったことに対して、埋め合わせをする“銀の銃弾”(万能の解決策)またはすばらしい武器は存在しない」
と論じ、日本は単純なハードウェアの増強だけでなく、自衛隊員の給与引き上げや訓練予算の増強などを提案している。
**********
◆解説◆
環球網は愛国論調で知られるメディアだ。
上記記事も、日本の軍備について「わが方より劣る」との“自画自賛”のように読める。
しかし同時に“日本の軍国主義化”を強調し、自国側に「断固たる対応」を求める論調ではない。
中国では当局が報道を統制しており、メディアの論調にも、少なくとも平均すれば当局の意向が反映されている。
このところ中国では、日本に対する強硬策や対決姿勢を強調する記事が、一時期ほどには多く見られない状況だ。
』
『
サーチナニュース 2015-01-10 22:21
http://news.searchina.net/id/1556725?page=1
「DF31は一級品、米ミニットマンは不利」、
「核戦力、米国に遥かに及ばない」
・・・中国軍内で見解に差
中国メディアの中広網は9日、
「中国の東風31(DF31)ミサイルは絶対に世界の第一級だ」
との解説記事を発表した。
同記事は米国の戦略核ミサイルの「ミニットマン」には問題点があると主張した。
一方、同じく中国メディアの環球網は同日、中国の核戦力は米国に遥かに及ばないとする記事を発表した。
中広網は中国軍事科学院研究員である杜文龍上級大佐の、環球網は北京航空航天大学で教授を務める、劉江平海軍上級大佐の考えを紹介した。
いずれも解放軍の専門家だが、意見は全く逆となった。
★.杜上級大佐は
サイロから発射する米国の「ミニットマン3」は「地上における機動性で、優位性がまったくない」と主張。
逆に「DF31」は車両で運べることから、相手側からの攻撃に対して「生存率が高い。
2回目の攻撃では主な、あるいは重要な役割りを果たす」と主張した。
また、DF31に複数の弾頭を搭載させることについては、中国がすでに獲得している技術からすれば「極めて難しいわけではない」として、軍事的な理由で「望むか望まないかの問題」と主張した。
★.一方、劉上級大佐は
「大陸間弾道ミサイルでは、数量も射程も、中国と米国には大きな格差がある」
と指摘。
戦力面で、米国に対抗できると考えるのは誤りとの見方を示した。
中国では最近、米中の軍事対抗の話題が、多く紹介されるようになった。
多くはロシアでの報道によるもので、「米国は憂慮している」といった切り口が目立つ。
劉上級大佐は、「西側諸国がロシアに対して制裁を行っていることに関係しているのだろう」と指摘。
中国を巻き込んで軍事面において米国との対決色を強めさせ「(米国からの)圧力の一部を分担させたいのだろう」との見方を示した。
劉上級大佐は、
「中国は政策として、解放軍は米国を含め、他国や地域が先制核攻撃をしないかぎり、核兵器を使わないことを決めている」
ことにも触れた。
**********
◆解説◆
中国は「いかなる場合にも、核兵器を先に使うことはない」と主張しつづけてきた。
国際的に孤立していた中国が核を保有することで政治面などに及ぼす悪影響を避け、米ソなどと比べれば「質・量ともに極めて貧弱」な核兵器しかない中国にとって、報復攻撃に結びつく先制攻撃は選択できないとの判断があったと考えられる。
ただし、2012年に発表した国防白書には核兵器の「先制不使用」の文言がなかった。
ただし「核の先制不使用の放棄」を表明したわけではない。
2012年の国防白書は2年ぶりの発表で、前回の2010年版では、「中国は一貫して、核兵器の先制不使用の政策を遂行」としていた。
さらにその前回の08年版では
「中国はいかなる時、いかなる状況においても、核兵器の先制使用を行わず、非核の国と地域に対して核を使用したり、核で威嚇することはしない」
と表明していた。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年1月15日 8時52分
http://www.recordchina.co.jp/a100564.html
日本の先進エンジンは「40年前のソ連製に劣る」、
ヘリの墜落時の耐久性研究は「理解できない」―中国メディア
2015年1月13日、中国・国防科技信息網は、日本・防衛省技術研究本部がサイトに掲載した最新軍事技術研究項目を取り上げ、
「多くの先進技術の進歩度合いで日本は中国に劣っている」
と報じた。
以下はその概要。
先進技術実証機に搭載を想定している、ターボファンエンジンの「XF5-1」について防衛省技術研究本部は「数多くの先進技術を採用している」と述べているが、その技術指数は低い。
「XF5-1」の推力重量比は8程度で、最大推力は5トン。
これは1972年にソ連が製造したRD-33よりも低い数値。
エンジンの推力が低いため、搭載を想定している日本初の国産ステルス戦闘機の「先進技術実証機」(心神)も機体が小さく、先進的な設備や武器を搭載することができない。
さらに、偵察用ヘリコプター「OH-1」に関しては、墜落の耐久性に関する研究が開始したばかりとしていたが、これは理解できない。
墜落の耐久性は、先進的な武装ヘリの基本的な機能で、中国のWZ-10(武直10)は墜落したとしても、座席の95%が原型をとどめ、乗員の生存率は90%に上る。
』
『
レコードチャイナ 配信日時:2015年3月25日(水) 5時25分
http://www.recordchina.co.jp/a104845.html
日中韓の防空識別圏に進入したロシア機にスクランブル対応したのは日本だけ
=「中国は気が付かなかった」
「日本はビビってる」―中国ネット
2015年3月23日、中国の掲示板サイトに
「日中韓の防空識別圏に進入したロシアの爆撃機にスクランブル対応したのは日本だけ」
と題するスレッドが立った。
スレ主は、
「防衛省統合幕僚監部の発表によると、ロシア空軍戦略爆撃機Tu-95の2機が3月20日に日本の防空識別圏に進入したため、航空自衛隊戦闘機が緊急発進した。
今回の飛行ルートは中韓の防空識別圏も含まれているが、スクランブル対応したのは日本だけだった」
と伝えた。
これに対して中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。
「ロシアは戦争でも起こすつもりか?」
「ロシアはどこでももめごとを起こす世界の問題児」
「日本はビビってるだけだろ」
「この種の状況は日本と韓国は気が付くけど、もう一つの国は発見する能力がない」
「中国は気が付かなかったんだろうね。
ミャンマーの件を見ればよく分かる」
「ロシア機は明らかに日本に向かって飛んでいたんだ。
中国と韓国はスクランブルの必要はないだろ」
「防空識別圏は領空じゃないからな。
防空識別圏に進入してきた飛行機に悪意がないことが分かれば出動する必要性はない。
こんな簡単な理屈も分からないのか?」
「100年前に小日本がロシアと対戦していなかったら、中国の東北地方はロシアに占領されていただけでなく、アジアは白人たちによって分割されていただろう。
小日本はアジアを守る貢献をしたと言える」
』
「スクランブルできる日本」と
「スクランブルできない中国」
の軍事力の差が見えてくる。
_